蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

入稿完了!

2011年03月29日 01時50分37秒 | 日記
間に合いました!

チラシ・チケット・ポスターデータの入稿です。
夕方、今週金曜日に配送されることが確定。

良かった…

昨日のMA時、ケンタロウ君に
チラシ表面デザインを見てもらったんだけど
違和感があると指摘され…

うーん…
やっぱり技術的に私の能力では無理があるんだよね…
どうしようか…
加工をやめて、画像素材だけにしちゃおうか…

MA終了後、私が悩んでいたら
参加者の一人Tさんが、難航している点を聞いてくれて
それをクリアできるかもしれない手法を二つ程、教えてくれた。
早速、自宅に戻って実験。
一つの手法は、やってみたがイメージ通りにならず断念。
もう一つの手法は「これならいけそう…」と思ったので
もう一度最初から画像に手を加えることを決めた、

今回は時間がないので、なるべく簡単に済ませよう…
と思っていたのが、やはりいけなかった。
自分ではそんなつもりがなくても
どこか手抜きになっていたんでしょう。

腹を決めて、やり直し始めたまでは良かったんだけど
午前4時を過ぎたころから、睡魔が襲ってくる、襲ってくる!

  ここで寝たら、絶対に月曜日入稿は不可能になる!

と何度も自分に言い聞かせ
部屋の中をぐるぐる歩き回り眠気を覚ましながら
一睡もせずに作業を続け、お昼前にチラシ表面と裏面が完成。
早速ケンタロウ君とケンジ君にチェックしてもらい
その間に私はチケットとポスターデータを作成。
そして、15:30に入稿作業を開始。
16:00過ぎ、無事入稿完了!

ふう…
諦めなければ出来るもんだ…
やっぱり諦めないって凄く大事だね…

今週中ぐらいには、Mさんにお願いして
HPに劇団本公演情報のページを作成して頂くので
ぜひ皆さん、チラシ画像もご覧になってくださいね。
今までとは若干趣きの異なるチラシ…だと思います。

夕方、ふらふらしながら買い物に出かけ
夕飯の準備をして

  あ!
  映画を観そびれてた!

そうなんです。
先週、レンタルDVDを5本も借りたのに
一本も観れてなくて、観ないで返却するのは勿体ないよね。
18:00頃、異常な睡魔に襲われたが
それを過ぎたら、目が冴えてきちゃった。で

  よおし、観ちゃおうかな♪

と、夕食後、まずは「悪人」を鑑賞。

去年、ロードショーで観たかった映画の一つ。

深吉田修一の同名小説を映画化したヒューマン・ドラマ。
出演は、妻夫木聡・深津絵里・柄本明・樹木希林 他
私が好きな役者陣が出演しているのも観たかった理由の一つ。
音楽は久石譲氏、私は久石さんの音楽も好き。

で、観始めたんだけど…
3分の2ぐらい観て

  何?この映画?
  もう観たくない…

そんな気分になってしまった。
人間が欲求のままに動いた結果、巻き起こる事件の数々…

  なぜ、これがヒットしたんだ?

と疑問を感じながら、最後まで観続けた。
確かに、誰が悪人か?わからない…というか
みんな「悪人」かもしれないし
人間とはこういうものなのかもしれない…
悪気はないのだ
人を殺そうして殺したわけでなく
状況により感情が爆発して小さな事件が
次々に起きて、それが大きな事件に繋がって…

途中で「観たくない」と思ったが、最後まで観て
いつの間にか涙が流れている自分にびっくり!
やられた~
監督の手中にはまっちゃったんですね。
さすが!だと思いました。

けど、後味の悪さはぬぐいきれず
更に頭が冴えちゃって、このままだと眠れそうにない。

というわけで、更にもう一本観ることに。

  「告白」

2009年に本屋大賞を獲得した湊かなえさんの本を映画化した作品。
ベストセラーぐらいは読んでおかなくては…と思い
本を購入してあったんだけど、読む時間がなくて
そのまま置き去りになっている。
原作を読む前に、映画を観ることになったのは
息子が友人から衝撃を受けたという話を聞き
観たいと言い出したから。
何となく重たいイメージなので、どうしようかと思ったが
こうなったらとことん重さを感じてみるか…と。

中島哲也監督、松たか子主演。


オープニングから衝撃的だった。
娘を殺された中学校教師の衝撃の告白が延々と続くのだ。
これは、恐ろしい程の復讐の物語…

途中で「人間、そこまではしないでしょう」という私の予想を裏切り
どんどん悲惨な状況に物語は進んでいく。

「愛」の恐ろしさを感じる作品だった。
想いが強ければ強い程、客観性が失われていき
妄想の世界にどんどん入り込んでいく。
それはとかく感情だったりするが
松たか子さん演じる教師は、非常に冷静にどこまでも冷酷に
人間心理を読み取りながら、娘を殺した犯人たちを追い詰めていく。

松さんや、生徒役を演じた若い俳優陣も
演技のクオリティが高く、見応えがあった。

二作品とも、人間の愚かさと恐ろしさを前面に出した作品。

後味は良くないが…観て良かったと思える。

ますます目が冴えてしまったが、午前2時になろうとしているし
いくらなんでも、眠くならない自分が恐くなって
無理やりベッドの潜り込むことにした。

人間…いいところもあるよね…