塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

カズ、43歳と5ヶ月でゴールを奪う

2010-08-09 01:54:07 | 日記
 サッカー雑誌の三面記事には、よく夜遊びするサッカー選手の乱れた姿が掲載されます。

 その代表例がロナウジーニョであり、今季ローマの一員となり再びイタリアでプレイすえうアドリアーノでしょう。

 これらの出来事が笑えないのは、遊んでいる選手に対して店の客が
 「明日も練習があるんだろう。だから遊んでいないで早く帰って寝ろよ!!」
 と選手に忠告することがあるからです。

 でもこの話、よく考えてみるとおかしな話です。

 確かにサッカー選手は体が資本です。
 
 睡眠、食事、練習のいずれもおろそかにできませんから、お客が選手に忠告するのは当然の出来事です。

 でも夜遊びを避けるべきなのは、人間皆同じです。夜は犯罪に巻き込まれやすいですし、体力の消費という点でも控えた方が良いですね。

 つまり注意をしているお客たちも、夜遊びをしている時点で選手達と何ら変わらないわけですから、こんなおかしな話は無いと思うのです。

 従ってファジアーノ岡山戦で、カズが43歳5ヶ月と12日で記録したゴールは、いかにカズが自分の身体と毎日真正面から向き合っているか、良い証拠だと言えます。

 僕はプロの選手に一番必要な要素は
 「技術」
 だと思いますが、

 カズを見ているとその技術を引き出すには、体力と精神力が必要不可欠なことが見えてきます。

 ホームの「ニッパツ・三ツ沢」に集まった4235人の横浜FCのファンは、かけがえのないゴールの目撃者になりました。

 敗れはしましたが、ファジアーノ岡山のファンもカズのゴールを見れた事は、まんざらではない気持ちかもしれません。
コメント
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