塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ポドルスキ、遂に神戸の一員に

2017-07-08 01:20:06 | 日記
 ルーカス・ポドルスキが遂に神戸に到着し、話題を独占しています。

 アシックス、カワサキなどヴィッセルのスポンサーにも好影響を与えそうなこの移籍は、別の意味合いを持ちます。

 欧州では選手、監督は基本、メディアからのインタビューを断ることはなく、分け隔てなく接すると聞きました。

 確かに広報や選手からすれば

 揚げ足をとるような記事の執筆
 移籍が決まりかけている選手にインタビューのオファーがきた
 誘導尋問の形で内情が暴露される

 事は本当に嫌でしょうし、メディアも重々注意しなくてはなりません。

 成田空港や関西国際空港に降り立つ映画俳優が、手を振る、挨拶をすることで見送りに来たファンの自尊心が満たされるように、ポドルスキも丁寧にファンと接したと聞きます。

 日本の選手は同じことしか言わない
 日本の選手はおとなしい

 こう指摘される背景は、今挙げた3つの理由によるところが多いと思います。

 一方で自分の言葉で意見を紡ぐこと、これは説明という観点よりも、どのような単語で話をすれば、相手が理解しやすいのかを学ぶには最適の教材でもあると思います。

 英国で指摘されるように

 「センス・オブ・ヒュマーの無い会話はつまらない」

 とありますが、比喩や暗喩を用いながら意見を述べられるようになれば、それは素晴らしいと思います。

 フォルランもポドルスキも懸命に日本語を覚えて挨拶をしました。

 この心意気、日本人選手も取り入れてほしいで素ね。
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穴の開いたスパイクを履く、という感情

2017-07-08 00:55:58 | 日記
 柏レイソルに在籍し、ファンから絶大な信頼を得たのがフランサでした。

 元ブラジル代表の看板通り、卓越した技術とひらめきがある一方で、日本人が思い描くブラジル人の姿

 「気が乗らないとすぐに集中力を切らしてしまう」
 「自由奔放で型にはまらない」

 という意味あいでも印象に残っています。

 彼はミズノのスパイクを愛用していましたが、穴が開いても平気で履き続けていることでも有名でした。

 梅雨時や突然の雷雨の時は用具係だけでなく、フランサ本人も大変だったと思いますが、素知らぬ顔をしていたことはもっとすごいですよね。

 実はフランサ以外でも、ブラジルの選手を穴が開いても簡単に靴を新品に買えないそうなのですが、それはどういうことでしょうか。

 僕が考えるに、本革の靴は自分の脚に馴染んだ時点で凄く快適です。

 ですから一から新しい靴をおろして、再度革を馴染ませるのが面倒、同じスパイクでも全く同じ形で馴染まないことを避けたい、と考えていると想像します。

 これは幼少時の影響もあるでしょうが

 1・サッカースパイクは高値であり、両親にせがむことができなかった
 2・プロ契約してお金に不自由しなくとも、大切に愛用したい
 3・そのためには穴が開いていることくらい、どうということはない

 という意味あいの方が強いと思います。

 それだけ本革という天然素材は、シルクやコットンと同様、人間の肌に触れる上で暖かく、同時に素晴らしい素材として認知されている、というわけなのです。
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