ユナイテッド、前輪駆動へ拍車がかかる

　ラダメル・ファルカオはレンタル料２７億円でレアル・マドリードに行くという話では無かったのでしょうか？

　モナコがレンタルで放出する事実は変わりませんが、行き先がユナイテッドと言う事で、今非常に驚いています。

　ディ・マリア獲得の際に

　「３－４－１－２に彼の置き場は無いよ」
　「彼は良い選手だが１００億円は支払いすぎだよ」

　と、批判的な意見が交わされました。

　識者の多くは

　「ヴィデッチとファーディナントが抜けたセンターバックの穴を考えるべき」

　と捉えています。

　ファン・ハールは今夏のワールドカップで重用した、オランダ代表のダレイ・ブリントをアヤックスから獲得していますが、ゴールを護るデ・ヘアとの連携に今後は注目が集まります。

　ファルカオという素晴らしいＦＷを獲得した背景には

　１・ファン・ペルシが何時もの彼であること
　２・ウエルベックをアーセナルに、ザハをクリスタルパレスに売却

　という２点があります。

　僕の記憶が正しければ、ファン・ペルシが故障と無縁であったのは、ユナイテッド初年度の２０１０２-１３シーズンのみでした。

　ですからファルカオの獲得は、物足りない２選手を放出して、少数精鋭に変化したいというファン・ハールの願いだったのではないでしょうか？

　この明らかな

　「前輪駆動」

　のサッカーで、チェルシーやシティ、アーセナルとどこまで戦えるのか、注目が集まります。
　

アギレ政権、初の代表合宿へ

　アギーレ監督の肉声を捉えようと、各局が競っていますね。

　さきほどは「すぽると」でダンヒルのスーツを纏った監督が登場し、「やべっちＦＣ」はアグエロ、トーレスの映像を挟みながら、２００６年当時の映像を振り返りました。

　僕は

　「日本代表がフレッシュな顔ぶれになった」
　「これで競争が始まる」

　という報道にはどこか首を傾げてしまいます。

　ワールドカップだけを判断するのは確かにアンフェアでしょうが、それでもファースト・ラウンドで敗退した代表の顔ぶれが新しくなるのは当たり前だからと思うためです。

　多分、皆さんが驚いたのは、武藤、皆川といった新戦力の台頭なのでしょうが、ならば僕は記者の方に

　「ガンバの宇佐美をどうして外したのでしょうか？」
　「レッズからは西川しか選ばれませんでしたが、どうしてですか？」

　と聞いて欲しい物です。

　ガンバ・ファン以外にも、宇佐美の落選を気にかけた方は多いでしょうから。

　その一方で監督が描くサッカーは、まだ１試合も行われていないのも確かです。

　ですから、今後アジアカップに向けて監督が示唆する内容を、僕たちも吟味してゆく必要がありますし、ザッケローニ体制よりも旬の選手を活かした入れ替えが見られると思います。

　監督は４－３－３－、４－１－４－１、３－４－３と試合の中で布陣が変更するのは当たり前と「やべっちＦＣ」で語りましたが、監督が指摘する融通さが身に着けば、確かに大きな武器になります。

　また、ワールドカップ予選に向けての軸となる選手が、今回の合宿で誕生するでしょうね。

パルセイロ対ゼルビア戦を見終えた帰りに

　ゼルビア戦を見た帰り、シャトルバスの列に並んだのですが、何とかなるかという甘い気持ちで北長野駅まで歩く事にしました。

　それは曇天の影響もあり、バスを待っている最中に雨が降ってきたらどうしようもないなと思ったのと、皆が歩いていく方向に一緒に進めば何とかなると思ったためでした。

　正直甘かったですね。

　さすがに８月最終日ともなれば、試合が終了した１８時以降は陽が落ちるの早く、少し寒いくらいでした。

　前回、シャトルバスで北長野まで向かった景色を思い出しながら駅を目指しましたが、結局見ず知らずの方、それも２度道を尋ね、ようやく北長野駅にたどり着く事が出来ました。

　これが敵地での出来事ならば、心細い上に土地勘がありませんから、本当に大変だなと思いました。

　ゼルビアファンの方で歩いた方がいれば、それはお疲れ様でした。

　これから寒くなるだけで装備も重要となります。

　今年は日照時間が短いと指摘されているように、作物への影響もありますし、特に広島で土砂災害にあわれた皆さんへの配慮が必要です。

　僕は長野東急と東和田運動公園で、それぞれ２４時間テレビの募金を行いましたが、サンフレッチェの選手たちも募金を呼び掛けています。

　サッカーは天候によって試合内容、観客動員いいずれもが左右されますが、秋口の観戦は体調に注意しながら行いたいものです。

　一昨日の観戦は空を見上げながらの観戦で、屋根のありがたみをつくづく感じた次第でした。