日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」での
聴導犬普及するための『聴導犬ユーザー』による『聴導犬』キャラバン」Part2は、札幌です。
7月19日に札幌市にうかがいます。
この日は、カルチャーナイトと言われる札幌のあちこちで、文化交流のある日だそうです。
当日は北海道初の聴導犬ふじちゃんが参加します。
※(福)日本聴導犬協会では、ユーザーの個人情報保護と安全確保のために、補助犬の名前だけを出し、ユーザー名は具体的に出さないようにしています。
スタッフ矢澤Report:
日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」事業
No.1 「聴導犬普及するための『聴導犬ユーザー』による『聴導犬』出前デモンストレーション」 in 山形
(福)日本聴導犬協会の年間スケジュールの中でも、毎年、参加させて頂いております「全国ろうあ者大会」。今回の山形大会で16回目の参加を数える積み重ねとなりました。
参加のきっかけになりましたのは、(福)日本聴導犬協会がある宮田村のHさんのお誘いでした。「耳の不自由な方のための聴導犬事業なら、『全国ろうあ者大会』に参加しないとダメ」と、ご助言をくださいました。
当時は、「聴導犬」という言葉もご存じない方が多かったのですが、それでも、ブースをお訪ねくださいます方たちが口々に「聴導犬は高い」という認識の方も多く、この16年間、地道に地道に、「聴導犬は無料」をPRをさせて頂いて参りました。
この16年の中で、とても嬉しく幸せに思いますのが、ここ数年はユーザーさんが同行してくださり、ご自身の経験や良い変化を積極的に伝えてくださることです。
毎回、聴導犬ユーザーさんに同行していただきますが、今回は新潟の聴導犬いこまちゃんとユーザーKさんを途中でピックアップして、同行していただきました。たくさんの希望者や関心のある方に、Kさんの体験談はとても参考にも、勇気づけにもなったようです。
Kさんは、聴導犬いこまちゃんとの生活が3年目を迎え、強い信頼関係と愛情でとても輝いて生活をされています。そのお姿を拝見するだけで、訓練士にとってはやりがい、いきがいになります。また、聴導犬ユーザーさんと出掛けることは、とても勉強になり、訓練で足りないところはないかとか、聴導犬の思ってもみない効用で、ユーザーさんの生活はもちろん、お人柄まで変わられる幸せを感じ、私ども訓練士にとって貴重な機会となります。
今まで「耳の日」や「聴こえない方対象のイベント」に数多く参加させて頂きました。今回の2日間の「全国ろうあ者大会」でも、遠くから手を振ってきて下さる方、何度もブースに足を運んで下さる方、地元・長野から参加の方々の応援。「久し振り」「また会えたね」「協会は頑張っているね」と笑顔で声を掛けて下さるみなさまとの再会など、嬉しさの連続でした。
当日の助っ人は、聴導犬ユーザーKさんはもちろん、ボランティアY様が参加し、Y様のお引き立てで、手話グループ7名のみなさま。埼玉県からはH家のご家族が来てくださいました。(福)日本聴導犬協会のブースは楽しさいっぱいでした。
みなさま、(福)日本聴導犬協会のことはスタッフ以上にご存じです。終始笑顔で、協会活動や聴導犬についての説明をしてくださいました。
この日も(福)日本聴導犬協会が多くの方々に支えられていると、感謝とともに改めて実感いたしました。
その中で、全日本ろうあ連盟様からイベント出展の光栄なお誘いもいただけました。光栄なことで、これまでの参加を認めてくださった慶びは表現できません。
二日間のブースにいらしてくださいましたのは、聴導犬ユーザー希望の方や、聴導犬のデモ依頼、マスコミ取材まで頂き、積み重ねの大切さを改めて感じました。
翌日、山形県庁の障がい福祉課にもご挨拶に伺い、聴導犬ユーザーKさんの体験談の中で
「いこまちゃんが来てから、音を教えてくれる安心感だけでなく、一緒に暮らせて幸せが大きくなったこと、私自身が大きく変わりました。自分ではわからなかったけど、前は怖い顔をしていると言われることが多かったのに、今は笑顔になって気持ちも優しくなった」
との言葉に、私どもまで胸が熱くなりました。
山形市内では、一般の方々が優しく温かい目で聴導犬を見てくださる場面が多くありました。ユーザーKさんと聴導犬いこまちゃんは地元のバスに乗ったり、何件かのお店で買い物をされましたが、どこでも好意的に迎えてくださいました。
ただ、レストランではご理解頂き難く、入店まで時間が掛かる場面もありましたが、この2日間、たくさんの良い経験と今後の課題も意識できる機会となりました。
このような機会を頂戴できた日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」と、お手伝いをくださいましたみなさま、ブースに応援にきてくださいましたたくさんの方々に深く、感謝申し上げます。
福祉機器の会場にブースを持たせていただきます。
日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」助成 事業
第1回 「聴導犬普及するための『聴導犬ユーザー』による『聴導犬』キャラバン」を
山形県聴覚障害者協会主管の全国ろうあ者大会でのブースを持って、行わせていただきます。翌日の6月17日は、公的乗物などを利用して、あちこちで地元の方に聴導犬を見ていただきます。
よろしかったら、聴導犬いこまちゃん、ふじちゃん。聴導犬候補犬のぎんちゃんに、
会いにいらしてくださいね。
ボランティアH様ご一家と、Y様。手話チーム「由芽」の
手話通訳さんも来くれてます
『全日本聴導犬ユーザーの会』の協力で、聴導犬ユーザーさんによる「聴導犬」相談もできます。
■ 山形で、聴導犬ユーザーとMission(使命)を果たします。
Mission① 聴導犬に関する「アンケート」の実施(その場で記入してお渡しいただければ、(福)日本聴導犬協会特製 聴導犬マスコット)を差し上げます。ご自宅から、記入後にお送りいただければ、アンケートが到着次第、マスコットを郵送させていただきます。
Mission② 聴導犬についての「相談」を承ります
Mission③ 聴導犬同伴での飲食やお店での同伴に関する調査
Mission④ 各地の聴覚障害者協会様へのご挨拶などです。
ブースを持たせていただくのは、
第61回全国ろうあ者大会in山形(http://jfd2013-yamagata.rusk.to/)
H25年6月12日(水)~16日(日)
会場 山形ビッグウイングほかにて
主催:一般財団法人全日本ろうあ連盟 主管:一般社団法人山形県聴覚障害者協会
です。今回は、大々的なデモンストレーションではありません。
ブースでの聴導犬相談や資料の配布もさせていただきます。
毎年、全国ろうあ者大会にうかがってますが、参加させていただけますこと、感謝! です。
以前も申し上げましたが、日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」で各地の聴覚障害関連団体様と
「聴導犬普及するための『聴導犬ユーザー』による『聴導犬』出前デモンストレーション」での協働を開始。
今、少しずつ決まってきています。現在、予定ですが決まっているのは、
① 長野
② 北海道
③ 兵庫
④ 大阪(寝屋川)
です。このほかは、先方様での検討中になっています。
決定いたしましたら、広報いたします。
ぜひ、ご近所でのデモンストレーションがあれば、いらしてくださいね。
2014年度卒業となる「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」第6期生を、随時受け付け中です。
「聴導犬と介助犬」の訓練士をめざす方向けの聴導犬・介助犬訓練士養成の実践とアカデミカルな講義を組み入れた1年コースです。高校卒業してすぐの方も、退職後の第2の使命を考えていらっしゃる方も大歓迎です。お待ちしております。
① 補助犬に育成するための社会化
② 捨て犬から候補犬を選ぶアセスメント(査定)
③ 聴導犬のための聴導動作訓練
④ 介助犬のための介助動作訓練
⑤ スーパーや飲食店に入るパブリックアクセス訓練
⑥ バスや電車の乗る「高度な社会化」と実践
さらに、身体障害の方に聴導犬・介助犬を貸与するための
⑦ 補助犬ユーザー教育
⑧ 補助犬ユーザーアフターケアなど
となります。詳しくは、moto@hearingdog.or.jpへお問合せください。
サントリー様のご支援で、全国に設置いただいている「聴導犬おうえん自販機」。愛媛県にも設置第1号ができました。
さいき犬猫病院様です。自販機の表面には、(福)日本聴導犬協会の協会犬がいっぱい。会いに来てくださいね。
営業のY様からいただいた、きれいなさいき犬猫病院様の写真が、なぜか、開けられません。お見せできないのが、残念です。ありがとうございます。