蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

オープンエアシアター全体稽古

2016年06月19日 16時20分13秒 | 日記
いやぁ~キッズたちが元気だこと~~
良いことですね~~(^^)

みんな私に積極的に話しかけて来てくれるし
私の話が始まると、一番近くを陣取ろうとする。

かわいいなぁ~

で、演技のの見込みが早いし
真似るのがとっても上手♪

これからが楽しみなキッズたち♪

稽古写真をご覧くださいm(__)m

 

ね?

キッズたちが、私のすぐそばに陣取ってるでしょ?

今年は真っ先に舞台図を作成してみた。

私の脳内イメージを出来るだけ早く共有したいと思ったから。

舞台監督のT氏が、早々に立面図を作成してくださり
その図を見せながら説明したので、例年よりは
イメージをしやすかったのではないかな?

今年の作品は実にマンガチック♪
現実離れした内容でぶっ飛んでいる。

が、最も描きたいのは、ぶっ飛んだ世界
パラレルワールドに生きる人間たちの生きざま―

少しずつ修正しながら、完成度をあげていこう。

稽古後は、キャスト陣と一緒にラーメン屋さんへ。

今年は、元団員が4人参加してくれることになり
うち2人は、劇団草創期のメンバー。

共に苦楽を分かりあったメンバーが
再び参加する決意をしてくれたことが何より嬉しい(^^)

二人とも義理人情に厚く、頼りになる存在♪

現団員やリピーターメンバーとも助け合いながら
舞台成功を目指して、尽力してくれることだろう。

Iさん、Wさん、ありがとうm(__)m

今年の舞台は益々楽しみです!

アクトスペース打ち合わせ

2016年06月16日 11時37分27秒 | 日記
長野市芸術館 開館記念共済事業
「手のひらのオズ」公演が半月後に迫っている。

ということで、昨日は会場であるアクトスペースへ
打ち合わせを兼ねて下見に。

照明デザイン&オペをご担当いただく
長野三光の林部さんもご一緒くださり
制作ご担当の栗田さん、大道具の俵山さん
音響の山下さん他、スタッフさんから
演出プランを実現させるためのお知恵をいただいた。

ありがとうございます!

長野舞台の山崎さんの照明も美しいが
林部さんの照明も美しい。

私の演出は役者は勿論のことがだが
照明と音響が鍵を握る。

なので、スタッフさんとの信頼関係が非常に重要。

今回の音響オペは、以前音響のお仕事をされていた経験のあり
夢幻の研修生のお母様であるMさんにお願いした。

私が創作する児童向けの芝居はまさに音楽劇であり
音楽の比重が他の作品よりも特化している。

オープンエアシアターは生演奏や生の歌声ということで
別の意味で特化しているが…

今回上演する「手のひらのオズ」の音楽は森雄太さんの作曲。
歌声は団員の他に、森さんがご指導している
「合唱団 歌音」の皆さんのご協力をいただいた。

とっても楽しくて元気になる歌♪

「カンタの涙」の歌も好きだけど
この「手のひらのオズ」も大好きだ。

その他、著作権フリーで購入した曲などもあり
音楽Q数は半端ない(^_^;)

Mさん、ご苦労をおかけしますが、よろしくお願いします!

もちろん照明Q数も多い。

今回は、大工の酒井さんにお願いして
ユニークな大道具を製作していただき
夢幻の美術担当・シンヤ君に不思議な絵を
描いてもらった。

形がね~

四角錐と円錐なんだよね~
パネルもちょっとした工夫あり。

しかも、全て可動式♪

よくコロコロと動く。

照明に照らされて、どんな空間になるか
今からワクワクしている。

そして今回は、映像も使用する予定。
映像スタッフとして研修生のユウマ君が入ることに。

もちろん他の青年クラス団員たちも
裏方スタッフとして携わってくれる。

頼もしい団員たちである。

キャストは劇団員3人、私が最も信頼する役者陣。

オープンエアの準備と重なり
みんな相当きつそうだが
お客様の笑顔を想像しながら
必死に取り組んでくれている。

感謝!

オープンエアシアターのほうは台本に沿った稽古に入り
衣装デザイン、チラシ製作の他
講師の仕事や、マスコミ関係のお仕事も重なり
音楽も考えねばならず、マジ時間が足らない日々―

けど、本番は待ってくれない。

最大限の力と知恵を使って、全てをやり抜く。
皆様のお力添えをいただきながら――

平成28年度 通常総会 終了! 

2016年06月14日 10時37分33秒 | 日記
昨日は、夢幻工房の平成28年度通常理事会及び総会だった。

今年はナント!

3人の方が理事入り(^_-)-☆

一人は劇団員サリア。

理事は劇団運営側になるので
劇団員は全員理事に就任することになっている。

いずれ劇団員の人数が増えれば
全員というわけにもいかないだろうけど
今のところ少数精鋭部隊なので
理事入りしてもらっていたほうが
意思疎通を取りやすいのでだ。

あとのお二人は外部理事さんです。

お一人は、夢幻の外部営業部長として
銀行関係を中心に外回りをしてくださっている
コミュニケーション・シーズの杉本文江さん♪
接客のエキスパートとして社員研修や
秘書研修等の講座にひっぱりだこで
私が中野市の職業訓練センターに
非常勤講師として採用していただいたのも
杉本さんのご紹介があってのことだった。

夢幻工房の小布施町や須坂市での認知度が高まった裏には
杉本さんにご紹介していただいたN氏の存在がある。
N氏のご紹介で、演劇にご興味のない方々が
夢幻の舞台に足を運んでくださるようになった。

演劇に興味のない方にも楽しんでいただけて
興味を抱いていただけるような舞台を…

そんな思いで上演し続けて来たオープンエアシアターも
昨年15周年を迎え、今年は16回目となる。

このオープンエアシアター、団員は全て手弁当。
もちろん私もである。
3カ月以上にわたり、ひたすらオープンエアシアターの
成功を目指して寸暇を惜しむ日々―

共に活動してくれる劇団員・研修生は宝―
その団員を支え協力してくださっている方々も宝―
どれだけの方々に私は支えていただいているのだろう…

毎日が感謝―

そんな思いで続けて来たオープンエアは
毎年大勢のお客様にご来場いただき
好評をいただいているものの
現実的には赤字公演が続き
このまま団員たちに手弁当で苦労させ続ければ
いつか継続は厳しくなるだろう…
何とか手法はないものか・・・
と、模索し続けるも、なかなか一歩が踏み出せず

 今年こそは環境を変えるぞ!

と決意し、助成金申請枠を変更した。

却下されれば、助成金なしでオープンエアを
開催しなければならないが、それも覚悟の上だった。

回答が届くまで、ドキドキものだったが
お陰さまで申請を承認していただき
過去最大の助成金をいただける運びとなった。

と言っても、全体の予算でいけば全然不足しているのだが
この助成金枠は、団員たちにも便宜を図ることが可能。

まずは、環境を変えていく第一段階をクリア!
これは大きな出来事だった。

これも、ご支援くださっている皆様と
応援してくださっているお客様のおかげ…

外部理事のT氏、会計士のY氏は、法人を立ち上げた時から
陰になり日向になり、夢幻を支えてくださっている。

その理事の中に、杉本さんが飛び込んでくれた。
ただただ感謝である。


もう一人の新しい理事は、一昨年私が受講した講座で
大変お世話になった田村守康氏。

その講座とは「信州大学地域戦略プロフェッショナル・ゼミ」
このゼミの芸術文化の未来学Ⅰで、プロデュースや
プレゼン、地域と芸術の関係について学んだ。
このゼミの最終日に、受講生代表として
私がプレゼンをさせていただくことになり
田村先生にパワポ製作のご教示をいただいた。

先生と呼ばないで欲しいと田村先生が仰るので
これ以降は、田村さんと呼ぶことにしよう(^_^;)

先生は、信州大学学術研究・産学官連携推進機構
産学官連携・地域総合戦略推進本部地域コーディネーター
上席研究員として、現在もプロ・ゼミをご担当され
地域と芸術を繋げるべく奮闘されている。

一昨年のゼミで顔なじみになって以来
夢幻工房の舞台を一度も欠かさず足を運んでくださり
この度、ついに理事入りをしてくださることになった。

お二人に心から感謝申し上げますm(__)m

ありがとうございます!!

杉本さんは、仕事の関係で残念ながら欠席だったが
田村さんにはご出席をいただき
超多忙なバイオリニストの牧理事
夢幻の衣装を担当して下さっているKさん
元団員のNさんも集い、賑やかな総会となった。

理事会及び総会共に、議案はすべて満場一致で承認されましたので、ご報告いたします。
 
〈理事会及び総会議案審議内容〉
・第1号議案 理事選任の件
  理事就任:田村守康氏・杉本文江氏・村松沙理亜氏
・第2号議案 平成27年度事業報告及び決算報告の件
・第3号議案 平成28年度事業計画及び収支予算の件

終了後は、台湾料理のお店で会食♪

理事のT氏とガンちゃん、監査役のY氏、田村先生
元団員のNさんとも久しぶりに食事をしながら
色々な話が出来て、本当に楽しかった。

ご出席を賜りました皆様に御礼申し上げますと共に
変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます!

オープンエアシアター台本第1稿を配布☆

2016年06月12日 13時18分30秒 | 日記
昨日、ひとまず台本第一稿をキャスト陣に配布。
団員の皆さん、午前中から台本印刷等の作業
大変お疲れさまでしたm(__)m
 
配布した台本は全体の3/5程度だったので
あらすじを添付。
 
昨日は、存在感のある役者陣が合流し
盛大に(笑)台本の本読みを行いました(^^)


 
どうかな・・・いけそうかな・・・
 
うんっ!・・

非常に個性的な面々♪
 
キャスト陣、いい感じで役にハマってる♪

この流れで、いけそうだ(^^)
 
まずはホッ.。o○
 
先月末、合同公演を終えてから
真田十勇士関連の本10数冊を読破。
一番の難問は・・・
 
十勇士のうち、どのキャラクターに白羽の矢をあてるか・・・
 
いくつかのパターンの中から、一つに絞るのに一苦労(^_^;)
 
そして・・・決断!!
 
こうして、夢幻版『奇想 真田十勇士』が誕生♪
 
何しろ “奇想” ですから(笑)
 
あり得そうで あり得ない
あり得なさそうで あり得る
文献としては残っていない
表には出てこない“裏”の・・・“影”のお話♪
今年も超大作になりそうですが
上演時間2時間以内を目指し、一致団結して
ダイナミックな舞台を創作してまいります。
 
【公演情報】

★タイトル/奇想 真田十勇士 ~霧か霞か 霞か雲か~
★脚本・演出/青木由里
★日時/2016年8月27・28日(土・日)
 [両日のタイムスケジュール] 
  17:40 開場
  18:05 ライブ開始
  18:20 ライブ終了
  18:30 オープンエアシアター開演
 
★音楽/夢幻音楽プロジェクト(プロジェクトリーダー/メンター)
★ダンス振付/青木 淳
★衣装/北村 幸子
★衣装デザイン/福村 美加
★舞台設営・照明・音響 株式会社/長野三光
★大道具・小道具・広報 劇空間/夢幻工房
★宣伝/杉本 文江
★制作/青木 賢治
 
★キャスト/46名 キャスト名は後日掲載
★ダンサー/青木 淳・藤原 千佳
★生演奏
 バイオリン/牧 美花
 フルート/徳嵩 佐奈恵
 キーボード/中村 ひろ子
 パーカッション/宮澤 康雄
 ベースギター/石田 多美子
 竹笛/後藤 剛史
★声楽隊 宮澤 美幸/和田 久美/塚田 美樹

 
稽古後、遠方からご参加いただいた方々や
他の出演者の皆さんと一緒にファミレスへ(^^)
 
3時間半かけて新潟市から参加してくださったムーさん
岡谷市から駆けつけてくださったくぼっちさん
大変お疲れ様でした!
往復の道中、くれぐれも気をつけくださいねm(__)m
 
出演者も演奏隊も声楽隊もスタッフも
どこをとっても魅力的な人ばかり♪
 
私自身が一番ワクワクしているかも~~
  
ワクワクし過ぎたせいか、明け方から体調を崩し
本日の予定は全てキャンセルに(・・;)
ご迷惑をおかけして申し訳ありません・・・
 
支えてくれつつ、自発的に行動する劇団員たちに感謝!
 
明日は、平成28年度の理事会&総会を開催(^^)
ご参加予定の皆さま、よろしくお願いしますm(__)m
今回、新たに理事として3人の方が就任予定。
 
今日中に体調を整えよう(^_^;)

合同公演終幕!

2016年06月01日 22時26分30秒 | 日記
長い戦いが終わった・・・

まさにそんな感覚(笑)

先日、無事合同公演を終えました。

ご来場を賜りました皆様、誠にありがとうございましたm(__)m

キャスト&スタッフ&ボランティアスタッフの皆様
大変お疲れ様でした。

この舞台の上演にあたり、ご協力及びご支援を賜りました方々に
深く御礼を申し上げます!

そして、お声掛けいただいた村上さん
これまでにない色々な経験ができました。
本当にありがとうございました!

一昨年の初夏、上山田町の劇団「演劇グループ21」で
作・演出をしている村上さんから
上山田に伝わる義民の話を伺い
その後、台本をいただいたのがきっかけ。

江戸幕府が崩壊し、代わって明治政府となり
日本が大きく生まれ変わろうとしてい時代。
未来への明るい展望を持ちながらも
それまでの政策を大転換するには
犠牲や痛みも必要だった…

国民全体に生みの苦しみで疲弊していた時代。

小平甚右衛門さんもその犠牲者の一人―

史実に残っている実際に起きた農民一揆であり
今も末裔の方々が地元で生活をされていて
明治初期に起きたこの事件の痛みを
ずっと抱えながら生きていらっしゃる中で
この物語を舞台化するのは勇気がいることだ。

夢幻も史実を元にした舞台を製作しているが
それらとは全く異なる毛色の芝居。

重たいシーンが永遠に続く―

私にはこういう台本を書くことが出来ない。

作・演出は、私ではなく村上さん

その村上さんから

 青木さんには、初老のやをさんを演じて欲しい

と。

台本を読んだところ、長い一人芝居のシーンが2つ。

夢幻工房を旗揚げして以来、自分が演出をせず
役者のみに専念出来たことはなかった。

役者をやめるかやめないかで、非常に悩んだ時もあった。

周囲が求めているのは、演出家としての私。

けど、元々役者だった私は、どんなに悩んでも
役者を棄てる・・・ということが出来なくて。

今回の芝居に役者として出演することで
どちらかを決断することが出来るかもしれない。

それに、私の演出しか知らない団員にとっても
他の演出で役作りをしてみるのは
良い経験になるのではないか・・・

それに上山田で舞台を上演するのは初のこと。
夢幻を知っていただく機会になる。

また演劇にご興味がない方でも
史実に沿った舞台であれば
足を運んでくださる方が増えるかもしれない。

それは、私が目指す「演劇を広める」を
推進することになるかもしれない――

しかし・・・

団員が受け入れてくれるだろうか・・・
お客様の反応はいかがであろうか・・・

と、悩みつつ、劇団員に相談したところ
いくつか条件はあったが、了承をもらった。

団員にも出演希望を募ったが
それぞれ諸事情があり
キャストに入ったのが
劇団員だけだったのが残念ではあったが。

その年の秋、演劇グループ21との合同公演が決定。
冬にさしかかったある日、両劇団員の顔合わせを行い
2015年の春に上山田町で公演母体になる
実行委員会を立ち上げることに。

この作品に挑む村上さん、金子さん、宮坂さんの思いを伺い
関わる以上、私も精一杯取り組まねば・・・と。

次の年(2015年)春、実行委員会が発足。

実行委員会に出席した私は
皆様から、舞台に対する期待の言葉をいただき
身の引き締まる思いだった。

そして昨年オープンエアシアターが終わって
秋からいよいよ稽古開始、の予定だったが
夢幻工房は、まつもと演劇祭に参加することになり
11月にはサンクス・ギビング・デーもあったため
稽古に合流したのは12月初旬だった。

各シーン週1回の稽古。

中核を担う役者は決まっていたが
あと4人がなかなか決まらず
オープンエア参加者から3人と
恭子ちゃんが習っている剣舞の先生から
丸山先生をご紹介いただき
全キャストが決定したのが、昨年の暮れ。

暮れから1月にかけては、チラシ製作を行い
上山田公演と長野公演を行うにあたり
やらねばならない制作面の仕事に追われ

 あれ?
 役者に専念するはずだったのでは?

と疑問に思うくらい、雑務に追われて
ちっとも役作りが出来ず、いつの間にか2月に突入。

村上さんから

 みんな台詞を覚えているよ
 一番遅れているのは青木さんだ

と言われびっくり。

まあね。
本番2カ月前に台詞を覚えるなんて
これまでやったことがなかったもので・・・

遅れていると言われれば

 まずい!

と思うよね、そりゃ。

で、ギアを変えて、毎晩徹夜で台詞と格闘。
昼間は他のことで忙殺されていたのでした。

毎日夜中に2~3時間・・・
脳がクラッシュするかも・・・という勢いで
僅か1週間で大量の台詞を脳内に叩きこんだ

覚えようと思えば、覚えられるものだね。

ひとまず、まだ記憶力は大丈夫そう―

と安心したのも束の間、覚えたはずの台詞が
稽古場に行くと、ポコポコ抜ける現象が。。

苦労したのは方言。
方言の台詞のため、覚えにくかったと言うのもあるが
やをさんの心情や感情や心理の流れが出来たころ
いつの間にか台詞が身体に染み付いた。

当たり前のことなんだけど
演出をやりながら役者をやっている時は
ここまで辿り着く時間を取れなかった。

10数年ぶりに思い出した役者の感覚。
有難かったし、これは今後に生きると思った。

元々演出家ではなく、役者だった私は
自分で希望したわけではなく
必要に迫られ演出を行うようになり
必要に迫られ必死で勉強し、今がある。

台本執筆も同様だった。

なので、好きか嫌いかも考える余地なく
必要だからやって来たわけだが
今回他者の作・演出作品に出演したことで
両方とも好きになっていたことに
今更ながら気づいた次第。

これに気づけたのも大収穫♪

なんかね~
もっともっと頑張れそう~

好きこそものの上手なれ

って言うけれど、本当にそうだと思う。

才能があるわけじゃないけど
根っから創作するのが好きなんだ。

地方においては、生活の資本になる仕事をやりながら
あいた時間で演劇をつくる人が圧倒的に多い。

そう考えると、週1~2回ずつの稽古で
作って行くというのが主流なのは当然。

夢幻工房が特殊なんだな、やっぱり。

今更かい!っていう声が聞こた(笑)

だから、やれることが増えているわけで
大変だからこその醍醐味もあるわけで

なんと有難い環境なのだろうと
改めて家族や団員やご支援者の方々に
感謝する日々です。

長野公演で何が凄かったかと言うと

アンケートの回収率!

80%を超える方からアンケートをご提出いただきました。

皆様のご協力に改めまして御礼申し上げます。

その他、たくさんの方からメッセージやメールにて
ご感想を頂戴しました。

有難いことです、本当に。

色々なご意見やご感想はあったけど
概ね好評で終えられ、肩の荷が下りた感じ。

一人芝居のシーンは

 お客様の睡眠タイムになったらどうしよう・・・

と心配だった。

動きもなく、ただただ淡々と語るシーン。

案の定、小さい子たちはみんな寝ちゃったようだけど
それ以外の方々には、ご覧いただけたようだし
「良かった」「引き込まれた」と仰ってくださる方も多く
ようやく「役者をやめない」という踏ん切りがついた。

役者はやめないけど、役者をやるなら
環境を整えないと厳しいということもわかった。

つまり、環境が整ったら、また役者をやる!

裏を返せば、整わなければ
二度と板に乗れないということにもなるが・・・

要するに、やめる、やめないで悩むことをやめた。

ようやく心底スッキリした(^^)

今まで以上に、頑張れそうだ。

さて、残務処理はあるが、制作と宣伝部長に委ねて
私は、オープンエアシアターの台本執筆に入る。
今、私に課せられた最重要事項。

来月のアクトスペースでの児童劇公演の準備もあるが
まずはオープンエアシアターの台本をあげ
その後、一気に児童劇を仕上げる―

夏が終わるまで、休む時間はなさそうだ。