塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカースパイクにも「素足感覚」は必要か

2014-09-08 23:29:51 | 日記
 バッシュはアスリートの為の靴でありながら、今はタウン・カジュアルの必需品と言えます。

 バッシュの代名詞と言えばナイキ、そしてエアー・ジョーダンですが、当然のことながらこの靴はあくまでジョーダンが希望する機能とデザインで販売をします。

 ですから、消費者の意向はあくまで

 「ジョーダンに認められた二の次の要素」

 であり、ナイキはタウン・カジュアルを前提にエアー・ジョーダンを作成していません。

 ジョーダン、そしてナイキ契約選手がこぞってほめたたえたエアー・ジョーダン12は、ジョーダンが希望する素足感覚を極限にまで高めた点が特徴で、僕も学生時代の購入したものです。

 彼らが求める素足感覚は、僕らかすると「堅すぎる」感触となり、玄人筋とは正反対に街履きとしては不人気だったのです。

 サッカーでも、スパイクを製造する際、この

 「素足感覚」

 は選手から要望があがるようです。

 でも、この素足感覚を実現するのはとても難しいでしょうね。

 アシックスはDSライト、ナイキならマーキュリアルというように、軽量化に特化したスパイクは簡単に連想できます。

 また、2000年代初頭にプーマがセル、ミズノがウエーブ・カップと言う形で、地面からの突き上げを軽減し、快適な履き心地を提案したことを覚えています。

 ピッチは快晴、雨天、降雪とその都度状態が異なりますし、選手からすれば地面からの突き上げは相当不愉快なのでしょう。

 各社様々な視点でスパイクを開発していますが、バッシュ同様消費者人気では無く、あくまで

 「契約選手の意見」

 を尊重しなければ、商品開発は本末転倒になってしまいます。
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ファンならば、靴とジャージに目が行くもの

2014-09-08 00:58:14 | 日記
 日本代表はアディダス、イタリアはプーマ、そしてフランスはナイキと契約しています。

 日本にはアシックスとミズノ
 イタリアはロット、ディアドラそしてカッパ
 フランスはパトリックにル・コック

 他国の企業が自国代表を支援することはサッカーでは珍しくない光景ですが、これらに限らず自国に有名ブランドがあるならば、彼らは心の中で

 「いつかまた、サッカー代表を支援したいな」

 と思うものでしょうか。

 イングランドが慣れ親しんだアンブロからナイキに契約を変更した時、ある種のノスタルジーを感じた方は、僕だけでは無いように思います。

 ブラジルで今アスレタの商品が人気なのも、それはペレが着用したと言う事実だけでなく

 「あの頃は良かった」

 という情の部分が大きいように思います。

 今、トッパーの認知度はさほどないように思いますが、86年と90年のセレソンを支援した実績が、今後トッパーの商品に影響を与えるかもしれません。

 これは考えすぎない方が良いのでしょう。

 例えばドイツはアディダスとプーマが有名ですが、かといってドイツ代表がプーマを契約先に指名するとは微塵も感じません。

 米国がナイキなのは、コンバースやサッカニー、ニューバランスなど他の会社がサッカーに関係していないという部分もあるでしょうしね。

 選手と各国のスポンサー支援に僕たちは口を挟めません。

 それでもファンの多くが、靴とジャージ、そしてデザインに注目するのも確かなのです。
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ユニクロを見て思ったロットのロゴ

2014-09-08 00:44:53 | 日記
 ユニクロのロゴを見て僕が感じたのは「ロット」でした。

 全米オープンテニス4強で戦ったジョコビッチをエアー・Kはいずれもユニクロからの支援を受けています。

 ニューヨークのユニクロでは、エアー・Kのポロシャツ既に完売御礼したとのことで、今ユニクロは改めてアスリートへのスポンサー・シップが持つ影響力を考えているように思います。

 それは彼を支援するウイルソンや日清も同様かもしれませんが。

 今夏のワールドカップでは、ロットが支援するコスタリカ代表ジャージが爆発的な売れ行きを見せたことが話題になりました。

 それだけスポンサー企業、ブランドにとって契約選手、契約国が躍進を遂げる事は、大きな利益になります。

 自社の存在意義
 い機能性の証明
 デザインの素晴らしさ

 これらを目にした消費者が感化された暁には、売上上昇につながります。

 ロットは90年代にオランダ代表という人気銘柄を持ち、本国イタリアでもフィオレンティーナ、ミラン、ユーヴェを支援してきた歴史を持ちます。

 彼らにとって最高の契約選手は三人の「FW

 ルカ・トニ(イタリア代表)
 アンドリュー・シェフチェンコ(ウクライナ代表)
 ダボル・シュケル(クロアチア代表)

 と言えるでしょう。

 特にシュケルはあのナイキが98年ワールドカップ決勝で、ロナウドに

 「シュケルと並ぶだけでいい、得点王になってほしい」

 と懇願された背景となる、ワールドカップの得点王に輝きました。

 そんな彼らでは無く、イタリアから遠く離れた北中米の国で最高の売り上げを記録することは、ロット本社でも考える人間は少なかったでしょうね。

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