塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

メッシ、脅威のバロンドール4連覇

2013-01-08 23:46:30 | 日記
 今僕たちは時代の目撃者となりました。

 アメリカでマイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズを6度の優勝に導き、

 「僕は朝8時から夕方5時まで働く皆さんの為に、バスケットボールをしている」

 と語ったことを聞いた時、僕はとても良い時代に生まれたと心から思えましたし、エアー・ジョーダンを履くことで
ほんのわずかジョーダンの気持ちに触れることができた気がしました。

 競技は異なれど、リオネル・メッシという存在を目の当たりに出来る凄さ。

 バルセロナファンだけなく、サッカーファンの多くが彼と時代を共有できている事実を、どこかで噛みしめている事
でしょう。

 「悔しいがメッシは確かに素晴らしい」

 レアル・マドリーとエスパニョールの関係者も、しぶしぶ同意するしか無いと思います。

 メッシがロナウドと異なる最大の要素は、彼に

 「自己顕示欲」

 が無いことでしょうか。

 ロナウドが美女をナンパし、スーパーカーで事故を起こし、アルマーニのファッションモデルに起用されていることは、
残念ながら彼の本領を覆うベールになっています。

 ロナウド自身はナイトクラブに出歩くこともなく、毎日真摯に練習とトレーニングに励んでいます。

 世遊びと言う点だけなら、バルセロナ時代のロナウジーニョの方が随分と批判されたはずですが、ロナウドの私生活が
あまりに世俗的な面が誇張されるため、ロナウドの自尊心が強調されてしまうのでしょうね。

 メッシは高級車に乗るわけでもなければ、ワックスで髪を整えるわけでもありません。

 服はドルチェ・アンド・ガッバーナを好むようですが、彼がサッカー選手でなければここまで注目される存在にはなら
なかったでしょう。

 この一見普通に見える存在感、それこそがメッシ最大の魅力ではないでしょうか。
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サッカーを軸にワールド・ベースボールクラシックを思う

2013-01-08 23:31:08 | 日記
 今年3月に開幕するワールド・ベースボールクラシック。

 この大会が今後も支持されてゆくかどうかは、以下の2点が今後どうなるかにかかっていると思います。

 1・シーズン「開幕前」という開催時期

 大リーグの選手たちが大会に参加せず、日本代表は国内の選手のみで編成を行いましたが、これは選手たちが内心

 「国際舞台よりもリーグの方が大切である」

 と宣言したことと同じだと僕は感じました。

 日本は過去大会2連覇していますから、優勝経験者は次世代に出場を譲ると言う意味合いもあるのでしょうが、こ
れをサッカーに当てはめると不可思議に映ります。

 野球の論点とサッカーが異なるのは当然ですが、サッカーでは最高峰の舞台ワールドカップ出場を拒否する選手は
まずいません。

 アフリカ諸国のように、国が規定のボーナスを支払わないという金銭面の問題、1998年のアルゼンチン代表で
レドンドと指揮官パサレラが対立したように、意見の不一致で選手が出場辞退を求めることはあります。

 しかし、ブラジルのように連覇を達成した国でも、再び世界一を目指す選手の意思は変わりませんから、ワールド
カップの影響力は強いのでしょうね。

 2・大リーグ主導での大会開催

 日本が分配金の問題でアメリカと話あいを持ちましたが、この大会の主催者が大リーグ機構と言う点が話を難しく
していると思えます。

 大リーグが企画するのですから、当然彼らは利益を分配するよりも自分たちの手元に置きたいと考えます。

 サッカーで例えるならば、リーガがプレミアが企画した国際大会に諸外国が参加するようなものでしょうか。

 ですからFIBAが音頭を取り開催を指揮できるようになれば、問題は確実に軽減されると感じますがどうでしょ
うか。
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ウディネーゼ、その商才の巧みさ

2013-01-08 01:35:16 | 日記
 僕もネットで商品検索やユーザーの声を拾うことはあります。

 しかしネットで服、靴を買う気にはなりませんし、探すと言っても長野市、千曲市のお店がほとんどですから、店舗が
わかれば出向いて実際に試着します。

 特にパンツは、股上の状態、ポケットの使いやすさ、素材と着心地など写真では判別できない点が多いですから。

 サッカーでも大手の通販サイトはスパイクの交換、返品も受け付けていますが、僕は凄いと思う反面お客がこれらの
サービスに

 「甘えすぎない」

 心構えが必要だと感じますが。

 こうしてみるとウディネーゼがいかに商売上手かが改めてわかります。

 エースであり看板であるディ・ナターレとの契約を延長する反面、有望株の売り時と逃す事が無いのは非常に優れた
経営感覚と言えます。

 最近ですとスイス代表のギョクハン・インラーをナポリに売却した例がそうでしょうね。

 しかもウディネーゼは選手獲得の判断を、映像だけで決めてしまうことも多いと聞きました。

 僕らがネットで商品に触れることなく購入できるのは、高額商品では無く返品、交換の交渉を受け付けてもらえる気安さ
がある為です。


 しかし現在の移籍市場は無名選手でも高額になる事がある上、当然

 「返品、交換、 再交渉 移籍金の値下げ」

 など取引終了後には行われません。

 ですからスカウトの充実やボスマン・プレイヤーという単語が鍵になるのですが、億単位でお金を動かし取引を成功に
導くウディネーゼの眼力は凄まじいですね。

 ポルトも商売上手と言われていますが、仮に移籍に失敗しても彼らが降格することは無いでしょう。

 しかしウディネーゼにはそのリスクがあり、それを考えますと一枚上手という感じがします。
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小野伸二とウエスタンシドニーの間柄

2013-01-08 01:22:08 | 日記
 先ほどすぽるとが特集したAリーグ特集を見て、僕は今小野伸二はシドニーの地でかつてジーコがアントラーズで
担っていたことと同じことをしていると感じました。

 ジーコが来日した1989年はまだ鹿島アントラーズではなく

 「住友金属」

 という実業団で、所属先もJSL2部とお世辞にも強豪とは言えない集団でした。h

 ですから彼らがJリーグ10球団に選出された際は大きな驚きとなり、加えて93年の開幕から優勝街道をひた走る
とは、熱心なファンでさえ予期せぬ出来事でした。

 ジーコは練習内容や食事だけでなく、用具の手入れにまで逐一声を大にして叱責したと言います。

 それは泥の付いた靴を放置することは、選手ではなく一人前の人間としてもモラルを問われることであり、何よりそ
のスパイクを手掛けた人間に失礼ですからね。

 ジーコはそうした

 「プロとしてわきまえるべき行為」

 を先頭に立ち実践し、同時に不備を指摘することで選手の改善を図ったのです。

 Aリーグ自体は2005年に開幕し、シドニーFCはその年のクラブ・ワールドカップにも出場しています。

 この時カズが参加したことで一躍有名になったシドニーFCですが、小野の所属先であるウエスタン・シドニーは産声
をあげたばかりの新規参入クラブであり、小野は選手たちの模範になるべき存在として移籍してきました。

 今までの日本の選手は、純粋に

 1・自分の力を高める為
 2・日本と言う土壌とは異なった地域でプレイしたい

 という気持ちで海外に出ていきました。

 逆に日本では契約先が見つからず、アジアや北米に出ていくケースもあります。

 しかし小野の場合は「旗振り役」という、これまでの日本人選手とは異なる概念で移籍を果たした、画期的な形でプレイ
しています。

 日本の第一人者が先頭に立ちリーグを引っ張る。

 これは本当に素晴らしい出来事と言えます。
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