塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アディダス、コンフェデ杯公式ボールを発表

2013-01-23 22:13:55 | 日記
 フットボリスタの裏表紙にアディダスが今年のコンフェデ杯の為に作成した公式球

 「カフサ」

 が掲載されています。

 「すべてをかけろ
  ブラジルでの戦いに」

 というフレーズの下、緑と黄色というセレソンを題材にした配色が成されていますが、ブラジルを支援するのがナイキ
というのは面白いですね。

 この公式球をJリーグで使うことは無いでしょうが、2014年は開幕から公式球を使うことが予想されますが、ここ
で新しい問題が浮上します。

 それは2010年と比較した際、代表選手の8割が海外に拠点を持つことです。

 2010年の公式球「ジャブラニ」は、アディダスの自信とは異なり選手からの評判が不発に終わりましたが、Jリーグ
ではこのボールで試合を行っていたことで、日本代表は大きな混乱をきたしませんでした。

 もし2014年も同様の試みを行ったとしても、欧州で公式球が使われることは考えにくいですね。

 それはリーグとブランドの提携もあるでしょうし、ブラジルでも南アフリカ同様高地と低地では空気圧が異なりますから、
ボールの軌道が異なる点もあります。

 日本代表がブラジルという

 「大地と広さ」

 を肌で感じることは、ボールの扱いも含めて非常に良い体験になると思います。

 日本代表はJリーグ開幕後のアジア、欧州の戦いで

 1・事前キャンプの選定地と宿舎選び、選手のリラックスタイム
 2・試合と練習での適切な水分補給と食事
 3・疲労回復と相手のスカウティング

 など、事前準備の扱いが格段に上昇し、その結果が前回大会の16強進出に繋がったことは大きいですね。

 ブラジルはホストとして集中してくるでしょうし、本田圭祐は今から夏に照準を合わせている気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モウリーニョ、再びチェルシーと接近

2013-01-23 19:09:02 | 日記
 スポーツナビの掲載記事によれば、モウリーニョはチェルシー復帰に向けて準備を進めており、2007年に喧嘩別れ
したアブラモビッチとの関係修復も問題ない様子です。

 彼がドログバを重用したように、デンバ・バもチェルシーのファースト・チョイスとして残留するでしょう。

 デンバ・バの移籍がモウリーニョ復帰を前提に行われたと考えるのは穿っているでしょうが、今年の夏トーレスは遂に
青のジャージを脱ぐかもしれません。

 チェルシーファンからすればモウリーニョの復帰よりも

 「ランパードの契約延長」

 が可能となる方が大きな喜びでしょう。

 ジョン・テリーと共に2000年代からクラブの屋台骨を支えてきたイングランド代表を、まるでリサイクルに出すかの
ように契約延長を拒む首脳陣に大きな苛立ちを覚えたファンは多いように見えます。

 確かにランパードも30代半ばとなり、体調維持が難しくなった側面はあります。

 ただユナイテッドが主力を簡単に放出する反面、ギグスとスコールズというクラブも歩みを知る人物を尊重してきた事実
と比べれば、チェルシーはさほど功労者を重要視していないように見えます。

 ファーガソンがベッカム、フィリップ・ネビルを放出したのは

 1・戦力として必要性が感じられない
 2・サッカーよりも自分を優先するように感じられる

 ことが原因であり、もしファーガソンが移籍を許可していなければ両者がユナイテッドにいた可能性はあるはずです。

 クラブ出身者が数多く在籍しても、成績に反映されるとは限りません。

 インテルはモラッティが会長職に就くとすぐに、スアレスやマッツオーラといったかつての偉大な選手を要職に招くも
結果は芳しくありませんでした。

 ただファンは

 「彼らが近くにいてくれる。」

 というだけで安心し、嬉しく感じる物です。

 僕はランパードが残留した方が、チェルシーに実りをもたらすと思いますがどうでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョルジュ・メンデスと顧客たち

2013-01-23 18:52:00 | 日記
 長友祐都からすれば、レアルが獲得の意思があるかもしれないという点では悪い気はしないでしょう。

 ただレアルはインテル以上にメディアの追求が厳しく、同時に会長選挙で会長が変わる度に方針が変わる事を忘れて
はいけません。

 僕が長友の立場ならインテル残留を基軸とし、グアリンやカッサーノ、そしてコウチーニョなど攻撃の選手達との疎
通をより図ります。

 レアルがどこまで本気なのかはわかりませんが、レアルが転換期を迎えていることだけは間違いなく、その点は今週
号のフットボリスタの巻頭特集である代理人についても波及します。

 モウリーニョとファビオ・コエントランの代理人は同じポルトガルのジョルジュ・メンデスが務めています。

 「マルセロの代理人」

 と揶揄されたポルトガル代表がレアルに加入できたのは

 1・モウリーニョのレフトバック補強希望
 2・ジョルジュ・メンデスの推薦

 があったからと言われており、ベンフィカはこの取引で33億円もの現金収入を得ました。

 ポルトガルとスペインは欧州でも指折りの経済不況で知られていますが、これは商売上手で知られるポルトから見て


 「形式上」

 ビッグ・ディールと言えたと思います。

 ただモウリーニョがレアルに残留することは無いでしょうし、僕がレアルの試合映像を見ていないので確認できていま
せんが、ルカ・モドリッチの話が一向に聞こえてきません。

 モウリーニョが獲得を画策したサミ・ケディラとメスト・エジルもバルセロナの情報の前に覆い隠されていますし、シャ
ヒンに至ってはブンデスリーガに復帰してしまいました。

 グアルディオラも

 「彼の選手を見る目はさほどではない。」

 と陰口が叩かれましたが、彼は優勝を手繰り寄せることでその批判を払しょくしましたが、モウリーニョはそれすら厳し
い状況です。

 モウリーニョが既報通りフランスに渡るならば、ジョルジュ・メンデスの支配が薄れ新しい空気が入ることは間違いな
いでしょう。

 長友はその第一歩の商品価値があると考えられたと僕は予想します。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェリポン政権遂に始動

2013-01-23 16:48:23 | 日記
 今回は冒頭からお詫びをさせていただきます。

 僕はこのブログで大前元紀の移籍先をデュイスブルクと記していましたが、正しいクラブ名はデュッセルドルフに
なります。

 僕の思い違いと下調べ不足が原因で記入を誤った形になりました。

 ご面倒をおかけして申し訳ありません。

 本題に入ります。

 ブラジル代表監督に就任したルイス・フェリペ・スコラーリが、イングランド代表との親善試合に向けた代表選手
を発表し、ロナウジーニョとジュリオ・セザルが復帰を果たしました。

 2010年のドゥンガ政権では、ソリッドな代表構成が過度になりすぎ、彼らが本来持つべきだった即興性が欠け
た点が、最後のオランダ戦で露呈する形になりました。

 ドゥンガは

 「勝たなければ意味が無い」

 と常に公言し、事実ワールドカップのようなトーナメント戦では彼の指摘が当てはまります。

 ただ逆に言いますと、ソリッド、言い換えれば真面目で固いということは、何かしらのミスやハプニングが起きた
際、ピッチ上の選手たちでその流れを手許に引き寄せられない可能性があることも事実です。

 あのオランダ戦、フェリペ・メロの退場や思わぬ形で失点したことで、幾度となく重圧を経験してきたであろうブ
ラジルの選手たちでさえ、平常心を保つことが出来ませんでした。

 つまり、一定の戦い方で結果を出してきたために、波長が少しでも狂ってしまう体感が得られてなかったわけです。

 フェリポンがガンゾを置いてロナウジーニョに声を掛けたのは、彼が2002年と2006年に連続出場を果たし
ただけでなく、硬直した場面で何のためらいもなく自己を

 「解放」

 させ、流れを呼び戻せる要素を秘めているからでしょう。

 このふたりの招集が安定感を呼び戻すのか、それともロートルを復帰させたと批判だけを集めるかは、今後の展開
にかかっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本サッカーはどうして縦に速いのか

2013-01-23 00:02:04 | 日記
 最近はそうでもありませんが、ブラジルから来日した選手たちはその殆どが

 「日本は縦に速いサッカーをする。」

 と語ります。

 それはワールドカップ出場前の日本代表も同様で、縦に急ぐばかりで緩急がなく、攻撃が一辺倒で対戦相手からすれば攻撃
が全く脅威ではないというものでした。

 この癖、明らかに日本社会が絡んでいると僕は思います。

 傍から見ていても、日本が秩序をとにかく守ろうとする意識は非常に高く、海外からみればある意味異様な光景かもしれま
せん。

 かつて来日したばかりのフィリップ・トルシエが、ユースの選手でしたか赤信号ではあったものの、全く車が通らないのに
誰一人横断歩道を渡ろうとしない点に、強い危機感を抱いたといます。

 「法律順守」

 という点では当然選手に非はありません。

 しかし海外から見ると、この融通の無さが息苦しく感じるに違いありません。

 日本は仕事でも、とにかく速さと正確さが問われます。

 従っていつでもあくせく動いている、つまり日常の中に緩急、いいかえればゆったりした時間を過ごすことは無意味という
風潮があるように感じます。

 かつての日本代表が最終ラインでボールを回して時間稼ぎをすることが出来ず、かといって相手陣内の深い所でのタッチ際で
の攻防でも負けていたのは、

 「相手をだますような行為」
 「ゆったりと仕事をする事」

 これらにあまりに慣れ過ぎていた為、ルールの範囲内で最高の結果を求められるサッカーの奥深さに、選手がついていけなかっ
たと言えます。

 僕は締切を蔑ろにしろ、誰かに仕事を任せて遊び惚けたら良いとは思いません。

 ただ縦に速いサッカーと言われる日本サッカーはそのまま日本社会を代弁していると思いますし、逆に狡猾と言われる南米サッ
カーも同様に彼らの縮図になっているはずです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする