Round Rock日記

テキサスの田舎でのんびり暮らし。
カロリー消費を目指して、オースティン近郊を今日も走る!

再開発の波がザップンザップン

2017-03-22 02:29:00 | お出かけ
今朝は、ARC(Austin Runnes Club)のソーシャルランで10マイル
そのまま、彼と2人でレイク1周(10マイル)
合計20マイル(約32km)走りました。
前半10マイルは、初めて走るルートで、昔からある閑静な住宅地を眺めながら走り
後半10マイルは、走り慣れたトレイルだからストレスなし、
20マイル走って、さすがに疲れたけれど(特に、ふくらはぎ)、
やることやったぞという満足感たっぷりの心地よい疲れ。

その後、毎月第3土曜日(11:00~12:15)に行われている、
The Tejano TrailsのFree Walking Tourに参加しました。
集合場所は、CommUnity Care Centerのパーキング。


参加者は10人ちょっと、マイクを付けたボランティアの女性が説明しながら、歩きます
ちなみに、このボランティアの女性も、長年、この地区に住んでいるとのこと。
 

The Tejano Trailは、オースティンの州議事堂からたった10ブロックしか離れていない、
オースティンで、最も古くからあるコミュニティの1つ(1928年)。
ダウンタウンがすぐそこ(歩いて行ける)という抜群の立地にありますが、
I-35(ハイウェイ)を境にして、環境や雰囲気がガラリと変わり、
メキシカンや黒人など、どちらかというと、貧しい世帯や人種が住んでいたコミュニティです。
ただ、オースティンの地価高騰に伴って、その立地の良さ&その割に手頃な価格から、
当然、このコミュニティにも、再開発の波がザップンザップン吹き荒れている今日この頃。
   

コミュニティを歩いていると、今でも、歴史を感じさせる建物が残っています。
このボロい掘っ立小屋、もとい、歴史ある建物は、Texaco Oil Depot(Texacoはメジャーな石油会社)。
オースティンに鉄道が通じたのは1871年、この辺りは、かつて、物や人の行き交いで賑わった場所でした。
この建物(倉庫)が出来たのは1912年ですから、100年以上経っているんですね
ものすごく味があってカッコいい今後、この周辺も再開発でビルが建つ予定ですが、
生き証人であるこの建物は、何かしらの形で残してほしいです


トレイルの歩道上には、The Tejano Trailsのマークが付いています。
  

立派な建物も、所々に残っています(1800年代後半から1900年代前半)。
   

付近には、フードパントリーやスープキッチンがあり、ホームレスの姿を多く見かけます、あと、黒人も多い。
真っ昼間は、色々な人が歩いているし、これといって身の危険を感じませんが、
日が暮れたら、私はちょっと怖いかも、オススメしません。
  

“The Best Little Library in Texas”に選ばれたこともある図書館


メキシカンのパーティグッズのお店?
この紙でできた人形は、中にお菓子を入れて吊るしたら、
棒を持って目隠しをした人がバンバン叩いて、的中して壊れると中のお菓子がバラバラ落ちてくるのを楽しむ
メキシカン(子供)のパーティグッズの定番です。イメージは、日本のスイカ割りとほぼ同じ。
で、これは、トランプでしょうか
ちなみに、テキサス州自体はバリバリ保守的(共和党)ですが、
ここオースティンだけはリベラル(民主党)で、移民や難民含め、さまざまな価値観を受け入れる都市です。
 

時間にして1時間ちょっと、ボランティアの方(&オースティン市役所の担当女性)に感謝&感謝です。
来月は、今日、歩いた区画とは別の場所を説明&歩くらしいので、
今後、違う場所のときに、また参加してみたいです
20マイル走った後、ゆっくり歩いたのは、筋肉にとっても丁度良かったかも

ただ、昨今の再開発によって、このコミュニティの良さが消えて無くならないように、願わずにはいられません。
新しいアパートや住宅は、すでにポチポチできており、
そこに住む住民と、以前から住む住民とは、ハッキリ言って全く違う世界の人たちですから・・・
でも、うまく融合すれば、これまでにないユニークなコミュニティになることができるのですから、
期待を込めて、良い方向に考えたい思います
この日も、ホームレスが歩いていると思いきや、カフェでブランチする小洒落た人たちもいて、
ブランチに$30~40平気で支払うような人たちと、フードパントリーで食料を調達するホームレス、
全く対照的な人たちを同時に見て、ちょっと複雑な気持ちになったのも、事実です。

で、ツアー中、発見したのがKasita
コンテナのような住宅でありながら、無駄なモノは排除&必要なものは全て揃っているという、
新しい価値観での生活スタイルに適した住宅、お値段は$139,000(今後の普及で、更に低価格を目指しているそう)。
352sqf(=33平米)は小さいっちゃ小さいですが、日本人にしてみれば、そんなに小さくないのではという気もする、
空間をフルに使って、TV台やベッドを収納式にしたり、収納を多く作ったり、
注目するのは、キャンピングカーのような一時的なものではなく、普通の家と同じ基準の永続的な作り。
1つを住宅として建てても良いし、幾つも重ねて集合住宅にしたり、家の屋上にも置いたり、色んなアイディアがある。
見学できる日もあるらしいぜったい見に来るぅぅぅ。
 


にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ南部情報へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする