エンジニアな日々~製袋機 株式会社ムラタ ブログ

日々の仕事での出来事をエンジニアの視点から書いていきます!!

十和田市美術館『トワダビト』と清水玲氏との出会い!!

2011-01-30 20:49:43 | エンジニアな休日
こんばんは!!株式会社ムラタの村田洋介です!!

本日は青森県まできました!!あまりにも天気がよかったので空き時間に十和田市現代美術館まで足を運ぶと、なにやら大勢が集まっているのが目につきました!!

なんだろうと覗いてみると年配の美術館スタッフの方から『まだ間に合うから参加しなさい!!』と声をかけていただき何事かわからないうちに小学生から大人まで約30人いる席のひとつに座ることに!!

実はこれ、いま十和田市現代美術館で行われている企画展『トワダビト』の作者”清水玲( しみずりょう) ”さんの似顔を参加者が描き、その似顔絵をさらに清水さんが作品へと仕上げると言う企画でした!!

まずは清水さんの自己紹介から始まり全員が自己紹介をしました。次に今回の企画展の展示室へ移動し清水さんの作品を清水さんとディスカッションしました。

そしていよいよ似顔絵の製作に入りましたが、高校1年の時に美術の授業を受けて以来の妙な緊張感と、絵心のなさに愕然としながらも回りの小学生の配色の斬新さや、絵を描く姿勢に後押しされながらどうにか書き上げることができました!!

これらの似顔絵は明日から1週間をかけて、清水さんが工房を開放し作品に仕上げていくそうです!!

とても貴重な経験をさせてもらいました!!

その後も清水さんのご好意により、美術館の近くの商店街に展示されている作品を清水さんと一緒に回ることができました!!

さて、今日は清水さんの作品を紹介したいと思いますが、こちらが今回の企画展での展示です!
十和田市現代美術館『トワダビト』

壁に書かれた無数の文字は漢字に似ているが漢字ではない、どこか大陸の薫りがするような独特の書体をしています。

これらが何を表しているかわかりますか??





実はこれらの文字は、英語を表しています!!

例えばAを表す場合、『丹』から点を取りAを表しています。
Yを表す場合は『羊』から横棒を3本取り除いてYを表しています。
このように全てのアルファベットの新しいフォントを漢字から作り出し、メッセージを表示させています!!

そして、床に散りばめられているのは、取り除かれた『点』や『3本の横棒』が床に落ちているのです。

今回清水さんの話を聞いていると、この作品は見る人によって床にある文字がこれから登ろうとしているように見えるとのことです。

ちなみに私にとっては『進化する文字を連想させ、進化によって孵化した不要な部分が床に落ちたもの』と一番最初に感じました。

現代アートの最大の魅力は作品の解釈が自由にでき、見るものの感じ方によって変わってくるところにあると思います!!

そしてそれは、私にとって答えを導きだすことよりその過程を大切にする数学のようにも感じさせられます!

今日は清水玲さんを始め、美術館スタッフ、他の参加された方々と多くのお話ができ、本当にいい日になったと感じています!!

今まで仕事で出会った方を始め、ブログをご覧になってくださっている方、今回のように旅先で出会った方と私は本当に良い出会いを日々していると幸せを感じております!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする