塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

即戦力、早期解雇、ふたつの持つ意味

2013-01-09 23:22:26 | 日記
 ドラフト1位、通称「ドラ1」

 プロ野球の世界では、野手と投手、学生、社会人問わず1位で指名された選手には周囲から特別な視線が投げかけ
られます。

 それは多くが「即戦力」を期待されているためで、2月のキャンプから開幕1軍に残らなければ、ノルマを達成で
きていない印象を与えてしまいます。

 結果。巨人のようなマスメディアから注目される球団、横浜のように最下位に沈む球団でも変わりません。

 巨人の松井のように、1位背指名されて退団するまで結果を出し続ける方が、完全に稀な例なのですが、フロント
もファンもそれらを例外だとは思わない様子です。

 サッカーファンの皮肉になりますが

 「6球団で優勝を争う」

 プロ野球なのですから、そこまで1位入団の選手を特別扱いしなくても良い気がします。

 プロ野球はどんなにひどい成績でも降格はありませんし、長い目で育てる時間はJ1よりも多いはずですから。

 サッカーでも即戦力として日本人選手が問われる時代が到来しました。

 例えばエスパルスを旅だった大前は既に「リトル・ライオン」と紹介され、その資質と活躍をファンが期待してい
ます。

 これから高校サッカー、大学サッカーの選手たちがJリーグの門を叩きますが、クラブには怪我や病気以外での
早期解雇をしてほしくは無いのですが、それも難しいのでしょうか。

 10代後半、20代前半で

 「解雇通行」

 を受けた選手は、そんな簡単に立ち直れないでしょうし、特に足即戦力と謳われた選手の落ち込みはひどいでしょ
うね。

 原監督時代に駒沢大学からレッズに入団した盛田剛平は、FWとしては全く目がでませんでしたがDFに転向し、
広島で大きな活躍をしました。

 こうした長いスパンで戦える選手が増えることを期待します。
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代表監督の信任について

2013-01-09 02:11:51 | 日記
 政党にとって政党支持率と世論調査の数字は無視することができません。

 ならばザッケローニ監督からすれば、テレビが企画する街頭インタビューの類は自身への信任の証と見ることが
出来るでしょうか?

 テレビの取材は文字通り「街頭」ですから、代表、Jのいずれかの試合を丹念に訪れ、

 「どうして監督はこの布陣を選んだのか」
 「どうして監督はこの選手をベンチに置いておいたのか」
 「今のJリーグで代表に相応しい選手はこのクラブにいる」

 という、自身に意見を述べられない方の声を拾っています。

 女子高生や年配の女性に

 「個の選手の名前ご存知ですか?」

 といい、香川や本田、長友の写真を見せる場合もありますが、名前が答えられなかった方はともかく、指された方
の選手は単なる迷惑でしかありません。

 今監督に求められていることは

 「2014年ワールドカップ出場」

 のみであり、そのノルマは達成寸前です。

 アジアカップの優勝、そしてこれから訪れるコンフェデレーションズカップと東アジアカップは、確かに見過ごせな
い大会ですが、信任が外れるわけではありません。

 その点を日本は甘いと指摘されればそれまでですが、4年という在任期間を逆算して指揮を執れる日本は、監督から
すれば非常にありがたいのではないでしょうか?

 後藤健生氏が

 「ファルカンはブラジル時代同様若手の抜擢にいそしんだが、それは4年の歳月を逆算してのもの」

 と語ったことがありますが、彼の滞在はわずか8か月でした。

 その時と比較すれば、日本も学んだ点があるというものです。
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メンタルが弱いこと、人を怒らない事

2013-01-09 00:13:17 | 日記
 僕は怒ることをしませんが、それは僕が役職に就いていないこともそうですし、何より同僚を怒るほど仕事ができ
無い為です。

 僕は自分でもメンタルが弱いと常に感じています。

 ですから毎日叱責されていると

 「これを相談したいが、また怒られるかなあ」
 「どうせまた怒られるのがオチ」

 というように、話しかけるのさえ億劫になってゆくのです。

 歴代の代表監督たちが、日本の選手は考えて行動をしないと指摘していますが、少なくとも監督の教えに忠実で
あることは、

 1・監督に敬意を払う事
 2・監督から叱られない事

 の2点の意味合いがあると言えます。

 「失敗しても怒られ、自分で考えても起こられる
  ならば何もしない方が良い」

 と逃げてしまう土壌が、どこか日本にはあるような気がします。

 一般企業にお勤めの方はどうかわかりませんが、客商売は「上司」「客」「本社」の3者から常に様々な事を指摘
されますから、夜眠れないこともありますね。

 多くの成功者が

 「失敗はすぐに忘れる」

 と述べていますが、僕はその失敗例が頭からなかなか離れません。

 テレビでネットでその行動が注目されるサッカー選手は、本当に厳しい毎日を過ごしているのでしょう。
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側面を持たない叱り方

2013-01-09 00:03:23 | 日記
 僕は海外で働いたことも、海外旅行に出かけたことすらありません。

 ですのでこれは僕の推論なのですが、日本の場合叱り方の焦点があっていないような気がするのです。

 欧州の場合、サッカーで味方同士が練習の段階から反則に近い形で削ってくると言いますし、プロとアマチュア問わず
自分が疑問に思った点、集中できていないと感じれば必ず声に出して指摘します。

 従って練習中は険悪な空気が流れますが、終了後シャワーを浴びてそのまま食事にでかけることがあるなど、日本では
中々見られない光景が日常のようです。

 これは単純に

 「焦点があっている」

 からだと思うのです。

 僕も両親から叱責され、職場でも怒られることが随分ありますが、その時は大抵

 「36にもなって」
 「これ以前にも教えましたよね」

 というように、年齢や以前の失敗など、「今」起きた事柄では無く、年齢や過去の失敗談という意味のない副産物を
用いながら叱られます。

 僕は黙っていますが、これが自己主張のしっかりした国の人なら、間違いなく大ゲンカになっているでしょう。

 ミスをしたのだから小言を喰らうのは仕方がありません。

 ただ僕は

 1・激高しない、普通の声のトーンと音量で
 2・年齢や立場を用いない叱り方

 をしてほしいだけなのです。

 お互い日本語がわかるのですから

 「次回はこの点を注意しましょう」
 「今回はここが不具合でしたね。」

 と言ってさえもらえれば、僕もゆとりをもってその失敗を振り返ることができますし、素直に頭を下げることがで
きます。

 「こち亀」の両さんはいつも大原部長に怒鳴られていますが、あんなに強いメンタルを持つ人間はそう多く存在しない
と思うのですが。
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