蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

「演劇緊急支援プロジェクト」署名受付継続! 文化芸術復興基金に創設に向けて―

2020年05月21日 15時47分37秒 | 日記

昨日「演劇緊急支援プロジェクト」の署名
ご協力をいただきました皆さま
誠にありがとうございました

大勢の方から

 署名したよー

というお返事をいただき嬉しかったです💛

昨日で署名は一度締め切られましたが
今後も継続されるそうです!

演劇の必要性を感じてくださる皆さま
演劇は面白いと思っている皆さま
ぜひご賛同いただき、ご署名ください。
 
Twitterに掲載されたプロジェクトからのお礼投稿を
下記に転載します。
 


「演劇緊急支援プロジェクト」へのご賛同ありがとうございました!
25,565名の個人の皆様および、300を超える団体からご署名をいただきました。
昨日までの分を関係省庁に要望書とともに提出します。
また、次のアクションのために署名は続けて受け付けてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします!

署名は引き続き
http://engekikinkyushien.info
にて受け付けます。

また、一緒に #WeNeedCulture キャンペーンをおこなう
 #SaveOurSpace #SaveTheCinema の署名も受付中です。
まだという方はぜひ!

映画▶︎http://change.org/save_the_cinema
音楽▶︎http://save-our-space.org


 
尚、ご賛同の際、寄付の案内が表示されますが
これは発信者への寄付ではなく
change.org」の保守管理
運営などに充てられるものです。
 
何卒お間違いなきようにお願いいたします。
 
何人かの方から上手く署名が出来ないというメールをいただきました。
日本演出者協会にお願いして
わかりやすい文書を作成してくださるよう
お願いしました。

暫しお待ちいただけますか?

本日これから、文化芸術復興基金創設へ向けて
演劇・音楽・映画の合同企画として
シンポジウムが配信される模様です。

https://youtu.be/f8fwjMRToMg

ご興味のある方はご覧ください。


◆プレイベント 《webシンポジウム》◆

▽5月21日(木) 16:00ー17:30
配信: Choose Life Project
URL: https://youtu.be/f8fwjMRToMg

「#WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう」
司会:小島慶子
出演:
[第一部]
 諏訪敦彦(映画監督)、瀬戸山美咲(劇作家・演出家)
 福島明夫(日本劇団協議会)、伊藤信太郎(自由民主党)
 枝野幸男(立憲民主党)、志位和夫(日本共産党)
[第二部]
 田井肇(大分シネマ5代表)、角張渉 (カクバリズム代表)
 ラサール石井(俳優・演出家)
[第三部]
 篠田ミル (yahyel・DJ/コンポーザー)、シライケイタ(劇作家・演出家)
 西原孝至(映画監督・TVディレクター)


 

今、コロナ禍により文化芸術が存亡の危機に瀕している。

この機に、演劇・音楽・映画の各分野が一致団結して
文化芸術が人間の営みの中に必要だということを
政府に認識していただくことが急務なのです。

文化芸術復興基金創設はその第一歩!

 

憲法25条
すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障
及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

憲法に定められている「文化的な生活」には
文化芸術も含まれているのだとすれば
国からの補償があって当然なのでは?

生活の最低保障として一律10万円の措置が取られ
企業・個人事業主には持続化給付金が支給される。

自粛を求められている文化芸術団体が多く
継続困難な団体も続出中💦

スタッフ会社、劇場、ホールも同じ状況💦

何とか継続できるよう補償を!

コロナ後、新生活様式を取り入れ
客席数を減らして上演するとなれば
チケット料金を値上げしなければならず
高価になれば動員が厳しくなる。

頑張って上演してもこの状況では
継続が厳しい・・・

ホールや会場への補填金があれば
チケット料金を値上げせずに済むかもしれない。

つまり・・・

他の業種と同じように、文化芸術分野の人々に
命をつなぐ支援をしてほしいのです。

私は演劇が消滅するとは思わない。

けど、能力のある芸術家、団体の継続が困難になり
その結果、国の文化度が下がってしまい
より良い文化芸術、エンタメに触れる機会が減少して
国民の心の栄養が干からびる。

そうするとー

生きる力が弱くなり、仕事への意欲も減少?

子どもたちが良質な舞台芸術に触れる機会が減ると
舞台芸術を知らない大人が更に増えて
最終的は文化度の低い国になっていく―

豊かな国がいいなー

生きる力がある人たちが多いほうがいいなー

と私は思うんだけどな―


#演劇は生きる力 #演劇緊急支援

2020年05月20日 23時29分07秒 | 日記

母の手術が無事終わったことを確認してから
怒涛の如くお願いメールを送り始めた。

それは

「演劇は生きる力です。演劇緊急支援プロジェクト」への
署名ご協力のお願いです。

もしこのBlogを読んで

 協力してもいいよー

と言う方は、ぜひお願いします!

実は今日の午後、日本演出者協会の和田喜夫先生から
「演劇緊急支援プロジェクト」への協力要請の
お電話をいただきました。
 
和田先生は、夢幻工房の旗揚げから10年間
台本添削並びに舞台の監修をしていただきながら
市民劇製作のご指導をいただき、大変御恩がある方です。
 
夢幻工房の今年度の事業が複数中止となっていますが
演劇界においては、特に全国の学校に児童劇で巡回公演している劇団は
全ての公演が中止となり非常に逼迫した状況のようです。
 
児童演劇界だけでなく、演劇を生業としている舞台人は
皆さんがお仕事や学校に行っている時間に
役者業や舞台製作業に勤しみ
クオリティの高い舞台芸術を提供しています。
 
ヨーロッパやアメリカでは、小学校教育のひとつに演劇があり
演劇は音楽と美術と並ぶ教科なのです。

そのため欧州や米国の人々は
演劇は人間にとって必要不可欠だという認識を持っています。

しかし、残念ながら日本は未だそのような環境に至らず
演劇に対する理解が低い我が国では
この署名運動も今一つ広がっていかな状況のようです。
 
私自身は随分以前に個人として署名しました。

劇作家協会、演出者協会からこのプロジェクトの
協力要請メールが届いていましたので、本来であれば
私自身も皆さまに協力をお願いすべき立場であると思いつつも
これまで躊躇して情報を拡散をできずにいました。
 
それは・・・
 
コロナ禍により全国民が大変な状況の今
演劇に特化した緊急支援をご依頼するのは
適切なのだろうかと悩んだからです。
もっと大変な人たちがいる、と思ったからです。
更に、演劇=私、私に支援をお願いします!ということになる?
という、何とも自意識過剰な精神状態に陥り
声を出すことが憚られ・・・

なので、FBにて一度シェアをしただけで、あとは沈黙していたのでした。
 
しかしながら、和田先生とお話して
演劇に対する理解が足りない国だからこそ
この署名には意味があると思い改めました。
 
演劇を愛する方、楽しいと思われる方
必要だと思われる方には、是非とも
署名へのご協力をお願いしたいと思っています。
 
下記の趣旨にご賛同いただけるようでしたら
大変お手数ですが、表記のサイトにて
ご署名へのご協力をお願いできますでしょうか。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「演劇は生きる力です。演劇緊急支援プロジェクト」へのご署名のお願い
https://www.change.org/p/%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E6%BC%94%E5%8A…

●趣旨
新型コロナウイルスの影響で、今、演劇は「未曾有の危機」を迎えています。人が集まることで生まれる芸術でありエンターテイメントである演劇の上演は、政府の自粛要請による劇場の閉鎖や、断腸の思いによる自粛で、中止へと追い込まれています。中止による様々な団体、及び個人の経済的損失は大きく、また全国で多くの鑑賞の機会が失われました。
私たちは、下記のように国、及び地方自治体、民間の企業の皆様に向けて、演劇団体、演劇に関わる全ての人たちへの緊急支援をお願いする要望をまとめ、提出いたします。
この趣旨に演劇人、演劇を愛する全ての人に賛同いただき、その意思を全国に伝えていきたく思います。みなさまの積極的なお力添え、なによりまわりの方々へのお声がけをお願い申し上げます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
締め切りギリギリの投稿でごめんなさい💦

皆さまのご支援ご協力を心よりお願いします!


尚、このサイトでは署名のみを集めています。

ご賛同の際、寄付の案内が表示されますが
これは発信者への寄付ではなく
change.org」の保守管理
運営などに充てられるものです。

誤ってご寄付をしていただいた方が
いらっしゃいましたら
大変申し訳ありません💦

何卒お間違いなきようにお願いします💦

 

PS.前回の署名は個人だったので
 改めて劇団代表として署名しました。


母の手術 自粛でお見舞いにも行けず・・・

2020年05月20日 10時29分21秒 | 日記

今、実母が心臓の手術を受けている―

実家は千葉県船橋市。

弟夫婦と妹夫婦が実家のそばに住んでいるため
これまで私は安心して演劇活動を行ってきた。

今年の2月の劇団創立20周年記念公演の折には
妹夫婦が母と一緒に観劇に来てくれた。

母の年齢は82歳、9月で83歳になる。

歯医者、整形外科、内科に通院するのが日課。

入れ歯が合わず、いったい何件の歯医者に通ったことか・・・
良い入れ歯をつくってもらえず
昨年は固形物を食べることが出来なくなり
記念公演に来れるかどうか微妙な状況だった。

昨年暮れに完璧とまではいかないまでも
安定剤を使えば何とか食べれる入れ歯をつくってもらえて
体力が若干回復。

公演直前になって妹から

 コロナが心配なんだけどー
 大丈夫かなー

という相談が!

 長野市はまだ感染者が出てないよー
 マスクをして、手の消毒に気を付ければ大丈夫じゃない?
 こんな舞台、次にいつ創れるかわからないし
 可能なら観に来て欲しいなー

と答えたのだが、今考えると恐ろしい💦

母は心臓の病を4つも抱えていたのでした( ;∀;)

狭心症
心筋梗塞
心臓弁の逆流
心臓肥大

知っていたら、絶対に来させなかった。

これまで母から電話で「背中が痛いのよ」と
聞いたことがあり

 心臓の検査を受けてみたら?

と言ってみたが、そのたびに母は

 心臓なわけないでしょー
 心臓は絶対大丈夫!
 きっと骨よ骨。

と言って、せっせと整形外科通いをしていた。

観劇に来てくれた時は顔色も良く元気そうで
千秋楽の舞台を観て、とても感動感激してくれて
松代ロイヤルホテルに一泊。

次の日、どうしても我が家に来たいというので
まあるく掃除して、ケンジが手料理をつくってくれて
母はとってもご満悦で・・・

妹のおかげで、親孝行が出来て良かった、と思っていたんだけど
3月下旬に母が電話で

 背中が凄く痛くて、思うように動けないの

と心細そうな声で言うので

 これは放っておいたらマズイかも・・・

と思ったが、私はコロナ禍で千葉へ行くことができない。

すぐに弟に電話して、病院に連れて行ってくれるように頼んだ。

そして、心臓の血管4本中3本に血栓ができているという診断が!

一番驚いていたのは母。

 心臓病だったなんて・・・信じられない・・・

私は

 だから早く病院に行くように言ってたのに

と、つい言ってしまった。

 

皆さん、背中の痛みがある時は心臓病を疑いましょうね(^-^;

4月に入って、母の声色が更に弱弱しくなって
とても心配になり、弟の頼んで
弟の家へ母に行ってもらうことにした。

弟は家を購入する時、母と一緒に住めるようにと
一部屋を用意してくれていた。

けど母は「誰の世話にもならない」の一点ばり。

弟は母をお墓参りや買い物、病院に連れて行ってくれたり
妹も同様、歯医者やご機嫌伺いに母のところに
足を運んでくれていて、「世話にならない」と言いながら
世話になっているんだけどねー

神奈川の弟は、ラーメン店を経営しているため
なかなか時間が取れないが
それでも折々に母に電話してくれたり
一年の2、3回は実家に足を運んでいる。

あ、私、4人兄弟姉妹の長女でしてー💦

うちの母は愛情深い人ではあるが
根っからの苦労人で心配性が裏目に出ることもあり
なかなか難しい気性の持ち主。

なので、同居している弟夫婦と
すれ違うこともしばしばで💦

自粛で予定が未定になった私は
母や弟と電話で連絡を取り合う時間がつくれて
僅かながらも心のケアをすることができ・・・

このまま公演中止が続けば
千葉へ行こうと思っていたけど
にわかに活動再開の兆しが・・・

公演に向けて動き出せば
母の顔を見に帰ることぐらいは可能だけど
お世話をすることは叶わない(^-^;

朝9時から始まった手術には
弟が立ち会ってくれている。

所要時間は4~5時間程度と聞いている。

医師は心臓病の専門医で
皇室の方々の治療もされたことがある方だとか。

先生を信頼して、心から祈る・・・

どうか手術が成功してくれますように・・・


追記

弟から17:30に電話。

母の手術が終了!
成功したと聞き、ホッと胸を撫でおろした。
9:00~17:30 計8時間30分に及ぶ大手術。
手術すべきところがたくさんあって
時間がかかったそうで💦

術後、ICUで母の状態を見た弟が
顔色が良くて安心したと言っていた。

ご担当の先生、助手の先生方、看護師の皆さま
本当にありがとうございました!

退院までお世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。

手術室のそばでずっと手術が終わるのを
待っていてくれた弟夫婦に感謝・・・

どうか、このまま順調に回復してくれますように・・・


コロナ自粛でスライドショー製作三昧♪

2020年05月19日 22時14分21秒 | 日記

そうそう(^^♪

記念公演が終わってから
予定が全部未定になったので
諸々作業を継続しつつも合い間をぬって
これまでの舞台写真を整理してみた。

振り返ると、ここ3年ほど休暇ナシで
次々台本を執筆、演出の繰り返し・・・

コロナ自粛がなかったら
今年度も一年間スケジュールがビッチリ!

それでも楽しみながら創作し続けたと思うけど
思いもよらぬ充電期間をいただいた感じ。

特に記念公演は不眠不休が続き
あっちこっちやりっぱなしだらけで💦

我が家も何となく普通の家になった(笑)
あ、週末はオンライン稽古&MAを
やっていることを除けば・・・だねー

まず記念公演の舞台写真スライドショーを製作。

今まで以上に好評をいただたステージ。

私自身も感動し、感謝の思いがあふれ出て・・・

諸々大変なことは多々あったけど
20周年の集大成に相応しい舞台だったと思う。

この感動を忘れないうちに形にしたかったんだろうなー
↑ 客観的に見て💛

それと・・・

キャスト・スタッフの皆さん
劇団員始め団員のみんな
ボランティアを名乗り出てくださったキッズ保護者の皆さま
劇場に駆け付けてくださったお客さま
東京キャストの長野での宿泊をご支援くださった方々
後方支援をしてくださった方々
皆さまへの感謝の気持ちが溢れ出て
何かせずにはいられなかった・・・

写真撮影は東京在住のカメラマン・松林真理子さんと
キッズクラス保護者&カメラマン・中根大祐さん

素敵な写真だらけで選ぶのにものすごーく時間がかかり
結果削除しきれず二幕を一幕ずつ分けて公開💦

▶劇団創立20周年記念公演「百々眼」1幕 カオス
 

▶劇空間夢幻工房記念公演「百々眼」2幕 スパイラル
 

その後、公演DVDの製作。

撮影をしてくださったのはHさん♪
ここ数年、ずっと携わってくださっています。

ケンジがHさんと一緒に録画編集をしてくれて大助かり。

私はオープニング映像や文字データ
DVDケースのジャケット画像を製作。

今月5月25日に一般発売となります!

見応え十分♪

ご興味のある方は下記のフォームからお申込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/681a4703661183

 

百々眼のスライドショーを製作中に
ふと・・・

あれ・・・昨年、一昨年の本公演スライドショーがない!

ということに気づいたのねー💦

途中まで手をつけて、そのまま放置していたのでした。。

一昨年の「白とかげ」は岸田國士氏の三作品を
夢幻∞変幻シアターと名付けた摩訶不思議な世界観で構築。

▶第13回 劇団本公演「白とかげ #聞こえる言葉と見える感情#役者3人#岸田國士3作品」
 

初の東京公演‼
しかも、キャストは夢幻団員だけ‼

あ、セリフを言うキャストは・・・でした💦

バイオリニストの牧さんが
美しい音色で舞台を盛り上げてくださり
バレエダンサーの淳くんが客演して
華を添えてくれました~

長野三光スタッフさんに同行していただき
安心して舞台を行うことができたし

さらに‼

東京公演の最中に、教え子の栗生みなちゃんと再会❣

これが記念公演に客演してもらう足掛かりとなり
みなちゃんは「百々眼」でヒロインを演じてくれて・・・

色々な意味でとても思い出深い作品だ。

 

昨年上演した「奇想山月記 TORA」は
初の長野県内4会場巡回公演を行った。

松本市:上土劇場
上田市:犀の角
飯山市:なちゅら 大ホール
長野市:長野市芸術館 アクトスペース

会場の大きさも機構も異なる4会場での公演は
キャストとスタッフに大変な苦労をかけることになったが
私にとっては代えがたい経験となった。

一劇団が巡回公演を行うというのは
予算的にも体力的にも厳しいことだけど
「白とかげ」も「TORA」も
芸術文化振興基金様からご助成をいただき
実現することができました!

有難いことですねー💛

▶第14回 劇団本公演「奇想山月記 TORA」
 

この企画に携わってくれた全ての方に感謝いたしますm(__)m

そして・・・

どの舞台も陰で必死に働いてくれた劇団員と
協力してくれた研修生に心から感謝❣

上記2つの公演DVDも販売中です。

ご興味のある方は劇団公式HPのグッズ販売ページからお申込みください。
http://g-mugen.main.jp/goods.html

 

現在、昨夏に上演した小布施野外シアター2019の
舞台写真スライドショーも製作中。

野外シアター終演直後に実行委員会サイドに
スライドショー製作をどうするか確認したところ
ご多忙の様子でお返事がなく
そのまま放置になっていました・・・

カメラマンの大ちゃんが
望遠レンズをレンタルしてくれて
たくさん撮影してくれました~

ありがとうございます‼

なので、キャストの表情がよくわかる
スライドショーになりそう♪

楽しみにお待ちくださいねー


コロナ禍による公演中止が継続中(涙) ~記念公演から今に至る過程を振り返って~

2020年05月18日 11時42分52秒 | 日記

Blogの再開がなかなかできず、ごめんなさいm(__)m

2月に創立20周年記念公演を終えた後
Blogに書き記したいことがたくさんあったけど
終演直後にコロナ禍に襲われて
諸々考えなければならないことが多く
言葉にすることを躊躇する日々・・・

記念公演の本番日は2/22-23だった。

長野県でコロナ感染者が初めて確認されたのが
終幕後の2/25・・・

 もし次の週が本番だったら?

と考えただけでも戦慄が走る。

本当にギリギリ・・・

大がかりなステージ、予算もこれまでの本公演で最大規模
中止は考えられない状況だった。

そんなギリギリの状況下にもかかわらず
劇場へ足を運んでくださった観客の皆さま
キャスト、スタッフの皆さんに感謝する日々。

そして、天で私を見守ってくれている先生方
実父、義父の顔を思い浮かべて感謝し
宇宙の神々に心から感謝し・・・

けど、これを言葉にしていいものか・・・

2/25以降、長野市内も公演やライブが次々と中止になり
悲痛にあえいでいる人々がいる・・・
その人たちのことを考えると胸が痛み
言葉にすることが出来なかった。

稽古期間中、コロナ感染症に関して脳裏をかすめなかったわけではない。

東京を往復するキャストもいた。

万が一、キャスト&スタッフの中で感染者が現れたら?

と考えないわけではなかったが
長野市内はまだコロナ旋風が吹き荒れることもなく
悩むほど考えることもなく本番を迎えることができたことは
奇跡としか言いようがない。

本当に・・・本当にありがとうございました・・・

が、終演後2週間は気が気ではなかった。

私自身も本番一週間前に発熱し
すぐに熱は下がったが咳が長引いていた。

3月に入っていたら、すぐにPCR検査を
受けなければならない状態。

万が一、私がコロナに感染していたら・・・

考えただけでも恐ろしい。

終演後も咳が止まらないので病院へ行き
レントゲン検査を受けたが肺に問題はなく
薬をもらって、数日で緩解。

本番期間中、咳をしている私にスタッフさんが

 コロナじゃないのー?

と笑いながら言っていたけど
笑いながら「まさかー」と答えた私にとって
コロナ禍はまだ「他山の石」だった。

本番から2週間が過ぎ、長野市内に感染者は現れず
ホッと胸を撫でおろしたことを鮮明に記憶している。

良かった、本当に良かった・・・
ただただ感謝です・・・

この感謝の気持ちをどのように表現したらいいのか・・・

悩みつつ出した答えは

 今できることを真摯に取り組む!
 それが、今の私たちにできること・・・

だった。

3月に入って、東京の感染者数は急激に増加し
長野県内もじわじわと増えつつあった。

いずれ長野市内にも・・・

得体のしれないウイルスが
黒い霧のように迫り来る・・・そんなイメージ。

忘れもしない4月10日
ついに長野市内にも感染者が確認され
翌日、保健所に問い合わせたが
感染経路を説明してもらえなかったので
4/11(土)夜からオンラインによる稽古にスイッチ。

実は市内に感染者が現れたら
オンライン稽古に切り替えることを想定し
ネットに詳しいケンジに準備を頼んでいました。

案の定、次の週から公民館が使用不可となり
準備をしていなかったら
稽古を休むしかなかったよね、きっと。

MAのオンライン開催も検討し
先生方のご協力を得て、4月下旬から開始。

細々と続けて来たMAだが
オンラインに切り替えたら
大勢の方が参加してくれるようになってビックリ!

遠方の方でも参加できるのがオンラインの利点だよね。

県外や南信の参加者もいて
毎週日曜夜は楽しいひと時を
過ごさせていただいている。

さて・・・

3月以降の演劇界は・・・

東京では全ての公演が中止となり
百々眼の東京キャストも
次に予定していた舞台が全て流れた。

夢幻も3月、4月に予定していた
佐々成政おもてない武将隊の出演が取りやめとなり
5月の室堂・黒部ダムでの演舞も中止。

6月に立科小学校で上演予定だった
児童劇「手のひらのオズ」公演も中止。

ケンジが講師を務めるフリースクールの講義も
3月以降ずっと行われないまま今に至る。

7月に辰野町、10月に小布施町、12月に須坂市で
市民参加型の公演のご依頼をいただいているが
いずれも中止になる可能性が・・・

そんな不安を抱えながらも
今できることをコツコツやり続けようと
オンライン稽古、オンラインMAを継続しつつ
私は依頼をいただいている新作の下調べや
山積みになっている本を読みつつ
ネットで映画&舞台鑑賞をしながら
「人間社会における演劇の必要性」を考え続けていた。

阪神大震災、東日本大震災の時も一か月ほど考え続け
「生きる力を育むのが演劇」と位置づけ
その後の創作のエネルギーに変えた。

その考えは変わらない。

けど、今後も続く自粛生活と新生活様式について
考えざるを得ない。

恐ろしいコロナと日々格闘している
医療従事者の皆さまのご苦労は計り知れず
感謝の気持ちで日々過ごしているが
医療崩壊は絶対に防がねばならない。

実際に演劇上演をしようと思えば
関係者がコロナ禍の不安に苛まれないよう
配慮していくのが劇団代表としての責務だ。

生きる希望と体力、精神力を養えるのが
夢幻が造る市民劇だ。
けど、お客様の心が震える舞台でなければ
上演する意味がない。

新生活様式を取り入れながら、それを実現できるのか・・・

実現を目指して創意工夫を凝らしていく

それが夢幻工房―

ご依頼があれば、善処しながら精一杯取り組む―

そんな決意を込めてBlogを再開しました。

記念公演の期間中の出来事も
おいおい綴りたいと思っています。