⇔出発当日のふじちゃんと富士山。絶景でした。
みなさまのお力添えで、北海道での聴導犬第1号となる聴導犬認定試験を、5月2日(実技試験)3日(認定委員による面接)でさせていただきました。 おかげさまで、「認定委員」全員による合格となられました。おめでとうございます。
ユーザーさんは、学生さんなので、日々、大学での必須項目、試験時期や研修など訓練時期など限られま したが、協会とのスケジュールに授業を受けながら、良くがんばってくださいました。
最初は、(福)日本聴導犬協会・初の「学生さん」であること。
「授業が多岐にわたり、特に実験やフィールドワークが多い」ことなど、ご本人とお話して、1年以上にわたる「体験」や「試行」的な訓練としてさせていた だきました。
この4月に「大学に導入できるのか、どうか」の試行として、候補犬のふじちゃんを北海道に。認定前でしたので、夜行電車「北斗星」の寝台車で(ふじちゃん、スタッフさんご苦労様でした)。特にふじちゃんはカートに入れてなので、大変でしたねぇ。
11日間に渡って、ご自宅および大学で の訓練をしました。 当初は、体験的な訓練としてでしたが、ご本人の「ユーザーさんとしての」意識や大学側でのサポート体制など、貸与できると判断し、訓練に切り替えま した。
もともと行動的な方なのと、アルバイトでの電車での移動や、ご実家への帰郷に同行するためなど「認定は早めにしましょう」という結果になりました。4月初旬ということもあり、2013年度の大学のシラバスが決まったばかりでした。
⇔ユーザーさんと一緒に走って、ハッピー顔です。
今後のスケジュールを見ると、フィールドワークやご本人の資格試験など、認定試験を受けに長野までいらしていただくには、時間設定が難しいことから、認定委員のご都合を5月の連休に合わせました。
認定委員の方々のご協力やご理解で、「北海道初の聴導犬」として、認定試験を見事に合格されました。
島々線のご協力で、認定試験用の乗車も、もちろんグッドマナーでした。
⇔写真の妙で、袋に入っているようですが、袋を枕にしているだけです。
⇔車内に、ハートの手すりを発見。
現在、厚生労働省への書類を作成しています。認定日は5月中になります。
本当におめでとうございます。候補犬からふじちゃんは聴導犬になれました。
当初は、認定を受けたばかりの聴導犬ふじちゃんと飛行機で北海道へ戻る予定でしたが、ご本人の都合で、6月とか7月とかに断続的に聴導犬ふじ ちゃんは、北海道に行きユーザーさんと暮らしますが、本格的な生活は9月からになります。
今後も、ご本人のさまざまな将来設計や要望があれば、協会でお預かりをお約束しています。
輝かしい未来のために、まだまだ発展途上のユーザーさんです。これからも、様々な生活での変化が起こるでしょう。
無理せず、聴導犬がお手伝いできる生活を続けてほしいと考えております。