「メガネは顔の一部です。メガネは顔の一部です。だから○○メガネ」というCMがあった。今でもそのメロディを歌うことができる。メガネを掛け始めて半世紀。私にとってメガネは顔の一部であったが、ついにそれをはずす時がきた。
先週、水晶体前嚢を破り後嚢だけを残して核や皮質を取り除く嚢外摘出術を受けた。いわゆる白内障の手術である。取り除いた場所に軽い近視の人工レンズを挿入した。火曜日と木曜日に左右の眼の手術をした。
これまでは、メガネをかけていても、知っている人にちょっと離れた所から挨拶されても気づかなかったり、書棚に並ぶ本の背表紙を見るのに20センチぐらいまで接近しないと読めなかったりしていた。電車に乗っても、広告に字が全てぼやけて見えるものだから、鬱陶しくてならなかった。
それが手術で一変し、格段によく見えるようになった。講義をしていても、学生の顔がはっきり見える。見えにくいのはほんの近くだけで、手に持ったご飯茶碗の中身がちょっとぼけるぐらいだ。
かかりつけの眼科の先生からは、「手術をすると世界が変わるよ」と言われていたが、まさにその通りだと実感した。磨りガラスを通して見る世界と、色鮮やかにクッキリと見える世界。自分がこれまで見てきたのは、文字通り「近視眼」的な世界だったのだ。
気が付いた点を3つばかり。
物が大きく見えること。スーパーに行って、ワインやお酒の瓶を見て、「こんなにも大きかったのか」とビックリした。
色の濃淡がはっきりと見えること。右目の手術後、まだ手術をしていない左目と比べてみたら、白いはずの物が左目だけで見ると薄い黄色がかったように見えた。水晶体が濁っていたのだ。
物がまっすぐに見えること。これまで階段の端が反り返って曲がって見えていたのに、一直線に見えるようになった。
視力が安定するまでは、1、2ヶ月は必要とのこと。気長にやっていこうと思う。
先週、水晶体前嚢を破り後嚢だけを残して核や皮質を取り除く嚢外摘出術を受けた。いわゆる白内障の手術である。取り除いた場所に軽い近視の人工レンズを挿入した。火曜日と木曜日に左右の眼の手術をした。
これまでは、メガネをかけていても、知っている人にちょっと離れた所から挨拶されても気づかなかったり、書棚に並ぶ本の背表紙を見るのに20センチぐらいまで接近しないと読めなかったりしていた。電車に乗っても、広告に字が全てぼやけて見えるものだから、鬱陶しくてならなかった。
それが手術で一変し、格段によく見えるようになった。講義をしていても、学生の顔がはっきり見える。見えにくいのはほんの近くだけで、手に持ったご飯茶碗の中身がちょっとぼけるぐらいだ。
かかりつけの眼科の先生からは、「手術をすると世界が変わるよ」と言われていたが、まさにその通りだと実感した。磨りガラスを通して見る世界と、色鮮やかにクッキリと見える世界。自分がこれまで見てきたのは、文字通り「近視眼」的な世界だったのだ。
気が付いた点を3つばかり。
物が大きく見えること。スーパーに行って、ワインやお酒の瓶を見て、「こんなにも大きかったのか」とビックリした。
色の濃淡がはっきりと見えること。右目の手術後、まだ手術をしていない左目と比べてみたら、白いはずの物が左目だけで見ると薄い黄色がかったように見えた。水晶体が濁っていたのだ。
物がまっすぐに見えること。これまで階段の端が反り返って曲がって見えていたのに、一直線に見えるようになった。
視力が安定するまでは、1、2ヶ月は必要とのこと。気長にやっていこうと思う。