蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

無言館

2009年09月22日 11時13分58秒 | 日記
昨日は、上田の無言館に行って来た。

空を見上げると…快晴\(≧▽≦)丿
しかも濃い目の青空!
実に快適なドライブ日和だった♪

疲労がたまっていたので
気分転換も兼ねられたら良かったのだけど
気分転換どころか、結果的には
気持ちが沈んでしまってσ(^◇^;)。。。

この無言館は、皆さんもご存知のとおり
戦没画学生慰霊美術館として
太平洋戦争中に戦地で散った画学生の遺作が展示されている。

戦争について調べているときに

  一度訪れてみたい

と思いつつ、近いのに行けなかった無言館。
今回、ようやく実現したのだけど・・・

美術学校の学生や卒業生
美術学校には入らず(入れず?)
独学で絵を学んでいた兄弟・・・

彼らの写真・遺作と家族に宛てた絵手紙を見ながら
胸が痛み、涙が溢れてきて・・・

戦地に赴く直前まで、絵筆を握り締めていたという青年もいる。
才能溢れる素晴らしい絵もあったけど
発展途上の若い画家の絵も多く
もっともっと勉強して、一人前の画家になることを
夢見た若者たちが、志半ばでこの世を去らざるを得なかった・・・

どれだけ無念だったことか。°・(>_<)・°。

  これが戦争なのだ。

わかっているつもりだったが
目の前にある遺作を見ながら改めて痛感した。

この胸の痛みは生涯忘れないだろう。

平成20年に増設された第二展示館の出口付近に展示されていた絵は
シュールレアリズムの影響を多大に受けた作品で
他の絵とは異質な触感だった。

館の外に出ると、そこは…え?
と、図書館??

本が処狭しと並んでいて、天井まで本で埋め尽くされている。

  美術関係の本かな?

と思って眺めていたら
いろんな本があって、びっくり!

  あ~時間があればなぁ…

読みたい本がすぐに見つかり
後ろ髪を引かれる思いだった。

帰路を走る車の中で
青空を見ながら

  私は生きている

生きていられることに感謝しなければ・・・と思いました

優雅に美しく?

2009年09月20日 23時26分25秒 | 日記
今日の夜のMAは、久しぶりの日舞

舞台の稽古が日曜日に入ると、体力の消耗が激しく
その後のMAで日舞を教えるのがかなり厳しい。
そのため、暫くお休みをさせて貰っていましたσ(^◇^;)。。。
参加者の皆さん、ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

稽古場に入ると、着物の所作を覚えたいと言っていた
夢幻応援者のSさんが、ジャズダンスを踊っている。
二週間ほど前にお会いしたとき

  MAの日舞、習いに行くね。

と、仰っていたことを思い出した。

  本当に来てくれたんだ

思わず嬉しくなった

昨日から非常に体調が優れず
準劇団員の稽古はとうとう休んでしまった
今日の日舞もどうしようか迷ったが
劇団員から

  いくら何でも休み過ぎですよ!

と厳しい指摘が

  よしっ!具合が悪くても頑張らねば!!

と気合を入れて稽古場に向かったのでした。。

早速和服に着替えて、お辞儀のお稽古から始める。
今日参加しているメンバーの半数が初日舞のため
すり足や回り方、扇の開閉と持ち方
ソデの使い方など、基礎をみっちりと行なった。
その後、踊りの稽古に突入。
時折、頭痛と眩暈に襲われながら
なるべく平静を装いつつ稽古を続ける。

初めてのメンバーも最初はチンプンカンプンのようだったけど
徐々に見よう見真似で何となく形になって来た。

最後に、踊りの振りを覚えているメンバーで見本を披露。

  どうだった?

と聞くと

  きれいでした。

と言う答えが。

女踊りは優雅に美しく
男踊りは勇壮に雄雄しく

  ふぅ…何とか無事終えて良かった…
  そろそろ本気で日舞のお稽古に通わなくちゃ…

と、つくづく思った。

やっぱり教えるからには、自分も鍛えないと。

お師匠さんだった伊千康先生が亡くなられてから
どのお師匠さんに教えを請えば良いか悩んで決められず
3年が過ぎようとしている。

ビデオを観ながら自主稽古してるだけじゃ…ね。

まずは体調を治して、本気で先生を決めなくちゃ。

いずれ私が演じてみたいと思っている役は
日舞が踊れないと演じきれない役…
目標を明確にして、気合を入れて日舞にも取り組もう

3回目の打ち上げ☆

2009年09月19日 15時15分30秒 | 日記
昨日は、野外舞台でお世話になった舞台屋さんとの打ち上げだった。

先々週が全体打ち上げ、先週は団内打ち上げ
そして今週は舞台屋さんとの打ち上げ。
三週連続3回目の打ち上げです

金欠気味の団員には、ちょっと厳しいスケジュールだったかも。

現団員・準劇団員とS会社からは
スタッフさん4人が出席してくださり
川中島の某居酒屋で午後7時~午前0時まで大いに語り合った。
その後、残ったメンバーで
場所を我が家に移して明け方まで更に語り続け…

スタッフの皆さんから、夢幻との仕事は大変だけど
楽しくてやりがいのある現場と仰って頂いた。
少しでも良い状態でお客様にご覧頂けるように
照明さんも音響さんも舞台監督さんも
最善を尽くして下さって…

ここで多くは語れないが、その一つ一つの出来事を伺いながら
感謝で思わず涙が溢れ出る瞬間も

スタッフさんたちの舞台に対する真摯な思いとご配慮に
ただただ頭が下がる一晩だった。

来年もこのメンバーで、また凄い舞台を造りたい!

と、改めて思いました(*‘‐^)-☆


現在、私は反省も含め劇団運営について深く考えているところ。

で、他団体や会社の経営理念や方針について
リサーチしていたら、とても参考になる会社を発見\(◎o◎)/!

その名は「ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー」

米国が本社で東京にも支社があるホテル。
この会社では、社員全員が「クレド」と呼ばれる
会社理念・方針が掲載されたものを常に身につけ実践しているらしい。
その徹底さに最初驚いたが
よくよく考えると、人間の記憶はあいまいで
ともすると基本理念を忘れてしまい
自分の価値観で行動を起こしてしまいがちだ。

我が劇団の団員たちをみていても
そんな出来事に遭遇することが多々ある。

早速、この会社の手法をまとめたテキストを劇団員に配布。
みんなで学びながら、私たちの手法を
これから考え出していこうと思っている。

やっぱり学びの姿勢って大切ですよね(*‘‐^)-☆

思案中…

2009年09月18日 17時27分40秒 | 日記
劇団の理念・方針・今後の構想…

そして―

組織・作品・演出手法・役者育成
機材整備etc…

現在、いろんなことを思案中…

この一年は、明確なテーマの下
実験的に試みたことが多く
収穫の多い一年だった。

徐々に見え始めている。

ある程度、叩き台が出来たら
団員たちに相談しつつ
全員が共通認識を持てるようにしていきたい。

明日から準劇団員の通常稽古が再開となる。
作品造りに追われ、少々基礎訓練を怠りがちだった分
次の公演に向けての稽古に入るまで
じっくり対話しながら、基礎をみっちりとやっていこう。

だってねぇ…
台本って言葉は知ってても
戯曲と言う言葉を知らない団員がいるのは問題だし
舞台用語も知らない団員がいるようでは
とても専門集団とは言えないものね。

暗黙の了解の恐さをヒシヒシと感じている。

常に確認を!
常に対話を!

心がけていきたいと思っている





市民会館建設検討委員会

2009年09月17日 11時40分50秒 | 日記
昨日は、夕方から長野市民会館建設検討委員会に出席。
始めに会議があり、それから建設予定地のプレゼンテーションを傍聴。
取材陣の多さにびっくり。
たくさんの市民の皆さんも傍聴にいらしていて
市全体の関心の高さを改めて感じた。
プレゼン終了後、また会議・・・

この委員会、実はまだ二回目。
市民会館の建設目的などは、一応行政側から説明があったものの
理念的なもので具体性に欠けていて
委員同士の共通認識が不足した状態でのプレゼンである。

建設予定地は

  長野駅前  権堂地区  市役所との併設(現存の場所)

駅前・権堂地区に関しては
大型ショッピングセンターを含む商業施設との併設になる。

つまり商業の活性化が一番の目的で
悪い言葉で言えば市民会館はそのための餌。
まあね、両者がお互いに共存・共栄できるならそれもアリだと思う。

けど、私のプレゼンを傍聴した感想は

  中心市街地活性化が一番の目的に聞こえるけど?
  この会議は、市民会館建設が一番の目的だったはずでは?

???マークが脳内を駆け巡ってしまったσ(^◇^;)。。。
だって、この委員会は「市民会館建設検討委員会」であって
「中心市街地活性化検討委員会」ではなく・・・

市民会館を誘致することが
空洞化している権堂地区の
活性化に本当になるのかな?

どのような市民会館を目指すのか?

都会や海外から質の高い演目を招聘し
県外からのツアー客をターゲットにするのか。
市民をターゲットにして市民が使いやすい
芸術文化の中心になるような会館にするのか。

どうやら両方を・・・と思っている節があるが
また無能な多目的ホールを作るだけに
なる可能性が高いのではないか。
演目がない日の多目的ホールを誘致したって
町の活性化に繋がるとは思えない。
だってねぇ、活性化を目指すなら
人が集う、集いたくなる空間を造るべきで
閑散としたドデカイ会館があったって意味がないのでは?

ホ○ト会館や○△文芸座の現状を見ると
観客席が満席になるような演目を
然程招聘できているようには思えない。
有名人がきたときだけ賑わうんじゃねぇ・・・
芸術文化を振興していくことを考えるなら
別の視点を持たないと厳しいのではないかなぁ。

駅前なら確かに県外客は来やすいと思うけど
今のあの狭い周辺道路を、いったいどれくらい拡幅できるのか
駐車場を1200台確保する予定というが
渋滞を緩和する対策はあるのか。

権堂地区は未だ地権者の方の合意を得られない地域があり
二週間前に視察した地域より
縮小した地域が候補地になっていて驚いたし。

その前に・・・
委員同士の共通認識が必要なんじゃ・・・
と思っていたら、委員長さんから提案があり
来週、お互いの認識を共有するための会議を持つことになった。

危険なのは・・・
一番大切な根本の目的があやふやで
方策だけが一人歩きを始める。

もしかして、さっさと推し進めたい人がいる?
・・・・・・・・・・

一応市民の代表としてこの委員会の委員に任命された私としては
任務を終えるまで、根っこがない市民会館着工にならないよう
しっかり見張って(?)意見を発言していこうと思っている。

反対派の方の意見も伺いながら・・・
これも大切なことですよね。
市民全員の合意を得るのは難しいかもしれないけど
少なくとも感情ではなく論理で納得を得られるように
努力していかなれば・・・ですね。

皆さんもご意見がありましたら
ぜひご一報下さいね。

私たちの税金が投入されるんですもの。
みんなで考えていくべき問題だと私は思います(*‘‐^)-☆

あ・・・
来月は長野市長選挙です!!