塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

自分に責任を持つこと、わがままとの違い

2013-01-11 23:41:52 | 日記
 海外に日本と同様「長い物に巻かれろ」という言葉があるかはわかりませんが、僕は自分でもつくづく典型的な
日本人だと感じます。

 海外ではスポーツでも職場でも、上司と部下、監督と選手が同僚の前でも堂々と意見交換をかわし、上司(監督)
の下した決断や自分の扱いに不満があれば、喧嘩すら厭いません。

 でも僕たちの多くがその場で意見をかわす事もなく

 「あの時やっぱり発言すべきだった」

 と後に後悔している気がします。

 居酒屋や焼き鳥やであれだけのビールや焼酎が消費され、上司や妻の悪口を肴に酔っている男性を見れば、海外か
ら来たばかりの方は心底驚くでしょうね。

 イビチャ・オシムが代表監督時代

 「実際にプレイしているのは君たちだ。」

 と自分の顔色を伺う選手達を諭したことがありましたが、監督の支持を逸脱してしまえば、頭ごなしに怒鳴られる
のではないか。

 選手たちはそう感じていたのではないでしょうか。

 ジーコが代表監督を務めていた際、確かに海外リーグの選手たちを頼りにし過ぎた面があったのは間違いないですし、
3バックか4バックかの問題は、その本質をついていませんでした。

 ジーコが海外リーグの選手たちを重用したのは、彼らが欧州の発想

 「確かに監督はこの指示を出した。
  でも今はこのやり方を行うべきだ」

 と自己判断で動け、同時にその考えを遂行した理由を皆の前で述べられると感じた為だと思います。

 日本人選手が不安げなまなざしでジーコを見ていたのは、今までの社会生活の中で自分で責任を持ち行動しようと
しても、単なる

 「自分勝手」

 と判断され、叱られてきた経験が多かったからではないでしょうか。

 今体罰の問題が世間で騒がれていますが、自己責任と我がままは当然別物であることを認識せねばなりません。
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向の移籍、パルセイロの右サイドバックは果たして

2013-01-11 01:16:08 | 日記
 昨日信越放送で流れた長野パルセイロのレギュラー番組「オレンジ魂 週刊パルセイロ」

 放送内容は2012シーズンJFLベスト11に選出された大橋、向、宇野澤3選手のインタビューでした。

 向が町田ゼルビアに移籍することもあり、彼がオレンジジャージを纏う姿はこの映像で見納めとなりましたが、昨日
からどうしても彼の移籍の重さが拭えません。

 それは僕が彼を贔屓にしていたこともあるでしょう。

 ただ、クラブが主力である彼を引き留める方法もあったのではという思いもありますし、プロを目指すクラブを応援
するならば、この胸の痛み

 「主力との決別」

 を毎年味わうことを覚悟しなくてはいけません。

 プロであれば練習環境と報酬を常に考えることは当たり前です。

 薩川体制が終焉を終えたことで、選手たちも区切りをつけて新しい旅立ちをしたいと思っても不思議ではありませんし、
美濃部監督は不本意でしょう「が

 「薩川監督との対比」

 に否応なく対応せねばなりません。

 土橋の引退を聞いた際は、まだやれるよと思う反面、彼が故障で苦しんでいたことは周知の事実でしたから、その時が
来たかと冷静に受け止めることが出来ました。

 向の移籍はベガルタの例で言えば、関口がレッズに移籍するのと同じくらい、僕にとってはインパクトがありました。

 FC琉球との一戦を今から楽しみにしている方は多いでしょうが、町田ゼルビア戦も同様ですね。

 美濃部監督からすれば佐田の引退、そして寺田の移籍で空白となった右サイドバックの人選。

 これがキャンプに求められるひとつの要素となります。
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フェリポンの胸中を思う

2013-01-11 00:33:39 | 日記
 新年も既に10日が経過しますが、今ルイス・フェリペ・スコラーリはどのような感情を抱いているのでしょうか。

 日本はグルジアに続いてカナダと戦うことが報じられていますが、開催国ブラジルはコンフェデレーションズ・カップ
までにどのような取り組みを行うのか、その全体像が見えてきません。

 FWレアンドロ・ダミアン
 FWネイマール
 MFパウリーニョ
 MFガンゾ

 2014年の主力となるであろう選手たちがブラジルに留まることは、フェリポンが視察しやすいという利点がありま
すが、その一方でよりブラジル全国選手権は欧州各国リーグに比肩しないという声もあります。

 もしネイマールが既報通りレアル、バルサのいずれかに移籍しても、主語はネイマールではありません。

 ですから2014年までサントスに留まることは、あながち間違いではないと思います。

 ワールドカップ予選免除のブラジルですが、彼らと親善試合を戦いたいと願う国は当然多いですから、海外遠征には困ら
ないはずです。

 日本だって名乗り出て問題ないでしょう。

 フェリポンとしてはコンフェデレーションズ・カップを境に、

 1・本大会で起用すべき選手
 2・本大会にはリザーブで招集すべき選手
 3・落選の選手

 という区切りをつけ、残りの1年を1と2の選手の強化に充てたいと考えているのではないでしょうか?

 いかにブラジルといえどもオートマティズムは簡単に身に付きませんし、開催国であるうえ史上最多6度目の優勝を狙う
には、すべての面で準備万端でなくてはいけません。

 国民の批判を浴びるのはあくまでフェリポンであり、監督交代に踏み切ったサッカー協会と、前任者マノ・メネゼスでは
無い為です。

 その不公平を受け入れて就任したフェリポンですが、選手がブラジルにとどまる事はイマジネーションの欠如を避けられ
る側面があります。

 ブラジル全国選手権が面白いのは、その即興、意外性を僕たちが受け入れている為であり、選手もその点を熟知している
為です。

 

 
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