創設(1996年)の1年後から始めさせていただいたたPro-Dog(愛犬家)School。(福)日本聴導犬協会の地域社会貢献として、主に地元の愛犬家のための訓練セミナーです。おかげさまで、今年18回目(春秋実施した年もあったので)を迎えます。
←伊那のかんてんぱぱさんに特別にお願いして、みんなでお食事に行きました。
(福)日本聴導犬協会の訓練哲学は、精神病の犬でないかぎり、社会化(犬としての経験や人の生活を体験していくこと)を積めば「すばらしく良くなる」と信じています。そのためには、愛犬家の信念が大事になりますが、「座れ、待て、伏せ」は 2の次。どんな場所でもリラックスできる、ストレスに強く、フレンドリーな愛犬が多くなることを目指しています。
今年の受講者の方は、34組様。ご家族での参加なので、約100名の方のご来所になります。
初回は、講義「しつけより、健康」なので、(福)日本聴導犬協会の訓練ホールで、講義を行います。
次の回から実技ですが、クラス分けがあります。
犬に対する攻撃性などのチェックを行い、A~D班に分けます。インストラクターさんたちにとっては、D班もA班もなく、最後には一緒に訓練を受けていただけるように、ご指導ができるのが目標です。
A班は、生後4,5カ月の幼犬と、攻撃性なしで社会性高しの子たちです。他の犬たちとどんどん遊んで、犬のアイデンティティなどを創っていきます。飼い主さん同士で、どの犬にもご褒美をあげたり、誉めたりすることで、「犬にも人にも良い」子に育ちます。
B班は、A班にちかいですが、個性が出てきて他の犬への恐怖心がちょっと出てきているくらいの段階。攻撃性は見られません。
C班は、恐怖心のために多少攻撃性は見せますが、社会性を高めれば、のちのちにはA班になれる子たちです。
D班の子は、大人の子が多く、ほとんどが社会性の欠如で攻撃性が見られますが、この5回のコースの中で、仲よくしている他の犬たちを見て、だんだんに改善されていきます。全部の子とは無理ですが、特定のお友達犬ができた子もいます。
とまあ、今年もスタッフにとっても日本聴導犬・介助犬訓練士学院生にとっても、様々な犬種と飼い主さんとの関係を勉強できる、エキサイティングなPro-Dog Schoolの始まりです。ワクワク
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