蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

何気なく。。

2009年09月15日 17時42分23秒 | 日記
今日、何気なく長野県出身の詩人・作家を調べ始めた。

ホント、何気なく・・・

最初に興味を持ったのが大島博光という信州松代生まれの詩人。
フランス文学者でもある。

松代は、たくさんの芸術家や作家を生み出している。
何らかの地域性があるのかも?

去年の7月「詩と歌の家 大島博光記念館」が
松代にオープンしたらしいが
こんなに近くに住んでいながら
私は未だ行ったことがないσ(^◇^;)。。。

大島さんはルイ・アラゴンの詩集などフランスの詩を多く翻訳し
2006年に95歳で亡くなるまで
自らも平和や愛を訴える詩を書き続けた。

ルイ・アラゴンというフランスの詩人は
レジスタンスの中で登場し、崇高な作品を提出している。

アラゴンが「ストラスブール大学の歌」の中でうたった一節

  教えるとは 希望を語ること
  学ぶとは 誠実を胸にきざむこと

なるほど・・・とても説得力のある深い言葉だと思った。

雲を掴むような希望ではない
実現可能と思える希望を語れる指導者は偉大だ。

学びのプロセスにおいて、誠実を胸に刻む・・・

誠実を胸に刻むかぁ(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

人間形成においても、重要なことですね(´‐`)。оΟ 妄想中


大島さんが多大な影響を受けた詩人ルイ・アラゴン。
反戦歌も多く書いている大島さんだが
「きけ わだつみのこえ」の作者・武井 脩さんとも交流があったようだ。

暫く「戦争」のワードから離れていたが
やっぱりここに戻れってことか―

大島さんに続いて興味を持ったのが

  新田次郎さん

諏訪出身の作家で、知名度はかなり高いですよね。
彼の作品はたくさん映画化もされている。

山岳小説で有名だけど、本人はそう呼ばれるのを嫌っていたそうな。

  じゃ、平地で書けば平地小説ですか?

と、食って掛かったこともあるらしい。

冒険小説のジャンルになるのかな?
山岳小説っていつの時代に生まれたのかな?

私は新田さんの代表作「孤高の人」をまだ読んでいないが
12年前に読んだ夢枕獏さんの「神々の山嶺」は
未だにその感動を覚えているほど心が震えた小説の一つ。

・・・にしても、私の興味って
あっちにもこっちにも飛んでいく(; ̄_ ̄)=3

読みたい本も山積みだしねぇ。

整理つくのかしら←(¬_¬)あやしい…

一人芝居か…

2009年09月14日 23時13分29秒 | 日記
今日は朝10:00からS短大の練習。
行くつもりでいたが、朝から体調が優れず
結局もっちゃんにお願いすることになってしまった。

  ごめんなさい

もっちゃんの報告によると
生徒たちはやる気充分で
感情表現も豊かになって来たようだ。

  私も頑張らねば!

明日こそ病院に行こう、と思いつつ
今晩の約束を思い出した。

名古屋の俳優館という劇団の女優さんが
今、長野に自分の一人芝居を売るために
営業にやってきていて、私と会って話したいと
先日連絡があったのでした。

彼女は女優一筋!
プロとして活動している貴重な知人の一人。

しかも、ふじたあさや氏という大御所の作家&演出家さんが
彼女のために一人芝居の脚本を書き下ろして
しかも演出もつけてくれているとのこと。

話は聞いてみたいよねぇ…
体調が少しでも回復してくれれば…

夕方になっていくらか動くのがラクになってきたので
約束どおり彼女と会うことに決めた。

ホテルの近くまで彼女を迎えに行き
安価な定食屋さんに向かう。

長野での営業はかなり厳しいようだ。
そりゃそうだよね。
観客人口が圧倒的に少ないんだもの。
夢幻のお客様だって、夢幻だから
知ってる人が出演しているから
観に来て下さったいる方も、まだまだ多く

  芝居が好きだから観たい!

という人は、いったいどれくらいいるんだろう?

私は彼女にこう伝えた。

  ぜひ、良い舞台を、感動できる舞台を
  そして面白い舞台を、長野に持ってきて!

と。

彼女が長野で公演するのは、まだまだ先のことだろうけど
松本だけじゃなくて、長野にも
良質な舞台がやって来れる土壌が出来ると嬉しい。

やっぱりねぇ。。
市民会館に300~600席程度の観やすい小ホールが欲しい。
1500席以上の大ホールは、演劇には向かないのである。

今週水曜日に第二回目の市民会館建設検討委員会があり
建設予定地の公開プレゼンテーションが行なわれる。
このプレゼンは、誰でも傍聴可能とのことなので
ご興味のある方はぜひいらして頂いて
意見を市に提出して頂きたいです。

   《公開プレゼンテーション》
  日時 9月16日(水)18:00~19:00
  場所 市民会館 集会室

名古屋の演劇事情や中津川のワークショップの話をしていたら
あっと言う間に時間が過ぎて・・・

あまり遅くなると、体調が悪化するかもしれない。
滅多に会えない人ではあるが
二時間強程度で席を立つことにする。

明日も彼女は、長野市内の演劇関係者と会うらしい。

  頑張ってね!

と、言ったら

  青木さんもね!

と、言われた。。

ですねぇ、頑張らなきゃねぇ

  一人芝居か…

私は、今のところ一人芝居をしたい欲求がないなぁ。
誰かと作品を造ることのほうが面白い。

あ、けど…
私が役者で演出家が別にいてくれれば
誰かと造ることになるもんね。

いずれそんな日が来るかしら

団内反省会&慰労会

2009年09月13日 16時58分29秒 | 日記
昨日の夜は、団内の反省会&慰労会。
体のだるさは抜けないが
午前中に何とか掃除を終わらせ
午後から13人分の夕食の準備に取り掛かる。

午後3時、劇団員が助っ人にやって来てくれた。
ケンタロウは揚げ物担当。
もっちゃんとカネエダさんは
大量のおにぎりを握ってくれた。

サラダや煮物、お鮨などなど。。
小さなテーブルの上は、あっという間に置き所がなくなった。

19:00、ポツポツと準劇団員たちがやって来た。
19:20、ほぼ揃ったところで乾杯。
まずは反省会を行い、その後飲み会に以降。

問題点の指摘もあったり、普段話せないことも話しができて
やはりこういう時間を持つのは大切だなぁと実感。

今年2月以降、忙しさと気持ち的にも余裕がなくて
打ち上げや懇親会以外は、殆どこういう機会が持てなかった。

今後の課題の一つ。
もう少し余裕を持って進めってことだよね。
いっつもぎりぎり精一杯。
だから終わると疲れきっちゃって
再びエンジンをかけるのに時間がかかっちゃう。

心は穏やかに、行動は俊敏に、脳はフル回転で♪

・・・かなり難しそうだけど、頑張ってみるか!

またまた朝まで語り明かした夜でした




合宿☆

2009年09月09日 23時40分33秒 | 日記
今日と明日は、S短大“ドラマ・ワークショップ”の合宿。
10月17・18日に開催される文化祭での
舞台発表に向けての合宿である。

昨夜は、劇団員と倉庫に行き
舞台に必要な資材を運び出した。
ついでに、オープンエアで使用した資材整理も。

朝から頭痛がひどくて、拭き掃除は結構辛かった。°・(>_<)・°。
けど、資材下ろしは、劇団員がやってくれたので
随分ラクをさせてもらっちゃった。。

  ありがとう!劇団員諸君 (*‘‐^)-☆

今朝は短大体育館に9:00集合。
基礎訓練・筋トレ・発声練習は劇団員が指導。
私は、舞台図を見ながら、大道具関係の配置チェック。

今回の芝居は、可動式パネルを利用して
舞台転換をお客様に見て頂きながら進行する手法。
生徒に舞台セットを移動させちゃうんです♪

今日は、芝居の稽古をしながら
舞台転換の練習も同時進行で進めていく。

舞台が初めての子が多いのに
裏方までやらせちゃおうというのだから
無謀と思われるかもしれない。

けど、役者だけじゃなく、道具を作ったり
裏方をすることで、舞台への愛着が
アップするのは間違いない!
と、私は思っている。

お昼休みに、担当教授が
焼き菓子を差し入れてくれて
みんな大喜び\(≧▽≦)丿

  こういう気遣いが嬉しいんだよねぇ~

なので、私も時折、練習時に
お菓子や飲み物を差し入れたりする。
これもコミュニケーションの一つ( ̄―+ ̄)ニヤリ

夕方5時まで練習。
その後、生徒が夕飯を作ってくれて
午後7時から夕食を兼ねたミーティング。

メニューは、ナント!

  ぇ━(*´・д・)━!!!ウインナー・カレー!!!

お肉の代わりにウインナーが入ってる!
生徒の一人が

  だって、お肉、危ないじゃないですか。

衛生面の問題を言ってたようだが

  肉のない、シーフードでもないカレー?(?_?)

と、私の脳内は???マークが飛び交っていた。
けど、これが食べたら案外美味しくてびっくり\(◎o◎)/
劇団員もみんな

  おいしいっ!

と叫んでたv(`∀´v)

食事しながら、生徒は自分の役の紹介と
今日の練習の感想を述べる。

  楽しかった!
  もっと練習しなきゃ!

などなど、次々と楽しそうに話していく。

その後、劇団員が芝居を始めた理由と
夢幻に入団したエピソードなどを話してくれた。
生徒達は興味津々で、耳を傾けていた。

食器を片付けて、本格的なミーティング開始。

私は一度生徒たちにこう質問したことがある。

  これは授業の一貫だから
  舞台を作る過程で色々なことを学び
  その成果発表として舞台を上演するだけで意義はある。
  けど、もう一つの考え方として
  単なる発表ではなく、より良い舞台を作って
  お客様に喜んでいただく為の舞台という位置付けがある。
  あなたたちは、どちらを目指したい?

すると生徒全員から

  より良い舞台を造ってお客様に喜んでもらいたい

と言う答えが返って来た。

  けど、そこを目指すなら練習量をかなり増やすことになるよ。
  出来る?

即答で全員「はいっ!」と言う答え。

  わかった!
  私も出来る限り練習に参加するから、頑張ろうね!

と言う決意をもって、全員が今日の合宿に参加したわけ。
けど、いざ練習日を決めようとすると
それぞれ予定が入っていて
全員揃える日があまりないことが判明。

  やる気だけじゃ、お客様に喜んで頂ける舞台は造れない。
  あと一ヶ月は、練習を最優先にして
  みんなで調整しながらやっていこうね。

と激励。

みんな、やる気があるのはわかる。
今日も、私の指導や舞台転換に関しても
みんな台本に書き込み、必死に覚えようとしていた。

  けどね、練習量=舞台の出来・不出来になっちゃうんだよね。

と、私が言ったら、みんな大きく頷き
何とかスケジュールを調整していこうという空気になった。

今年のこのチームは、チームワークが素晴らしく
心根の良い生徒ばかりで、揉め事が一度もない。

だからこそ、あともう一歩の努力ができれば
きっと良い舞台を造ることが出来るに違いない。

そんな内容を私が最後に話し、ミーティング終了。
時計を見ると午後9時。

  ふぅう…とりあえず合宿初日、無事終了σ(^◇^;)。。。

外に出て空を見上げると、星がたくさん煌いている。

  きれい~~っ!!

思わ叫ぶほど、雲ひとつなく
いつもよりたくさんの星たちが
所狭しと輝いている。

  さて、明日も頑張るか!

と、気合いを入れながら、短大を後にした

因みに、短大内に生徒が宿泊するため
私と劇団員は、毎年ミーティング後、帰宅して
翌日9時に生徒と合流してます(*‘‐^)-

打ち上げ☆

2009年09月07日 14時49分09秒 | 日記
一昨日の夜は、オープンエアシアター2009の全体打ち上げだった。
ご参加下さった皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました

二次会は恐らく我が家―

舞台が終演してから、どうも体調が優れず
衣装や小道具の片付けが後回しになっていたけど
このままだと、足の踏み場がない。

前日からボチボチ片付けはじめたが
体がだるいせいか、どうも捗りが悪く・・・

打ち上げ当日は、午前11時からSさんのお誘いで
上田までヴァイオリン・リサイタルに行くことになっていた。
なので、それまでに何とか片付けと
食材の買出しを終わらせなければならない。

いっそリサイタルに行くのをやめようかとも思ったけど
夢幻の大応援団のお一人Sさんのお誘いだし
ヴァイオリンの音色を堪能するのは
疲れた体を癒すには良いかもしれないとも思ったので
何とか片づけをクリアして、コンサートに出向いた。

これは、HIOKIという会社の社員さん向けの催し物で
Sさんが仕事関係で招待され、私を誘ってくれたのでした。

会社ビル内にHIOKI・ホールというホールがあると聞いて
興味が湧いたのも理由の一つ。

Sさんがご自分から送迎を申し出てくれたので
ちゃっかりお言葉に甘えてしまって…

  Sさん、ありがとうございました

ヴァイオリニストは“千住真理子”さん。
有名なヴァイオリニストですよね。
この日、千住さんが持ってらしたヴァイオリンは
300年前作られたストラディバリウスで
湿度や気温によって、音色が変化してしまう
とても繊細なヴァイオリンとのこと。
そのため、HIOKIホールの湿度と気温を
早朝からこのストラディバリウスに適した℃になるよう
調整したきたとのこと。

会社側の努力もあってか
素晴らしいヴァイオリンの音色を
心ゆくまで堪能でき、まさに至福のひと時だった。

このホール、なんと750人も収容できるそうで。。
講演会やコンサート、株主総会などを行なっているとか。
きっと社員さんを大切にされている会社なのでしょうね。

千住さんは全部で9曲を演奏して下さったのだが
その中でもヴィターリ作曲「シャコンヌ」という楽曲に
私は物凄く心が揺さぶられた。
初めて耳にした曲だが
その音色の悲しさと切なさ、美しさは
今でもはっきりと耳に残っている。

で、打ち上げの席でオープンエア演奏隊として
美しいヴァイオリンの音色を響かせて下さったMikaさんに
機会があったら是非Mikaさんの「シャコンヌ」を
聞かせて頂きたいとお願いしちゃいました

打ち上げは大いに盛り上がりました

出席者は総勢50名弱。
出演者の欠席は殆どなし。
演奏隊・声楽隊もほぼ全員参加。
ボランティア・スタッフの皆さん
塚田理事・衣装の北村さんも参加して下さった。

私は日本酒を飲みすぎてしまって…
申し訳ありませんでした。。

23:00過ぎ、我が家に移動して二次会開始。
飲みすぎてしまった私に代わって
孤空や団員たちが、堅焼きそばとおにぎりを作ってくれた。

我が家に何人来てくれたのかな?
人数を数えそびれたけど相当な人数が
狭い我が家に集ってくれました。

私はお酒を飲むのをやめて、ずっとお茶を飲み続け
皆さんと楽しくいろんな話をさせて頂いていたのだけど
明け方になって、さすがに限界を感じ
劇団員にあとをお願いして、ダウンさせてもらった。

朝8時過ぎ、布団から起きだしてみると
まだ元気に話し続けているメンバーが

みんなお腹がすいてるようだったので
ご飯をたいてお味噌汁をつくった。

飲んだ翌日のお味噌汁って、殊更美味しく感じるから不思議。

全員が解散したのは、午前11時頃でした

皆さん、本当にお疲れさまでした

本当に楽しい打ち上げでしたよ