昨日から未明にかけての雨と今朝方からの冷たい風のせいで、街路樹の葉がたくさん道路に落ちていた。アスファルトに溜まった落ち葉の上を歩くのは気持ちがよい。ただし、人に踏まれて粉々になった上に、さらに落ち葉が舞い落ちてくる。風情のある光景だが、落ち葉は土に返ることもできず、吹きだまりのようになってしまう。そのうち、どこからか清掃車がやってきて、落ち葉をかき集めていく。あるいは、近所の人たちが箒で掃いていく。そうして集められた落ち葉は、あるときにはビニール袋に入れられて、ゴミ箱の横に置かれる。土に還れない落ち葉の無念な声が聞こえてくるようだ。