
休日、朝
私の淹れたコーヒーほど美味いコーヒーはない
妻と遅い朝食のあと
読みかけの本を傍らにおいて
音楽を聴いて
ルー・リードの歌うPale blue eyes
ボズ・スキャッグズのYou got my letter
ブライアン・フェリーのTokyo Jo
ホール&オーツのWait for me
まあ、そんなところで
いつの間に
そんなことになっていたのか
ペーパードリップで淹れたコーヒーが美味い
そんな自足した生活みたいなことでいいものかどうか
疑問ばかりでもあるのだが
実際
車の上がらない丘の上の苫屋に暮らし
処遇は不満で
未来は確かでない
暮らしが成り立つのかどうか
確実な保証はどこにもない
あんなことも
こんなことも
満たされていないし
不満や不安は切りがないわけで
でも、コーヒーは美味く
音楽はここちよく
妻は美しい
谷川俊太郎が何度目の妻のことかわからないが
美しいと言ったように
私の妻は美しい
こんな満足は芸術とは程遠いものかもしれないが
この満足を満足すること
ここには何かしらの結論はある
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