塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

誰もが感じ得ないほどの大きな重圧(2)

2010-08-08 01:37:52 | 日記
 例えば初戦のベルギー戦、守備の要の森岡が負傷退場し、交代の宮本が忠実にオフサイドを取ろうとして失点し、続くロシアとチュニジアとの戦いに不安を残しました。

 そのロシア戦は幸運にも、アレクサンドル・モストボイの欠場もあり、稲本のゴールで日本がワールドカップで始めての勝利を経験し、宮城スタジアムでトルコに破れるまで、日本の熱狂が止む事はありませんでした。

 しかも2002年は韓国との共催でしたから
 「日本と韓国、どちらが先に姿を消すのか?」
 という穿った見方があったことも事実ですし、

 「誤審」だとか「運」の勝利だとか罵られはしましたが、韓国の4強進出はやはり偉大な成果と言えます。

 南アフリカの例を見てもわかるように、
 伝統に欠けている国が、運だけで4強に進出できるほど、ワールドカップは単純なものではありません。

 過去に
 1990年のカメルーン
 2002年のセネガルなど旋風を巻き起こした代表はありましたが、どちらも8強で散っています。

 勢いだけでは8強がやっとという証明と言えるでしょうし、韓国はヒディンクの指導の下、実力で4位の座を勝ち取ったとみるべきでしょう。

 彼らだって大会前は、どこかに不安や緊張を感じていたはずです。
 でもそのマイナスをプラスに変えたのが、ヒディンクの手腕なのでしょう。

 ですから松本工業の試合を見ていた時間、
 僕は
 「僕が監督なら、選手にどんな言葉をかけるべきだろうか?」
 と考えてみましたが、考えはまとまりませんでした。

 選手の心理を見通して最適の言葉を掛けることも、監督の大切な仕事と言えます。
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誰もが感じ得ないほどの大きな重圧

2010-08-08 01:29:12 | 日記
 6日から夏の高校野球が始まりました。

 僕の住む長野県の代表の松本工業は14-1で破れ、大会から姿をけしました。

 松本工業は今大会が始めての甲子園出場なんです。
 加えて
 「大会初日」
 「第1試合」

 という厳しい条件の中での試合でしたから、
 「平常心を保て」
 という方が無理な注文というものです。

 僕は仕事だったのでほんのわずか見ただけですが、ほぼ全ての選手がぎこちない動きに見えました。

 僕らだって会社の昇進試験の他、高校入試や会社面接など随分緊張を強いられた経験があります。

 身近な環境でこれだけ冷や汗を掻くのですから、

 先日行われたワールドカップのホスト国、南アフリカの選手達は大会前、どのような気持ちで過ごしていたのでしょうか。

 日本も8年前は異常なまでのサッカー熱にうなされましたが、ホスト国がグループリーグを突破することの難しさを、あの時僕らは目のあたりにしましたよね。
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