塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今のJ1に足りない空気

2013-01-25 23:30:42 | 日記
 日本人選手が海外リーグから引き抜き似合うのは既に日常茶飯事で、格別驚く代物ではなくなりました。

 香川のユナイテッド移籍、つまりビッグクラブからメガクラブへの移籍や、J1からビッグクラブへの
入団は別物でしょうが。

 日本人選手が小型自動車のように金がかからず、それでも戦力になるのは確かですね。

 僕もスバルの軽自動車の愛用者ですが、毎年5月の税金申告の際は軽自動車で良かったとつくづく思い
ますから。

 その一方でJ1には、選手をとどめておくことが出来ない「何か」があります。

 それはJ1にいては海外から遅れをとる「焦り」ではないでしょうか。

 他国の代表クラス、それは大陸を問わず欧州を目指すことに変わりはありませんが、リーグのレベルと
欧州での戦いがそれだけ耳目を集めることは確かです。

 アジア・チャンピオンズリーグも依然と比較すれば随分認知度は増したはずですが、知らない人間にとっ
てはどうでも良い代物でしょうし。

 欧州に行けば
 
 1・日本とは異なる審判の判断基準
 2・より高さを求められるフィジカル・コンタクト
 3・様々な国籍の選手が在籍するため、国際試合での違和感がなくなる

 という3点で大きな体感が得られるはずです。

 ブラジルやアルゼンチンでは殺気だったファンの視線がスタジアムに充満しているといいます。

 僕は観客の光景はその国の国情を示していると思いますので、性別と年齢を問わずスタジアムに来場できる
現在のJ1は、まだまだ日本全体が安全ということを証明していると考えます。

 外国籍選手の獲得と年俸に関しては部外者が口出しできません。

 僕たちファンからすれば、選手が心地よいと思えるプレッシャーを得られる空間を作ることだと思うのです。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スナイデル、ガラタサライへの移籍を選択

2013-01-25 19:26:49 | 日記
 スナイデルのガラタサライ移籍報道を考えますと、選手が在任するには監督の意向、クラブの指針がどれだけ影響
されるものか、その面が非常によくわかります。

 2010年の3冠達成時、僕はスナイデルの獲得劇を

 「モラッティ政権で最高の出来栄え」
 「インテルの背番号10にふさわしい選手」

 と考えていました。

 しかし、2011シーズン以降は

 1・スナイデル自身のフィジカル・コンディションの不出来
 2・度重なる監督交代
 3・ガスペリーニにラニエリ、そしてストラマッチョーニのいずれも、彼の存在を布陣に見出さなかった

 このマイナスの作用がオランダ代表をインテルから遠ざける形になりました。

 あれだけ蜜月を共にしていたインテルとスナイデル。

 仮定の話ではありますがモウリーニョ、もしくはレオナルドが政権を握っていたならば、彼はトルコに移籍する事
はなかったかもしれません。

 ファイナンシャル・フェアプレイ導入により、モラッティの資産利用が出来なくなったことは、逆にクラブが財政
面で独立する良い機会のはずです。

 ただ今後もスナイデルように、高額と謳われている選手の年俸は削減されてゆくでしょうが、逆の見方をすればす
でにスナイデルはインテルに居場所がなかったのでしょうね。

 例えばバルセロナは、メッシの為に彼が要求する報酬を払おうとするでしょうし、彼の給料をねん出するために

 「新しいスポンサーの獲得」
 「他の選手の売却と年俸削減」

 という形で帳尻を賄うと思います。

 メッシと比べることに意味はありませんが、スナイデルがガラタサライで健康でファンから愛される存在になれば
インテルのファンもきっと喜ぶでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長野パルセイロ、デュエロとタッグを

2013-01-25 19:12:26 | 日記
 長野パルセイロは2013シーズンより、テクニカルスポンサーが「デュエロ」に変更します。

 この一報を聞いたときは驚きと興奮が入り混じったもので、ナイキやアンブロ、アシックスのような本業ブランド
ではなく、アビスパをサポートするスボルメのように、

 「ストリート、ファッション」

 を強烈に意識しているブランドと提携したと思えたためです。

 スポーツ専門ブランドたタウン・カジュアルの分野で業績を上げ、パーカーやジャージ、スニーカーを次々と発売
しているわけですから、逆にデュエロとスボルメが

 「オーセンティック・スポーツ」

 に進出しても何ら不思議ではありません。

 90年代のアメリカではフィラがこの狭間を巧く駆け抜けていったのが印象的ですが、今後は日本でも同様の試み
は増えてゆくでしょう。

 僕は以前心の中で

 「パルセイロがナイキと契約したら面白いだろうな。」

 と思っていました。

 日本代表を支援している関係上、アディダスを恨む気持ちなどありはしませんが、彼らは山雅のスポンサーでもあ
るため、アディダスを指名することはパルセイロに

 「旨味」

 が無いと思えたのです。

 これが最大のライバルであるナイキならば話題性は抜群ですし、何かしらパルセイロ特別モデルや長野限定販売の
スニーカーが発売されたなら、それだけ話題が増える形になります。

 ホームページではサンプル映像が公開されていますが、スポンサー名がまだ入っていない形です。

 今年もスポンサーの皆様にはよろしくお願いしますと、声をかけたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エスパルスとグランパスの現在

2013-01-25 02:17:05 | 日記
 J1各クラブが開幕に向けてキャンプを開始しました。

 すぽるとではサンフレッチェとレッズの模様が流れましたが、僕が個人的に今後の補強を注目しているのはふたつ、
エスパルスとグランパスエイトです。

 前者は高原と大前、そして小野、後者は永井が移籍し金崎の離脱が濃厚とされる中、この穴埋めに奔走していると
いう話を耳にしません。

 単なる僕の調査不足で、既に何かしらの手を打っているのかもしれませんが、それでも静観している印象が強いで
すね。

 アーセナルが美しいパスサッカーを展開することは知られています。

 しかし近年主力の入れ替えが多すぎ、新選手がそのパスワークを会得するのに時間がかかり、結局首位戦線から早
い段階で離脱しています。

 確かにアンリ、ヴィエイラ、セスクにナスリと屋台骨を手放していれば、そうした批判も仕方無いですね。

 エスパルスのゴトビ監督も、ベンゲルと同じく若手の起用に躊躇していません。

 ただ「ここぞ!」という場面で気力を振り絞れる、声を張り上げる中堅、ベテランがいてくれたらと思うときがく
るかもしれません。

 その役目はカルビン・ヨンピアンが担うのでしょうね。

 グランパスもケネディが腰痛から解放され、コンディションが上々であれば確固たる柱ができます。

 ケネディと玉田が好調ならば、闘り王の前線での起用という形は鳴りを潜めるでしょうが、冷静に判断すればそれ
が当然ですからね。

 アルディージャが昨年、降格危機を回避するためにスロベニア代表FWをふたり獲得しましたが、逆に言えばリーグ
中盤での補強は

 1・クラブの躓き
 2・補強の失敗、故障者の多さ

 というネガティブな動作によるものです。

 それだけ開幕前の準備が不可欠なわけですが、果たしてエスパルスとグランパスが開幕までどのような仕上がりを
見せるのか注目したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語でサッカーを語る

2013-01-25 01:59:09 | 日記
僕のスーパーには様々な年代の方が来店されるので、僕は時々翻訳を用います。

 例えば僕たちはスーツ、シャツを買う際にストライプというう言葉を用いますが、年配の方を相手にした際はあえて
「縞柄」という呼び名を使います。

 また迷子のお子さんと遭遇した際は、

 「おっちゃんに名前言えるか?」

 と、そのお子さんの不安が更に増すことが無いように気を付けています。

 僕の試みが成功しているのか、そうでないのかはわかりませんが、僕たちが日常使用している言葉が必ずしもすべて
の人間に理解できるとは思わない方が良いでしょう。

 日本サッカーもそうですよね。

 解説の方は自分の話し方、声の抑揚、そして解説や題材が本当に観ている方に届いているのか、ファンが聞いて欲し
いことが選手に伝わっているのか、常に顧みて欲しいものです。

 少なくとも

 「この喜びを誰に伝えたいですか?」

 という紋切型の発言はもう意味が無いと思いますし、使えば使うほど選手と監督との距離は乖離してしまうに違いあ
りません。

 サッカーとその用語は外来語ですから、日本語の範疇に収まらない表現があるのは当然ですが、それでも内容に乏し
い印象があります。

 僕は常々「ボランチ」という言葉に違和感があります。

 ボランチという言葉に当てはめられた選手たちには当然個性、監督から与えられた役割、長所と短所があります。

 ですからすべての個性をこの一言で片づけるのは、本当に乱暴だと思いますし選手に失礼だと思うのですが、皆さん
はどうお考えですか?

 イタリアでは

 「インクルソーレ」「レジスタ」「インコントリスタ」と、同じ中盤でも役割によって言葉が細分化され、観客が言
葉だけでその選手の特徴が連想できる仕組みになっています。

 例えば守備専門の選手なら

 「用心棒」

 という言葉はどうでしょうか。

 日本語でサッカーのポジション、特徴を伝えるのは難しいのですが挑戦すべき問題だと考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする