塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジルメディア、バルセロナに賞賛の声

2011-12-19 23:00:25 | 日記
 サッカーが生きがいのブラジルにとって、サントスの敗戦はさぞかし多くの批判を
集めていると思いきや、そうではないようです。

 メディアもファンも、口にするのはバルセロナへの

 「賛辞」

 のみで、0-4の完封負けを喫した点については、まだ反省点を指摘してはいない
模様です。

 これは正直唸る思いです。

 ブラジルは自他共に認めるサッカーの王国であり、イタリアやドイツのような強国の
ファンでも、セレソンのジャージを着ることは大目も見られるほどです。

 ですからファンもメディアも、セレソンの戦いぶり、贔屓クラブの結果にはこちらが

 「過剰」

 とも思えるような批判を浴びせることがありますし、ブラジル大統領の汚職は許され
ても、代表監督の失敗、つまりワールドカップでの敗戦は許されることがありません。

 例外は1982、86年大会を率いた

 「テレ・サンターナ」

 のみでしょう。

 そのブラジルのメディアとファンが、ここまで相手を賞賛し、脱帽したことが過去に
も現在にも無いことを考えると、今回のバルセロナの世界一は、ある意味センセーショ
ナルかつ

 「スキャンダル」

 と言えそうです。

 「ブラジルが脱帽した。」

 この事柄だけを考えても、バルセロナのファンの自尊心を満たし、レアルファンの憂鬱
さが想像できます。
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レイソルの挑戦は2012年への大きな刺激に

2011-12-19 18:36:01 | 日記
 2011シーズンの日本サッカーは、天皇杯と高校選手権で終えようとしています。

 僕はレイソルがJ1を制覇し、クラブ・ワールドカップに出場したことは、2012
シーズンの多大な影響を及ぼすと思います。

 レイソルはレッズ、ガンバとは異なり日本のクラブでは初めて

 「開催国枠」

 として出場しましたが、アル・サド戦を含めて4試合もこの大舞台で戦うことができ
ました。

 スポンサーを務めるトヨタも日本のクラブが数多く試合をこなして欲しいと思うで
しょうし、レイソルのスポンサーも大満足だったと思います。

 「Jリーグで優勝すれば賞金が2億円手に入る!
  そしてクラブ・ワールドカップに出場できる!!
  代表に入らなくとも、世界がオレの存在に気付く!!!」

 と、選手は奮い立つでしょうし、クラブにだって収益金は分配されるでしょうから、
有難い話です。

 J1は7位までは賞金が配られますね。

 それは
 ヨーロッパでいう「ヨーロッパ・リーグ」
 南米でいう「コパ・スダ・アメリカーナ」

 というチャンピオンズ・リーグとりベルタ・ドーレスに続く第2の大会が今アジアで
は存在しませんから、中だるみを無くす上で1つの方法だと言えます。

 J1もクラブ間の差がバラつきはじめ、

 「優勝候補」
 「中位クラス」
 「残留が目標」

 と思惑が異なるようになりました。

 優勝を狙えるクラブは貪欲に戦い、今季のレイソルのように世界での真剣舞台を楽しんで
欲しいと思います。

 「スルガ・バンクカップ」

 もありますが、これは1試合しか行われませんからね。
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バルセロナ、サントスに完勝し日本を後にする

2011-12-19 15:18:48 | 日記
 今の時期、扉を全開にした際の冷たい空気よりも、

 「隙間風」

 の方が堪えますよね。

 バルセロナのサッカーというのは、この隙間風のような嫌らしさが、対戦相手にとって
脅威なのでしょう。

 僕は仕事の為、昨日のサントス戦は見ていません。

 スポーツナビに掲載されているルイス・アウグスト・モナコ氏のコラムによりますと、
サントスは

 「3-5-2の布陣で挑む」
 「エラーノを外し、レオを中盤のサイドで起用」

 と、バルセロナが有効活用できるオープン・スペースを出来る限り排除して、試合に
臨んだことが窺えます。
 
 それでもバルセロナは4ゴールで快勝したわけですし、信濃毎日新聞のような日本の
地方紙が

 「バルセロナ劇場」

 という見出しで記事を掲載したわけですから、ブラジルとスペインでの扱いはまさに
別格でしょうね。

 (マドリードやリオ・デジャネイロでは異なると思いますが)

 対戦相手がどんな事柄でも有効活用しようと集中しても、逆にその意識過剰がバルサ
の思うツボなのかもしれません。

 隙間風がほんのわずかの空間から入ってくるように、バルセロナはほんのわずかな

 「綻び」

 を見逃さないだけの視野があるんですね。

 僕たちはまさに今、時代の転換期に遭遇していると言えます。

 そして数十年後、目撃者として彼らの佇まいを子供達に伝えているに違いありません。
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Jリーグのトライアウト、パルセイロの入団テスト

2011-12-19 15:02:19 | 日記
 宮本が現役を退く一方で、ヴァンフォーレを退団する市川大祐のように、Jリーグの
合同トライアウトに参加し、新しいクラブを探す選手もいます。

 長野パルセイロも先週17日、入団テストを行いました。

 集まった面々はJリーグの経験者、他のJFLのクラブに在籍していた選手のほか、

 「松本山雅」

 を退団した選手も混じっていたそうです。

 市川は韓日ワールドカップに出場した元日本代表ですし、山雅の選手がオレンジのジャ
ージの袖を通してでも

 「現役続行」

 を考えるのは、並大抵の出来事ではありません。

 彼らに当然自分が歩んできた「プライド」がありますし、カテゴリーを下げることへの
躊躇もあるでしょう。

 宮本の下にはコーチや解説者の要請や、執筆活動の依頼が舞い込む可能性が高いでしょう。

 しかしそのような選手は「希」ですよね。

 今季の合同トライアウトは1日しか行われませんでした。例年は2日行われていますから、
選手に対する配慮が欠けている気がします。

 「実力主義」

 がプロの世界であるのは当然ですが、日本は実力よりも選手の年齢が解雇理由に多す
ぎると思います。

 高い給料が払えないのならば、せめてトライアウトの機会を増やし、選手の動きを確認
できる場所を提供しない限り、日本サッカーの底上げには繋がらないと考えます。
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宮本恒靖が引退を表明

2011-12-19 12:40:43 | 日記
 宮本恒靖が現役引退を表明しました。

 彼が森岡隆三の負傷で巡ってきたワールドカップのベルギー戦から、トルコに敗れる
までの間、彼が着用した

 「フェイス・マスク」

 が俄然注目を浴び、佐藤俊氏が手がけた彼の著作

 「キャプテン 宮本恒靖が見た五輪代表」

 の注文が、発行元の小学館に殺到しました。

 僕は当時本屋の従業員だったため、ベッカム、イルハンの写真集とともに、随分問い合わ
せを受けたことを覚えています。

 彼はレッドブル・ザルツブルクにも在籍し、難解な言語で知られるドイツ語を、短期間
で話せるようになるなど、オーストリアの地で貪欲に文化を吸収していました。

 宮本が英語に精通していることは有名ですが、むしろその

 「貪欲さ」

 が、一度離れかけた信頼、トルシエの視線を再び得られるようになったのでしょう。

 ヴィセル神戸では彼自身、思うようには行かなかったようです。

 それは宮本の体調にあったのか、それとも和田監督の戦術にあわなかったのか、僕には
わかりかねます。

 ただ34歳という年齢で現役を終える事は、

 「勿体無い」

 と思う半面、潔いとも考えられます。

 2002年から9年が経ったことを、改めて思い知らされますね。
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