
(2013.11.23訪問)
時は今、赤が競う今盛りの情報に人出の凄さを覚悟して京阪特急に乗りました。一昔前の通勤地獄そのまま
スシ詰め、停車駅ごとに人は情け容赦なく乗り込んできます。上半身左、下半身右に向いたまま三条まで。
京洛北には比叡山を借景としたお庭を持つお寺が数ヵ寺その美を競っていますが、ここ正伝寺もその一つ。
日常の煩の世界から静の世界へ、ひと時の寂を求めてやってまいりましたよ、西賀茂正伝寺。さすがにここ
は人影まばら。
▼枯山水庭園。

[ 正伝寺 ]
●山号 吉祥山 ( きっしょうさん )
●寺号 正伝寺 ( しょうでんじ ) 正式名称 正伝護国禅寺
●宗派 臨済宗南禅寺派
●開山 兀庵普寧( ごつあんふねい )
南宋の臨済僧。文応元年(1260年)蘭渓道隆の招聘で来日。鎌倉建長寺二世。
●開創 文永五年 ( 1268年 )
●開基 東巌慧安(とうがんえあん)
●本尊 釈迦牟尼仏。
▲京都市北区西賀茂北鎮守庵町72 TEL.075-491-3259
▲拝観時間 午前九時~午後五時
▲拝観料 300円 御朱印300円
▲JR京都駅から市バス9番で西賀茂車庫行、神光院前下車、徒歩15分
三条京阪から市バス37番で西賀茂車庫行、神光院前下車、徒歩15分
正伝寺縁起 (正伝寺パンフレットから抄出)
鎌倉時代来朝した兀庵普寧禅師の法を継いだ東巌慧安禅師が開創された禅寺です。弘安五年加茂の祠官森経
久が西加茂の地に荘園を寄贈し諸堂伽藍を造営し壮観を極めたと伝えられています。
▼寺名石標。

▼山門。

▼錦秋影。

▼無言の気の異界へ第一歩。

▼参道。

▼参道中程に建つ中門。
まさに鷲峯山への誘口のような。そう云えばこのお寺の北は五山送り火の船形の船山です。

▼石段を少々上ります。

▼もみじのトンネルの向こうに庫裡が見えてきました。

▼立派な庫裡です。

▼難転。

▼二回鳴らしました。すぐにご住職が来られましたヨ。

方丈の受付を入るとスグに枯山水庭園が。
▼比叡山借景の枯山水庭園、「獅子の児渡し庭園」ほぼ正面から。

作庭江戸初期、作小堀遠州。白砂敷平庭でサツキの刈り込みによって七五三調を表現した枯山水で、遥かに
比叡の霊峰を取り入れた借景式の庭園でその枯淡な風格は禅苑の心の静けさを味わしめるものがあります。
(正伝寺パンフレットから)
▼北東方向。

▼南東方向。

▼方丈門前の紅葉です。

▼白塀越しの比叡山。

▼障子越しのお庭も、切り取った一幅の絵のようです。

▼方丈扁額と血天井。
方丈は伏見桃山城の遺構御成殿を承応二年 (1653年) に移築したものだそうです。

方丈広縁に残る血天井は、関ヶ原の戦前に伏見桃山城で徳川方の鳥居元忠以下千二百余名が割腹した時の廊
下の一部を移したもの。手形など見えますか?
▼もみじ越しの方丈。方丈外観の撮れる所、見つかりませんでした。

▼少し離れた所からの方丈。

▼少し角度を変えての方丈。

▼方丈門。この辺りの紅葉はまさに赤と橙の綾錦。

▼鐘楼の周りも染まっています。

▼なかなかの愛嬌者、だるまタヌキ。

▼もみじに送られながら来た道を帰ります。

▼御朱印です。

▼参道脇に竹林が。

グリーンのざわめきがどうも人の声のような、横を見るとカートが走ってきました。
そうなんです、このお寺の周囲はゴルフ場なんです。
鬱蒼の緑と赤グラデの競演、深閑な山寺の雰囲気が一瞬、エッ!!!!!
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