塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ダービーの難しさと熱き戦い

2010-08-14 00:29:08 | 日記
 ダービーマッチは優勝決定戦や降格試合よりも盛り上がる物ですが、実現が難しいという側面もあります。

 今季信州ダービーが開催されないように、どちらか片方のクラブが異なるカテゴリーに属していればダービーは開催されませんし、かつてユヴェントスが「カルチョ・スキャンダル」でセリエBに降格したように、クラブの実力不足ではなく、不祥事で降格が言い渡されることもありますしね。

 理想を言えば
 セルティックとレンジャーズの「オールドファーム」
 スポルティングとベンフィカの「リスボンダービー」

 のように鎬を削るクラブが同じ都市にあり、加えて両クラブの実力差に開きが無いことが理想ですが、この点を満たす事もなかなか難しいですね。

 例えば近年のミラノダービーは、ミランが緊縮財政に向かっていることもあり、インテルに有利な場面が増えてきましたし、日本でもセレッソとガンバの大阪ダービーでは、ガンバのタイトル数が圧倒的にセレッソを上回っていますから、実力差というのはなかなか埋まりません。

 ただダービーの場合、今僕が挙げた
 「実力の拮抗」
 「同じ都市を本拠地に持つ」

 事が不利に働くことがあります。

 先に挙げたオールドファームやボカとリーベルのダービーのように、ファンが興奮しすぎて暴動騒ぎを起こす事がありますし、警察や警備隊とひと悶着起こす輩もでてきますからね。

 日本のダービーは、世界のサッカーシーンから見れば「節度」あるダービーマッチと言えるはずです。

 信州ダービーが再び実現するのはいつになるのかわかりませんが、その際は警官隊と警備隊のお世話にならないような応援を、両クラブのファンは心がけないといけません。
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