こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

虎は死して皮を残す

2010-03-13 23:53:52 | 希望
人の価値は、死んだときに決まるのかもしれない。多くの人に慕われ、見送られて去っていく人がいる。その人は亡くなっても、その人は残された人々の心の中に生き続ける。

虎は死して皮を残す。虎が残すことができるのは、己の皮だけだ。業績主義のこの現代において、己の皮が永遠に残ると錯覚している人がいる。だが、人が残した業績はいつか誰からも顧みられなくなくなっていくものだ。物質的なものが重要なのではない。大切なものは心なのだと思う。

人は死して名を残す。その名前とは名声のことではない。誰かがふと思い出して、その人の名前を口に出してみる。そんな小さな行為の中で、繰り返し繰り返し呼ばれる名のことなのだ。多くの人から慕われた人だけが、そのようにして名を残す。市井の人の平凡で愚直な生き方が、その名を人々の心の中に刻むのだ。

スイートピー

2010-03-12 22:31:00 | 希望
スイートピーの花言葉は、門出。この季節に相応しい。スイートピーを部屋に飾ると、それだけでちょっと華やいだ感じになる。淡い色が好きだ。

この春、多くの子どもや青年が学舎から育っていく。今日のニュースによれば、この3月に大学を卒業する学生のうち5万人が就職先が決まらないとのこと。新しい門出には相応しくない暗い状況。

そうした状況だからこそ、自分の生き方をしっかりと考える必要があるし、考えざるを得ないことにもなる。ピンチはチャンス。この言葉を門出にあたって贈ろうと思う。

薹立ち

2010-03-11 19:10:04 | 希望


薹(とう)が立って来た葉牡丹。暖かな日が何日か続いたら、じきに花が咲きそうだ。

薹が立つとは、盛りが過ぎたことを言うのだが、冬の葉牡丹とは、また違った風情がある。

人もまた、薹が立つ頃、新たなステージでの飛躍のときを迎えるのかもしれない。何事もポジティブに。それが大事だ。



卒業

2010-03-10 23:16:43 | 教育
3月は卒業の季節。慣れ親しんだ場から新しい場への移行の季節である。朗らかに去っていく者もいれば、悲しげに去っていく者もいる。若者にとって幸多いことを祈るのみである。

雛祭り

2010-03-03 17:30:27 | 季節
雛祭りは華やか。色合いが綺麗。こういう飾りを見ていると、それだけで幸せな気分になってくる。それはきっと、飾る人の気持ちが込められているからだと思う。

人のために祈る。それが基本だ。