塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

足音のしない移籍市場

2010-08-23 01:35:13 | 日記
 今年はまだ景気の良い話が聞こえてきませんね。

 後10日程で夏の移籍市場が閉まるというのに、世界が仰天するようなビッグ・ディールの話は全く聞こえてきません。

 むしろレアルがモウリーニョを招聘し、モウリーニョが去ったインテルにベニテスが就任し、そのリバプールはフラムからホジゾンを引き抜いた

 「玉突き人事」
 と呼んでもよいような、監督人事の方が目立つくらいですね。

 去年の今頃発売された専門誌には
 「レアルの金の使い方は狂気の沙汰だ!!」

 とカカとベンゼマ、ロナウドにシャビ・アロンソと貪欲に選手を買い求めた昨年のレアルの振る舞いを、一刀両断している記事が多いですね。

 レアルに鼻持ちならない感触を得ている人間は、彼らが手放したロッベンとスナイデルの獅子奮迅の活躍を見て

 「そら見たことか!!」
 とせせら笑っているのかもしれませんが、

 エジルやカルバーリョなど、抑え目な補強に終始しているレアルを見て、彼らは首を傾げているのかもしれません。

 昨年はレアル以外でも

 マンチェスター・ユナイテッドがオーウエンを獲得し、
 マンチャスター・シティが、アデバヨールにテベス、バリーを獲得するなど目立った動きが他のクラブでもありましたから、尚更今季の動きの鈍さが強調されるのでしょう。

 ただ毎年今の時期急ピッチでイヤー・ブックを作成している出版社の皆さんは、安堵の溜息をついているのかもしれません。

 選手の動きが少なければ、それだけ写真や資料を用意する負担が減りますし、作業量も随分抑えられるでしょうからね。

 ただ8月31日当日の駆け込み移籍もありますから、安泰というわけにはいかないでしょうが。

コメント
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