土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

法然院、白砂檀の間を通って清めの浄域へ。

2013年12月04日 | 京都の古寺巡り



(2013.11.30訪問)

やはり特別公開の日は過ぎていましたので、本堂内や方丈庭園への拝観は出来ません。拝観出来
る範囲は限定され、決して広くない境内ですが、鬱蒼の緑から錦の彩り、雅な赤が境内を纏うこ
の時期、雅と鄙を併せ持った趣を感じさせ、人々の列が途切れることはありません。この時期、
このお寺の人気は凄いですワ。


▼本堂前の紅葉。




[ 法然院 ]
●山号 善気山(ぜんきざん)
●院号 法然院(ほうねんいん)
●寺号 萬無教寺(まんむきょうじ)
●宗派 浄土宗単立
●開基 法然上人(ほうねんしょうにん)
●中興 萬無(まんむしょうにん)忍澂上人(にんちょうしょうにん)
●本尊 阿弥陀如来坐像。
▲京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 TEL.075-771-2420
▲拝観料 無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料となります。)
▲拝観時間 午前六時?午後四時
「春季 伽藍内特別公開」毎年四月一日?七日 午前九時半?午後四時 文化財保存協力料 500円
「秋季 伽藍内特別公開」毎年十一月一日?七日 午前九時?午後四時 文化財保存協力料 800円
▲http://www.honen-in.jp/index.html
▲JR京都駅から市バス5番で岩倉行、浄土寺下車、山に向かって徒歩10分
 四条河原町から市バス32番で銀閣寺前行、南田町下車、山に向かって徒歩5分
 京阪出町柳駅より市バス錦林車庫行、浄土寺下車、山に向かって徒歩10分

法然院縁起 (法然院HPから抄出)
鎌倉時代、宗祖法然上人は、鹿ヶ谷の草庵で弟子の安楽・住蓮とともに、念佛三昧の別行を修し、
六時礼讃を唱えられた。建永元年(1206年)十二月、後鳥羽上皇の熊野臨幸中に、院の女房松虫、
鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流
罪、安楽、住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなった。江戸時代初期の延宝
八年(1680年)知恩院第三十八世萬無和尚は、宗祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立すること
を発願し、弟子の忍澂和尚によって、現在の伽藍の基礎が築かれた。


▼寺名石柱。





▼石段を上ると黒門、山門参道へと続きます。





▼山門と紅葉。





▼数寄屋造り有名茅葺き山門はすぐそこに。





▼山門を潜ると両側が白砂檀です。暗くてどうもスンマセン。真ん中の参道は水を表し、心身清
 めて浄域へ。





▼左双鶴と思うんですが、これが白砂を固めた盛り砂、これが白砂檀です。





▼山門横の紅葉。





▼境内から山門を見る。





▼講堂。元禄七年(1694年)建立の大浴室であったが、現在は講堂として、イベントなどに利用さ
 れているそうです。





▼放生池の石橋。





▼葉っぱを水口に使う名物蹲。





▼放生池の逆さ紅葉。水面に映る紅葉のきれいなこと。





▼相当燃えてますネ。





▼十三重石塔。





▼経蔵。





▼地蔵菩薩。本堂正面の石段上の尊像は、元禄三年(1690年)忍澂和尚四十六歳の時、自身と等身
 大の地蔵菩薩像を鋳造させ、安置されたものだそうです。





▼本堂前の紅葉。





冒頭で「雅と鄙を併せ持った趣を感じさせ」なんて偉そうなことを書きましたが、錦秋世界の美、
赤や朱が織りなす天然の美などを理解する美的感覚をボクは持ち合わせていません。
と云うのはヘタでヒドイ写真の言い訳です。このごろのカメラはいいハズなんですがねェ……。
法然院 オ シ マ イ

ですが、今日はまだ終わりませんヨ、これから出町柳までウォーキング!!!



↓ ポチッと押していただければたいへん嬉しいのですが。

神社・お寺巡り ブログランキングへ