塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2000年代初頭のイタリアは狂喜乱舞だった

2014-09-22 23:30:18 | 日記
 サラリー・キャップを導入し、胸スポンサーさえままならないラツイオ。

 しかし、2000年代初頭の彼は、イタリアの枠を超え欧州全土でその力を認めらる競合クラブでした。

 当時はプーマがスポンサーを務め、オーナーであるセルジオ・クラニョッティの下、莫大な資金を投入し2000年には遂に念願のスクデットを獲得します。

 クラニョッティは食品会社「チリオ」のオーナーであり、イタリア国内ではデルモンテの販売権利も所有していたはずで、イタリアのクラブとしては初めて株式を上場し、市場から資金を得た事でも知られています。

 この2000年のラツイオのスクデットから、イタリア国内ではある種の

 「意地の張り合い」

 が始まります。

 翌2001年はローマがスクデットを得ます。

 これは当時のオーナーであるセンシ会長が、負債に苦しフィオレンテヒーナから師子王バティを獲得し、3-4-1-2の2トップで確実に点が取れる工夫を指揮官カペロに与えた事が大きな要因でした。

 ちなみにインテルもこの時期、50億円以上を費やしFWヴィエリを獲得し、ミランはルイ・コスタを、パルマは中田英寿をパルマから強奪します。

 毛並が異なったのはユヴェントスで、2001年夏、ジダンを82億円でレアル・マドリーに売却し、インザギをミランに譲渡します。

 「売ります・買います」

 の内容が一番激しいイタリアの時代は、既にある種の夢物語ですが、こうしたオーナーの意地の張り合いが、パルマ、ローマからオーナー・シップを奪い、ラツイオはクラニョッティの失脚により、

 「主力の売却」

 で金庫を潤す形になります。

 日本でもバブル経済を振り返る時がありますが、2000年代のイタリアも80年代の日本同様、浮かれている側面があったのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーでもスマートフォンは手放せない?

2014-09-22 00:56:41 | 日記
 古いサッカー雑誌をお持ちの方は、2、3年前の雑誌を読み返してみてください。

 選手のインタビュー、試合内容の報告、各国記者によるコラムなど、編集内容は2014年の今とさほど違いが無いと感じるでしょう。

 でも、広告の内容が激変しています。

 それはスマートフォンにおけるサッカーゲーム・アプリの露出が劇的に増えたということであり、ワールド・サッカーダイジェストは付録として大人気である

 「パニーニ・フットボールリーグ」

 のカードを付けました。
 
 改めて広告の流れを振り返りますと

 1990年代は単純に店舗広告、ビデオとジャージの紹介
 2000年代前半には、店舗紹介の際に電話だけでなく公式ホームページのアドレスも掲載
 2000年代半ばにはカルチョ2002がアーケード・ゲーム「WCCF]のカードを付録にする
 2000年代後半、サッカービデオ、DVDの紹介がなくなる

 というように、映像とゲームを一手に

 「スマートフォン」

 に集約する形になっています。

 僕個人はWCCFをプレイしたことはありません。

 それでもカードが中古で売買され、公式ガイドが発売された事は知っていますが、現状がどうなのでしょうか?

 スマートフォン所有者でない僕からすれば、アップル協奏曲もサッカー・アプリケーションも

 「遠い彼方の話」

 でしかありません。

 新しい商売が生まれれば、それまでの商売が淘汰されるのが資本主義ですが、ソニーと任天堂の業績不振を聞くたびに、数年後のサッカーを取り巻く環境がどうなるのか、考える事があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スターを周囲と馴染ませるために

2014-09-22 00:44:03 | 日記
 夏物衣料と秋物衣料が混在する今、ある意味前者は底値なんですね。

 でも、安いから買うという方法であれば痛い目を見るでしょう。

 「必要だから買う」
 「今丁度買い替えの時期だから、値段が安いにはありがたい」

 という形ならば良いのですが。

 例えば安いと思って何かしら買いますよね。

 でも、購入した商品が手持ちの服と噛み合わないとすれば、その購入した服を活かすために、新しい服を新調する羽目になちかねません。

 それは出費という点で無意味ですし、手持ちの服と似合うのか、安いだけでなく有効活用可能かどうかを、購入前に吟味しないといけません。

 僕もグンゼの夏用肌着、今のうちに新調しておこうと思いますが、メッシュなのか、接触冷感なのか、何枚買い足せば来年の夏困らないのか、しっかりと確認していますよ。

 サッカーでも、スターを獲得して、メディアが

 「彼らが優勝候補!」

 と見出しを打つ事があります。

 それはスターが加入するこで相手マークが集中し、味方にフリーマンが増える、スターがファウルを貰う事で、PKとFKのチャンスが増えるであろう点は僕もわかります。

 でも、必ずしもスターが周囲と噛み合うのか、周囲の技術と思考回路がスターと同じレベルなのか。

 それはまた別問題です。

 2008年のバルサはアンリ、デコ、メッシにロナウジーニョと前線に4人の各国代表を添揃え

 「ファンタスティック4」

 と名付けられましたが、結果は見かけ倒しになりました。

 前線にスターばかりを並べても意味は無く、スターだけが突出しても意味は無い、それがサッカーのむずかしさであり、監督が調和を心がける理由でもあるのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする