塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

バイエルンとチェルシーの優勝が決定

2010-05-11 01:30:30 | 日記
 ドイツでは2年ぶりにバイエルンがマイスターシャーレと抱擁し、イングランドではアンチェロッティがチェルシーを優勝に導き、残る優勝争いはイタリアとスペインのみとなりました。

 インテルファンの僕はもちろんインテルの5連覇に期待しますが、僕がもしインテルファンでなかったら、ローマの戴冠を願っていたでしょうね。前にも何度か書きましたが、現在の資金力によって優勝が左右される中、地方クラブが優勝する事はそれだけで価値あることですし、これ以上リーグに新鮮さを与える出来事もないからです。

 かつてはビッグクラブとして名を馳せたクラブも、今は経営が非常に苦しくなっていると聞きます。

 例えばオランダを例にとります。
 2009シーズンのAZ、そして今季のトゥベンテと2シーズン続いて地方クラブが優勝しましたが、裏を返せばアヤックスとフェイエノールト、そしてPSVの競争力が落ちているという意味もあります。

 もし仮にアヤックスとPSVに豊富な資金と運営力があれば、ファン・デルファールトやスナイデル、バベルといった主力を全て放出する必要はなかったかもしれませんし、レアルをお払い箱になったニステルローイとロッベンを、再びクラブの招く事ができたかもしれません。

 しかし元アヤックスの選手達は、イングランドやイタリアで活躍を見せていますし、元PSVのふたりは母国ではなくブンデスリーガを移籍先に選びました。

 もちろんクラブの「格」だけでなく、リーグ全体の魅力や観客動員で移籍先を選んでるわけですから、責任が全てクラブにあるわけではありませんが、このままでは「4大リーグ」とその他のリーグの差は開く一方ですし、スペインでは「レアルとバルサ」とその他のクラブと言う図式は、もはや崩れる気配はありません。

 シーズン開幕前の優勝予想は新聞、雑誌の目玉でしたがこれからは違う企画をシーズンの最初に用意しなければならないようです。

 でも同じ欧州と同じ現象は、ここ日本でも変わりありませんが。
コメント
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