塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レイソルの優勝をジェフはどう捉えるか

2011-12-03 23:20:08 | 日記
 ジェフのファンは、宿敵が成し遂げた偉業を、悔しさを噛み殺しながら見ていたので
しょうか。

 同じ千葉県の本拠地を置くふたつのクラブ、ジェフとレイソル。
 
 単純に獲得したタイトルの数で言えば、ジェフの方が上でした。

 (レイソルがJ1で優勝するまでは、彼らがナビスコカップを1つ獲得。
  一方のジェフは、ナビスコカップを2度、しかも連覇の形で獲得しました。)

 J2の優勝を考慮すると、タイトル数は同じなわけですが、今回のレイソルのJ1制覇
はジェフの強化方針に、大きな影響を与えるかもしれません。

 宿敵は来季のアジア・チャンピオンズリーグに加え、まもなく開催する

 「クラブ・ワールドカップ」

 にも出場します。

 レイソルファンの、ジェフファンに対する優越感は相当でしょうし、何よりもジェフ
はレイソルが王者として戦う2012シーズン、J1の舞台にはいないわけです。

 ジェフのフロントは迅速に動かねば、ファンからの厳しい要求に答えられないでしょう。

 レッズとアルディージャ
 ガンバとセレッソ
 
 ジェフとレイソルのように、ひとつの県に複数のサッカークラブが存在するのは、日本
でも珍しい光景では無くなりましたが、不思議と欧州同様、タイトルに恵まれるクラブと
そうでないクラブに、分裂する模様です。

 ジェフの試合を見ていない僕が言うのも何ですが、来季はジェフにとって本当の意味で
真価が問われると思います。
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サガン、コンサドーレがJ1に復帰

2011-12-03 19:26:46 | 日記
 まずお詫びから始めます。

 前回、前々回のブログで僕はレッズとレイソルの一戦を「国立」と書きましたが、会場
は「埼玉スタジアム2002」でした。

 ご面倒かけ申し訳ありません。

 本題に入ります。

 FC東京に続き、サガンとコンサドーレのJⅠ昇格が決定しました。

 3クラブの関係者の皆様、本当におめでとうございます。

 FC東京は文字通り圧勝で公約に掲げた1年でのJ1復帰を達成しましたが、サガンと
コンサドーレは喜びもひとしおでしょうね。

 前者は初の、後者が4シーズン振りのJ1になりますが、昇格は戦いの始まりでしかあり
ません。

 特にコンサドーレは、アビスパや京都サンガと同じように

 「ヨーヨー・クラブ」

 になりつつありますから、選手補強とキャンプ地の設定、そして練習試合の相手など、綿密
な準備を立てなければ、前回同様1年でJ2に戻ってしまいかねません。

 ファイターズが確実に新規ファンを拡大している今、コンサドーレも彼らに大きな刺激を与え
る戦いが求められます。

 またサガンはJ1残留が最大の目標だと思いますが、リーガのレバンテ、ブンデスリーガの
ホッフェンハイムやマインツのような

 「旋風」

 を巻き起こして欲しいですね。

 昇格クラブの健闘は、それだけで清清しい風がリーグを吹き抜けますし、メディアにとっても
格好の話題になりますから。

 選手の皆さんは暫しの休息の後、新たなシーズンが始まりますが、J1、J2選手の皆さん
全てに敬意を表したいと思います。
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北嶋が浮かべた涙の思い

2011-12-03 17:55:26 | 日記
 優勝が決まった瞬間、北嶋が泣いていましたね。

 エスパルスに在籍していた時期もありますが、やはりレイソルの事が忘れられなかった
のでしょう。

 母校である市立船橋時代を含めると、北嶋のサッカーは文字通り

 「千葉県」

 と共に歩んできた形になります。

 シジマールGKコーチも、現役時代はエスパルスのファンから愛された選手のひとりで
したね。

 その古巣が、優勝の可能性を残す3位ガンバと対戦する事を、ふたりはどのように捉え
ていたのでしょうか?

 でも他の選手同様

 「他会場の結果は関係ない。
  僕たちが勝てば良いだけのこと。」

 この強い気持ちで埼玉入りしたと、僕は予想します。

 僕は2-1になった時点で、ネルシーニョ監督は北嶋を投入して、落ち着きを取り戻させ
ようとすると考えました。

 しかし選手達の成長を促す為でしょうか、指揮官は彼の投入を最後まで見送りました。

 でも北嶋にとって出場するかどうかは、些細な出来事だったのかもしれません。

 愛して止まないレイソルの優勝を、この目で見届け仲間を心から鼓舞する。

 この役目を果たせたからこそ、目に涙が浮かんだのだと思います。
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堀監督が示した交代枠の妙

2011-12-03 17:42:18 | 日記
 テレビで見ている僕が緊張したくらいですから、新潟、清水、そして埼玉で状況を
見守ったファンは、気の休まる状況では無かった事でしょう。

 僕がレイソル対レッズの試合を観て思ったこと。それは

 「選手交代の妙」

 でした。

 堀監督は後半それまで1トップを張っていた山田から、FWが本職の原を投入し、打開
を図ります。

 この一見

 「シンプル」

 な交代策が実り、レッズの攻撃にゆとりが生まれ、後半8分に柏木がゴールを奪います。

 2-1でリードしているにも関わらず、レイソルから落ち着きが消えると、レッズは
マゾーラを投入し、ピッチ幅を最高に広げることで、レイソル守備陣に生じた

 「ギャップ」

 を突こうとします。

 原口とマゾーラがタッチラインを駆け抜けることで、レイソルの守備陣が拡散すること
を目的とした交代でしたが、レイソルが3点目を奪ったことで、レッズは

 「万事休す」

 の形になりました。

 でも後半25分の間、ペースは明らかにレッズにありました。

 僕達が思う鮮やかな交代と言うと、フース・ヒディンクのような大胆な策略、1995年
にマリノスを率いたホルヘ・ソラリが演じた

 「3人同時交代」

 などが思い浮かびますが、堀監督が行った

 「本職の選手を使う。」

 という単純な交代が、流れを取り戻す有効な策ということを、改めて痛感しました。

 もし3点目が入っていなければ、案外レイソルの優勝は無かったかもしれません。
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ヨネックス、J1参戦は最高の1年に

2011-12-03 17:35:24 | 日記
 ヨネックスにしては最高の、アンブロにとってはほろ苦い1年になりました。

 柏レイソルが遂にJ1初優勝を成し遂げましたが、サプライヤーのヨネックスからすれ
ば、本格的なJリーグ参入で、初年度からここまでの

 「露出」
 「好結果」

 を得られるとは考えてもなかったことでしょう。

 僕がヨネックスの取締役ならば、レイソルとのスポンサーシップを提案した従業員と製造
責任者に

 「臨時ボーナス」

 を出すと思います。

 それくらいヨネックスからすれば、レイソルとの契約は画期的な代物だったと思います。

 一方アンブロは昨シーズンまでレイソルのサプライヤーを務め、今季は契約先のガンバ
が最終節まで優勝の可能性を残しましたが、残念な結果に終わりました。

 アンブロは今、欧州で最高の勢いを持つ

 「マンチェスター・シティ」

 を支援していますが、仮にレイソルとの契約が続いていれば、クラブ・ワールドカップの
露出と、J1の首位と3位という強豪を支援しているとい、格好の立場にあったわけです。

 金銭的な問題なのか、契約期間の問題かはわかりかねますが、アンブロからすれば悔しい
結果となりました。
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