奥本大三郎 ランボーはなぜ詩を捨てたのか インターナショナル新書 - 湾
発行元は新潮社インターナショナル。奥本大三郎氏は、虫屋である。野山で虫を追うのみならず、書斎においてファーブル昆虫記の完訳を成し遂げた斯界の偉人である。というか、本業はフランス文学者である。埼玉大学名誉教授。ランボーの専門家。言うまでもなく、ハリウッド映画ではなく、フランスの天才詩人アルチュール・ランボーの方である。そして、何を隠そう、私の恩師である。埼玉大学教養学部フランス文学研究室において、1年間、週一回、アルチュール・ランボーの原典購読を親しくご指導いただいた。1986年、私が大学3年生の折である。当時は、先生は、まだ、横浜国大の助教授か講師でいらして、埼大には、その一コマのみお出でであった。私は、哲学思想専攻であったが、奥本先生のランボーと、また別の先生のボードレールを受講していた。ということで、私にと...奥本大三郎ランボーはなぜ詩を捨てたのかインターナショナル新書
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