塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が考える澤の起用法

2015-07-03 00:24:58 | 日記
 僕は正直、澤は本当に凄いと思います。

 これが諸外国ならば

 「私は先発で起用されるべき選手だ」
 「調整を特別扱いして欲しい」

 とメディアを通じて、監督に打診するエースは多いと思います。

 でも、これだけの場数を踏み、誰もが認める第一人者でありながら、ベンチに腰掛けようが途中出場だろうが、澤が佐々木監督にたてつくような行動は一切ありませんよね。

 諸外国も彼女の行動を

 「清々しい態度だ」

 と評価すると思います。

 佐々木監督は意図的に彼女を外し、昨年のアジアカップ優勝を含む親善試合を戦ってきました。

 でも、やはり澤は澤であり、根幹を担うべき存在であると強く認識したことは、今有意義な結果となっています。

 あくまで個人的な意見ですが、僕はリオ五輪に出場できるならば、2016シーズンまで澤を活用すべきだと考えます。

 それは現在の澤を実力で凌駕する選手がいない事がそうなのですが、起用法には今回のように

 1・途中出場でも構わないと言う姿勢
 2・ベンチで戦況を見つめるだけに終始する可能性もある

 事を受け入れると言う条件付きですが。

 澤が仮にベンチに腰掛ける事に疲れてしまえば、そのやるせなさは一瞬に先発の選手達に伝播しますし、特に一緒に戦況を見つめる仲間たちが、居心地に悪さを感じてしまいます。

 ドイツはかつて、最後まで

 「ロタール・マテウス」

 を切り札にして、欧州の笑いものになりました。

 当然、澤にも引退の時がきます。

 でも、2016年に彼女が休息の老け込むと言う事は考えにくく、僕は彼女という財産と真摯に向き合うべきだと感じます。
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なでしこが持つ、本当の力強さ

2015-07-03 00:17:05 | 日記
 僕たちはサッカーにおいて圧勝劇を本物の強さだと思いますね。
 
 でも、本物の強さというのは、女子ワールドカップのなでしこのように、俯瞰、忍耐、集中という、局地戦にこそ感じられるのかもしれません。

 各局が報道しているように、熊のぬいぐるみを持つ事で

 「負傷した安藤梢を慮る」
 「あなたも最後まで私たちと一緒」

 という連帯感が維持できることは確かでしょう。

 一方で度重なる移動、試合と試合との間隔が狭まり、体力の回復が難しくなってきた決勝トーナメント以降、彼女たちが4年前のように、観戦者である僕たちが安堵するような戦いを見せてはいません。

 でも、4年前よりも、今の方が

 「大丈夫、問題ない」
 「私たちは最後まで戦えるよ」

 という気持ちが備わっている、そんな印象を受けます。

 澤は4年前、このワールドカップを起点にバロンドールを受賞します。

 ですから今大会で優勝だけでなく、何か個人タイトルを得ることは、この最大の栄誉に最短となる可能性はくなります。

 ちなみに日本はアジア王者と世界王者の2階級制覇の上で、カナダまでやってきました。

 ファンがインタビューで

 「防衛して星を一つからふたつに増やして欲しい」

 と語っていましたが、それは皆が望む事柄です。

 あの胸元に輝く金色の盾、世界王者の証を2019年まで防衛できるとすれば、ボクシングでいうチャンピオン・ベルトを巻き、世界中から多くの称賛を集める事と同じですね。

 金色の盾は日本の誇りであり、4年間、再び歩みを共にしたいものです。
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