塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける高嶺の花

2015-07-27 18:12:10 | 日記
 「高嶺の花」は誰にでもあるでしょう。

 それは車好きにとってのフェラーリかもしれませんし、独身の僕ならば、誰もが羨む美人の存在かもしれません。

 そしてサッカーにも、高嶺の花は存在します。

 今PSGはナイキと契約していますが、フランスカップを2季連続で制覇した80年代前半は、ル・コックと契約していました。

 アンブロもかつてはユナイテッド、シティと契約し、ロットはミランとユヴェントス、ディアドラはアズーリというように、その国のクラブ、代表をその国のスポーツ・ブランドが支援する事。

 これは珍しい光景ではありませんでした。

 ブラジルもサントス、フルミネンセがペナルティ、セレソンはアスレタ、トッパーという自国企業から支えられていました。

 「今のナイキよりも、トッパー時代が良いなあ」

 そう感想を漏らす方もいるようで、それはノスタルジーという言葉では、語りきれない思いでしょうね。

 大手が幅(契約金、契約年数、高機能)を利かす現代サッカーでは、中小ブランドの進展はなかなか難しい上に、ホーム・グロウンでは無いにしろ、海外の企業から支援を受ける事も多くなりました。

 もし、ル、コックがもう一度、PSGと契約したければ、ナイキを超える金額、プレゼンテーションを行う必要がありますし、それは本当に難しい作業です。

 日本でもアシックス、ミズノよりも、アスレタへの注目度が更にましていますしね。

 中小ブランドからすれば、ビッグクラブをサポートする旨味よりも、昇格クラブや友好関係を結ぶクラブを一つでも増やした方が、実りは大きいものでしょうか。

 先日お話したエレアとノーリッジの関係は、一つの具体例にはなりますね。
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アフリカから来た方を前にして

2015-07-27 14:08:52 | 日記
 先日、アフリカの方でしょうか、店頭で

 「友人の為にスラックスの下見をしている」

 とおっしゃいました。そこで

 「お好みの色は何色でしょうか、濃い色も淡い色もご用意できます」
 「黒、チャコール・グレー、紺などが濃い色になりますが」

 と伝えた瞬間、内心ギクリとしました。

 黒人の方を相手に「黒」という言葉を用いた自分がいたわけですが、これはあくまで「色」を伝えただけで、侮蔑の意味合いはありません。

 例えばポルトガル語で黒は「ネグロ」と言いますが、ポルトガル語ではこのまま黒人に対しての侮蔑を現すと聞きましたから、正直使い勝手がわからないのです。

 でも、その時感じたのが
 
 「俺は神経質になりすぎている」
 「もし僕が海外で、黄色のネクタイは大変人気がありますよと指摘されたならば、おれは黄色という単語に敏感になるかな」

 というものでした。

 他界したルイス・アラゴネスがスペイン代表監督時代、アーセナルに所属するレジェスを呼び止め

 「あの黒んぼより優れている所を見せてやれ!!」

 と声掛けしたことが、人種差別だと大きな批判を浴びました。

 アラゴネスが引き合いに出したのは、フランス代表アンリで、彼自身はアラゴネスの発言に当然のごとく反発します。

 しかし教え子のひとりであるカメルーン代表のエトーは

 「アラゴネスの発言に侮蔑的な意味は無いよ」
 「彼は裏表のない人物だからさ」

 と擁護します。

 僕はエトーの言葉を痛感したわけですが、外国籍の方を前に緊張、考慮しすぎる事がマイナスなのでしょう。
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北斗の券の一場面から、今のパルセイロを思う

2015-07-27 01:36:54 | 日記
 僕のように30代後半の男性ならば、一度は「北斗の拳」を読んだことがあるはずです。

 北斗の券はシナリオによって時代構成が大きく変化しますが、大抵の方は1部、つまりケンシロウがラオウを倒すまでの物語を贔屓にしていると思います。

 「こんなに悲しいのなら、愛などいらぬ!!」

 自分が継承する「南斗鳳凰拳」の為に、お師匠を結果的に殺害することになった聖帝サウザー。

 サウザーが師匠を祀る為に人々を酷使し、建設したのが聖帝十字陵で、ケンシロウはこの戦いで一度は敗れたサウザーに勝利し、同時にサウザーの慟哭を知る形になります。

 聖帝の胸にはいつも

 「敬愛する師匠への愛情」
 「継承のためとはいえ、師匠を殺めた心の痛み」

 があった、だからこそ愛などいらないという台詞に重みがあります。

 冒頭から北斗の券を引用したのは、パルセイロとファンの気持ちが、この台詞と酷似しているように感じた為です。

 「こんなに思い悩むのなら、パルセイロなどいらぬ」
 「どうしてフロントは、愛する薩川監督と袂を分かつ決断をしたのか」

 聖帝十字陵を南長野運動公園に例えるならば、ファンのどこかに、沖縄にいるコーチと監督、選手達に思いを馳せている、というのは言い過ぎでしょうか。

 ケンシロウは主人公ですから、ラオウが敗れることはシナリオ上、皆が理解できます。

 でも、最後、ラオウが天空を指さし
 
 「我が人生にいっぺんの悔いなし」

 と息絶えた時、恐らく原先生もファン同様に「天晴れ!!」と感じたのではないでしょうか。

 そう、ファンは今胸のつかえを取る「天晴れ!!」が欲しいと願っているのです。
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パルセイロも荒療治が必要か

2015-07-27 01:23:34 | 日記
 今季のJ3でJ2昇格の可能性があるのは上位の4クラブ、レノファ、パルセイロ、そしてゼルビアと相模原に絞られたと考えて良いでしょうね。

 僕は以前から

 「山口の勢いはどこかで削がれるに違いない」
 「パルセイロは、F1のスリップ・ストリームのように、とにかく山口が下降線を描くまで耐えましょう」

 と考えていました。

 でも、レノファの勢いは衰えるどころかますます強固になり、もやは1抜けの状態は最後まで変わらないでしょう。

 J1ではアントラーズがセレーゾに「さようなら」と告げました。

 僕も物は試しではありませんが、パルセイロも思い切って美濃部監督にさようなら、と告げて見ても良いと思います。

 パルセイロ・ファンの多くは

 「中断期間中に行われた山雅戦を、新監督の初陣にすべきだった」
 「監督選びの猶予はなく、神野強化部長を監督に指名しよう」

 という考えが多い様子です。

 ファンはトップとレディーズの成績が、お互いに反比例している事で焦り、スタジアムの豪華さとリーグのカテゴリーがそぐわない事に焦り、監督のコメントがいつも同じ事に焦っています。

 皆、このままでは

 「税金の無駄遣い」
 「長野市からそっぽを向かれる」

 と不安なんですね。
 
 サッカーは勝負事ですから、敗れる事もある。

 でも、その勝負内容、敗戦も何だか首を傾げるようなものばかりで

 「次行こうぜ!!」

 と思える物が無い、この点でも悩んでいます。

 炭酸なしのコーラのようなもので、爽快感がないわけですが、水曜日に迎える相模原戦をどう捉えるか、今季最大の焦点になりそうな気配です。
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