(2015.06.20訪問)
今日は西国三十三カ所十六番札所清水さんの御朱印を戴くために、京阪祇園四条から花見小路をフラフラ歩いていると
思ってください。建仁寺北門まで来ると、塔頭両足院「半夏生の庭園特別公開」のポスターが貼ってあると思ってくだ
さい。両足院にいつの間にか入っていました。と云うことで二年ぶりの半夏生観賞。
帰りに清水さんに寄ろうと思っていたんですが、気が付いたら京阪特急の中でした。
▼白い主張はことの外涼しげで綺麗です。
[ 両足院 ]
●寺号 両足院(りょうそくいん)
●宗派 臨済宗建仁寺派大本山建仁寺塔頭
●創建 開創1350年代
●開山 龍山徳見禅師(りゅうざんとっけん)
●本尊 阿弥陀如来立像
▲京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591 電話 075-561-3216
▲http://www.ryosokuin.com/
▲拝観料 初夏特別拝観600円 茶室特別公開茶菓付500円。御朱印300円。
▲JR京都駅より市バス206系統、100系統 四条京阪下車、大和大路通りを南へ5分
京阪電車 祇園四条下車、東へ信号2つ目、花見小路南へ突当り、徒歩7分
阪急電車 河原町下車、徒歩10分
▼例年この山門から入山してたと思うんですが……、
例年の出口に新たに受付がありました。
両足院縁起 (両足院HPから抄出)
両足院は、建仁寺の開山、明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈、黄龍派(おうりょうは)を受け継ぐ龍山徳見(りゅう
ざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。
▼山門からの参道。人の姿は見えません、しかし……、
▼唐破風門の丸窓、緑の世界に気もそぞろ。
▼入山受付後、先ず方丈へ。
▼内部は見にくいですが、すでに多くの方が説明を受けてました。
▼方丈前庭は枯山水庭園になってます。
▼まだ白の世界は見えてきません。順路に沿って書院へ行きましょう。
▼ジャジャジャーン! さすがのボクも前に出る勇気は持ち合わせていません。なんせ気が弱いので。
▼さて、半夏生のオンパレードといきましょか。
両足院では、庭園の池のまわりに約800株が植えられています。
半夏生は一茎の上から何枚目かまでが白くなるそうで、夏至から数えて11日目、7月1日か2日、あるいはその日から五
日間を「半夏生」と呼びその頃に花が咲くことから「半夏生」と呼ばれ、それが過ぎると葉はもとの緑に戻るそうです。
▼池畔に沿って白い帯が続きます。まさに池泉回遊式のお庭、ゆっくり歩きましょうか。
▼池と半夏生、写るのが青空だったら云うことなしですのにネ。
▼白い葉の間の房状が花なんです。花が開いてしまうと、白いお化粧もオシマイ。
▼書院のお座敷から撮ったカットです。池の向こうのチョット大きめの石、達磨大師石と呼んでるそうです。
▼飛び石をつたって……、
▼石橋を渡って……、
▼茶亭水月亭にやってまいりました。織田有楽斎好みの如庵の写しだそうで、
▼部屋を広く見せる三角形の鱗板が見えます。
▼腰張りに中国暦が貼られています。
▼水月亭の隣、臨池亭で池面に映る半夏生を愛でながらお茶を一服。
▼茶亭前の灯籠と蹲踞。石と苔と半夏生、絶妙の美。
▼汀の白は周りの緑を一層引き立てています。
▼松の緑も元気がいいし…、
▼飛び石もトントントンとリズミカル…、
▼池の石までウキウキと。
▼アップで見てもヤッパリ不思議な葉っぱですネ。
▼奥に見える左、水月亭、右がお茶を戴いた臨池亭。
▼こぼれそうな白。
▼高台から書院。座敷は人で相変わらずイッパイ。
▼汀に映る半夏生、もう一つの美でしょうか。
▼ポツンと一茎、白の主張が……。
▼竹に白。
▼まもなくポツリと来そうな空模様、ボツボツ失礼しましょうか。
▼京阪電車の駅と花見小路、建仁寺境内にポスター告知されてます。
訪ねたのが夏至前の20日、少し早いんじゃないかと思いつつ両足院へ、書院で若住職(副住職)に聞くともう見頃ですよ
とのこと、成る程書院前の変化に富んだ池を中心にしたお庭には緑の中で白い葉っぱが堂々の主張、綺麗ですよ。
白無垢と云う言葉は汚れなき白、清純な緑の中で清楚で真っ白な葉っぱが、より一層周りの空気を浄化、精神の領域ま
でもが洗われるように澄み渡る、精神衛生上非常に結構な半夏生のお庭は、建仁寺塔頭の両足院でした。
7月9日まで公開中!
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