塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

野沢と遠藤、両者の進む道

2013-01-14 23:11:16 | 日記
 「バツが悪い」

 野沢拓也が降格したヴィセルから、1年のインターバルを置いて古巣アントラーズに復帰しますが、正直今彼は
居心地の悪さを感じているのでは無いでしょうか?

 アントラーズから

 「復帰しないか」

 と声をかけられたのか、それとも野沢自身がもう一度アントラーズでやり直そうと決断したのかはわかりかねます
が、1年前の今頃、きっと野沢は神戸の地で2012年という年に全力を注ぐ決意をしていたはずです。

 それがJ2の降格と主力の大量離脱というわけですから、サッカーの世界では補強の内容と戦績は必ずしもかみ合
う物ではない、そのジレンマが改めて理解できます。

 ヴィッセルファンからすれば、降格の要因はフロントの手腕が大半を占めていると思うでしょうが、野沢だけでなく
大久保、伊野波など主力が簡単に移籍したように思うのかもしれません。

 野沢の場合は同じくアントラーズから移籍したFWの田代同様、補強の目玉であり幾度なく優勝を味わってきたその
メンタルと姿勢が、ヴィッセルの上位進出の要因になると思われていました。

 それはガンバから移籍した高木、橋本も同様ですが、ガンバも降格してしまいましたから、彼らにとって

 「古巣復帰」

 という選択肢は除外された形になります。

 出戻る形の野沢をアントラーズファンがどう出迎えるのかはわかりませんが、野沢は今懸命に体を絞っていることで
しょう。

 ちなみにガンバが遠藤にオファーがあった際、彼を売却するでしょうか?

 リーグ最高の選手であり、代表の主力にオファーが無いのは何だかさみしい気がします。

 遠藤は恐らくガンバに残留するでしょうが、他の国ならばオファーは殺到しているはずで、日本の移籍市場の大人し
さがむしろ気にかかります。
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グアルディオラとビエルサが唱えるメディア対応

2013-01-14 22:56:42 | 日記
 仮定の話で恐縮ですが、もし2014年ワールドカップ終了後日本代表監督に

 マルセロ・ビエルサ
 ジョゼップ・グアルディオラ

 このふたりのいずれかが就任したならば、日本サッカーを取り巻くメディアは否応なくその方法を改善することを
求められるでしょう。

 グアルディオラがビエルサを敬慕している話は有名ですが、その方法論は戦術とフィットネスだけでなく、メディア
に対する姿勢も同様です。

 両者は日本のように、特定のメディアからの独占インタビューや政治記者に数多くみられるぶら下がりと呼ばれる形
での応対を一切行いません。

 安倍総理もこのぶら下がりでの応対に応じることを拒否していますが、テレビ、新聞各紙が要点を

 「切り取って」

 記事にすることは、発言した側の意図が全く意味をなさないまま読者に届けられてしまうためです。

 ビエルサは特定の記者、雑誌と新聞と懇意にすることを拒否するかわり、定められた定例会見ではどんなに時間がかか
ろうとも懇切丁寧に質疑応答することで知られています。

 つまり、すべての記者に完全な情報公開を行う事で、

 「憶測やデマ」
 「匿名原稿の没収」

 という形をメディアの責任として与えている形になります。

 それはグアルディオラも同様で、指揮官がプロならメディアもプロ、自分の素性をしっかり公開した上で質問と記事の
作成をしなければ、それは

 「同じ土俵にたっていない」

 つまり、完全なるアンフェアな状況を生み出していると示唆しています。

 もしメディアが批判を展開しても、彼らは全く動じないでしょう。

 少なくともアテネ五輪金メダル、バルセロナで欧州制覇と世界制覇という実績を持つ人物に反論できる記者は、スペイン
とアルゼンチンにもそういるはずありません。

 僕はふたりのどちらかが就任すれば、日本のメディアの報道の在り方が確実に改善され、選手も好印象を持つようになる
と思います。

 
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英断だった日本サッカーのプロ化

2013-01-14 00:06:00 | 日記
 サッカーは本当に幸せな競技だと思います。

 世界各国でこれだけ愛され、無数のプロリーグが存在する競技はありませんし、給料と環境にさえ納得できたならプロ
としてプレイする可能性が無限に広まります。

 例えば今フジテレビが盛んに

 「春の高校バレー」

 をプッシュしていますが、この大会での有望株はⅤリーグでプレイする形になるのでしょうか?

 バレーボールとⅤリーグに無知な僕が言うのも憚れますが、Ⅴリーグは男女ともにアマチュアでしたね。

 中には個人でプロ契約を結んでいる選手がいるかもしれませんが、母体は企業の業績に左右される為男子がパナソニック
の休部でひとつのチームが離脱するように、不安定な箇所が見受けられます。

 もしⅤリーグがプロリーグならば

 1・イタリアはロシア、トルコなど欧州リーグへの移籍が容易
 2・代表戦と高校バレーだけでなく、リーグそのものへの注目

 という観点に変化の兆しがあると思うのです。

 Ⅴリーグがどのような形で放映されているかは正直わかりかねますが、代表監督がどうしてこの選手を選出し、先発で起用
しているのかわかる人間の方が少ないでしょう。

 Jリーグやプロ野球はリーグの内容が逐一報道されるからこそ、代表選手の体調や怪我の具合がファンならずとも理解でき
るわけです。

 「アマチュアである学生の大会が最高峰」

 というのでは、世界からは理解されないでしょうし、その選手の資質も惜しいところで止まってしまうはずです。

 やはり日本サッカーがプロ化したことは、本当に素晴らしい英断だったと僕は思いますし、今後も世界との接点は増えて
いくはずです。

 
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