塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イケル・カシジャス、マドリー退団の可能性はいかに

2013-01-19 23:04:17 | 日記
 たったひとりのGKの決断が、バルセロナとマドリードを揺るがそうとしています。

 スポーツナビによりますと、2014年以降の契約を希望しないヴィクトル・バルデスの意思を尊重したバルセロナ
は、レアル・マドリードからイケル・カシジャスの引き抜きを画策していると言うのです。

 断片的な情報をかき集める限り、カシジャスの退団はマドリーに何ら利益を与えるようには思えません。

 ドイツ代表マヌエル・ノイアー、フランス代表のウーゴ・ロリスなど、カシジャスより下の世代でも優れたGKが頭
角を現していることは事実です。

 しかしジャンルイジ・ブッフォンを含め、現在GKの第一人者は紛れもなくこのスペイン代表正GKに違いありませ
ん。

 後釜にメドがたっているならまだしも

 「指揮官との不和」

 と言う形でもしカシジャスが退団するならば、それは非常に勿体ないと思います。

 過去、レアルはいくつかの劇的な形で主力の交代を行ってきました。

 ホルヘ・バルダーノはレアル関係者の中でいち早くラウル・ゴンザレスの素晴らしさに気づき、当時クラブの代名詞
であったエミリオ・ブトラゲーニョを隅に追いやる形で、ラウルを先発に導きます。

 1994年10月29日がそうで、レアル・サラゴサ戦でラウルは17歳というデビューしたあと、一週間後の試合
ではブトラゲーニョの背番号7を継承します。

 カシジャスも2000年、若干19歳でドイツ代表として活躍したボド・イルクナーの負傷欠場を境に、レアルのゴ
ールマウスに君臨してきました。

 真摯に競争した際の脱落、故障のために試合を欠場せざるを得ない。

 こうした観点から新戦力の台頭が起きるのは、サッカーの世界では多々あります。

 僕はどんなにお金を積んでも、カシジャスと同じ実力のGKは手に入らないと思いますし、極論ですがモウリーニョ
をPSGに送り込むほうが得策だと感じます。

 それはファンの心の拠り所がラウル退団後、少なった印象がある為です。

 (参考資料 スポーツ・グラフィックナンバー418号 30ページ)
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憧れの選手が引退した後は

2013-01-19 22:52:44 | 日記
 熱烈なジャイアンツ、そして長嶋茂雄ファンで知られる徳光和夫氏。

 僕は徳光氏が現役時代のサード長嶋の功績を語る姿を見ると、本当に凄いものだと感心する反面、到底僕には抱けな
い心だとも思います。

 野球に限らずスポーツを応援する場合、その焦点は引退した選手よりも当然現役の選手にあてられます。

 どんな名手でも引退の日は必ずやってきますし、僕たちサッカー・ファンだだってカズが引退会見を開くことを、覚
悟しないといけません。

 引退した選手の動く姿は当然映像でしか確認できませんし、後は文献を読み直すかエッセイやコラムに親しむしか方
法がありません。

 でも徳光氏は本人が動く姿、資料でしかもう当時を知る術が無いにも関わらず、

 「俺は本当に長嶋茂雄が大好きだ。」

 という気持ちを前面に押し出しています。

 これは本当に凄いことです。

 サッカーはどの国でも育成を重視し、若い段階から多くの国際舞台が用意されています。

 ですから新旧のコントラストは傍から見ているよりも確実に色濃いものですし、どんなにひとりの選手に思い入れを
込めて応援しても、その選手のことを振り返られる余裕が少ない気がします。

 例えば僕は大学の頃からサッカーと並行してバスケットの情報も集めており、マイケル・ジョーダンが引退した際は
当然

 「引退特集号」
 「エアー・ジョーダンとナイキの歩み」

 というような資料を随分購入しましたが、今は数冊を残して手放してしまいました。

 それは僕の中で彼に対する気持ちが薄れたこともそうですが、やはり現役選手の情報が欲しいという観点にも立って
います。

 本当に憧れて応援した選手の引退後まで付き合うことは、並大抵でないことが徳光氏の行動を更に引き立てています。
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日本人2選手がスタンダール・リエージュと契約へ

2013-01-19 15:32:14 | 日記
 日本にはアフリカや南米に匹敵する肥沃な大地が存在するのでしょうか。

 F・マリノスからは小野、グランパスエイトからは永井がスタンダール・リエージュに移籍することが決定しました
が、ファンがリーグの空洞化を可燃するのは当然です。

 F・マリノスの関係者は

 「小野が将来再び横浜に戻ってくれるなら。」

 と唱えているようですが、中村俊輔の移籍例が少数派で多くの日本人選手は海外からの復帰後、古巣とは別のクラブ
に入団しています。

 高原直泰(ジュビロからドイツへ、復帰後はレッズ)
 稲本潤一(ガンバからイングランドへ 復帰後はフロンターレ)
 宮本恒靖(ガンバからオーストリアへ 復帰後はヴィッセル)

 勿論大久保嘉人や三都主アレサンドロのような例もありますかた、一概に言える出来事ではありませんが、海外移籍
を果たした選手が再び手中にできると思うのは、

 「リスク・マネージメント」

 の範疇にはならないと考えます。

 南米経済が困窮する中、かつてブラジルやアルゼンチンは自転車操業のように、若手を次々を欧州に売却する形で、そ
の窮状を凌いできました。

 しかし、彼の国はいつの時代も優れた若手を輩出する土壌が備わっており、それはブラジルが好景気に沸く現在も変わ
ることはありません。

 では日本はどうなのでしょうか。

 若手を売却し、新しい逸材をトップに合流させられるだけの下地は整っていないように思いますし、資源がいずれ枯渇
する恐れがあるいように、日本も売却のメドすら立たなくなる危険性があるでしょう。

 時には

 「君は戦力として大切なんだ。
  だから売却に踏み切れないよ。その代り報酬を見直すがどうか。」

 というような提案を、代理人と選手に伝えても構わないと思います。

 海外リーグがある意味日本の資源でぼろ儲けするくらいなら、Jのクラブは選手を財産として引き留める術を持ち合わせ
る時代が来ています。
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クラブとスポンサーの在り方を探る

2013-01-19 00:01:53 | 日記
 クラブが周囲に良い印象を与える方法は、スポンサーとの間柄にも見え隠れします。

 香川真司がデビュー当時ミズノのスパイクを履いていたのは、セレッソとの厚い信頼関係が築かれているためであり、
2012シーズンもそれは変わりませんでした。

 「セレッソと言えばミズノだね。」

 このような連想ゲームのような形で関係を思い浮かべられるようであれば、周囲も好感の目でクラブをスポンサーを
見つめているはずです。

 これは推測ですが、F・マリノスがナイキとの契約を止めアディダスと再び握手を交わしたのも、ファンを始めとす
る周囲からの要望だったのではないでしょうか?

 アディダスとナイキを比較した際、後者の方が提示した金額が高かったのかもしれません。

 クラブもアディダス一辺倒ではなく、他のブランドと契約を結ぶことで新しい印象を生み出したかった可能性もありま
す。

 ただ古くからのファン、新規ファンのいずれももう一度アディダスに戻って欲しいと願っていたような気がします。

 極論ですがアディダスだからこそ、昨年の20周年ジャージが作成できたと思いますし、両者にとって思惑が一致した
形になったと言えます。

 クラブはプロですから、当然金銭面の旨みも考慮しなくてはいけません。

 レッズは三菱時代からプーマと良好な関係を築いており、Jリーグ開幕後もミズノ、アンブロを着用しながらもその関係
に変わりはありませんでした。

 しかし犬飼社長の時代、契約先を

 「入札制度」

 に切り替えた結果、レッズはナイキのサポートを得る形になり、2013年の今季も彼らが日本とアジアを舞台に戦う選
手達にジャージを提供します。

 新しいスポンサーとの出会いを巧く長期化させることで、出会いと結果を両方得ることも可能なんですね。

 サッカーは皆が語れるスポーツだからこそ、ほんの些細な出来事が会話のきっかけになるものですから。
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