ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

関東・関西地区第1回 ムルマンスク留学説明会開催日程決定!

2008-03-09 09:50:41 | ロシア語留学
ムルマンスク人文科学大学ロシア語コース長期留学案内
ムルマンスク経済経営アカデミーロシア語コース短期留学案内


ムルマンスク人文科学大学留学コースで8ヶ月間、ロシア語を学ぶことができます。10月から授業開始。しっかりロシア語を勉強したい人におすすめ。

また、ムルマンスク経済経営アカデミー留学コースで1ヶ月間ロシア語を学ぶことができます。こちらは、オーロラや観光をメインにした留学がしたい方、安全な地でプチ体験留学をしてみたい方、忙しくて長期休暇取れない方や体力に自信の無い方などにお勧め。

のんびりとした町でオーロラや白夜を観ながら勉強してみませんか?

近々説明会を開催。詳しくはムルマンスク情報「アリョーシャ」のサイト(下記URLをクリック)をご覧下さい。
http://www.murman-navi.info/


国際女性デー

2008-03-08 16:34:33 | ムルマンスク市・街の表情
きょう3月8日は国際女性デーです。ロシアでは祝日でお休みです。今年は土曜日にあたるためロシアの法律により、10日(月)が振り替え休日となります。つまりロシア国民にとってウレシイ3連休となるわけです。

となると、前日に当たる3月7日(金)はやはり、どこの会社でも昼食時から仕事しながら宴会になるわけです。ロシア人にとってのアルコールは、車にとってのガソリンと同じです。だからアルコールが入っていようが、仕事ができるのです。否、アルコールがあってこそロシア人は働ける?!アルコール無しではロシアが機能しないってわけか?!

女性の日と言うこともあって、筆者も連行されてしまいました。歌あり、チークダンスあり、アネクドートあり、写真撮影あり、大量の酒あり、大量のつまみあり、大量のロシア語が津波のように押し寄せ、日本人の筆者はフラフラです。

♪~ムルマンスク市民酒呑み音頭~♪
1月は正月とロズジェストヴォで酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
2月は男性の日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
3月はマースレニツッアと女性の日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
4月は宇宙の日とパスハで酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
5月はメーデーと勝利の日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
6月はロシアの日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
7月は夏休みで酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
8月も夏休みで酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
9月は何にも無いけど酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
10月はムル市創設記念日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
11月は民族統一の日で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪
12月はクリスマスと年末で酒が呑めるゾ~♪ 酒が呑める呑めるゾ~♪ 酒が呑めるゾ~♪


С днем международным женским!

サバイバル日本料理(1)鮭茶漬け

2008-03-07 03:21:51 | スグレモノ・ヘンテコモノ
日本料理にプチ飢えている筆者が発見・考案した、ロシアの食材で作る日本料理コーナーです。不定期に更新。

ムルマンスクで入手できる純日本・準日本食材は以下のとおり。
 ・醤油(まがい物が多いが、キッコーマンがここで唯一の本物の味)
 ・海苔(韓国海苔が多いが、稀に味付けされてない海苔もあり)
 ・ワサビ(韓国製。説明書きが面白い)
 ・蕎麦・ウドン(韓国・中国製)
 ・湯葉・春雨・米麺(中国製)
 ・甘酢生姜(寿司ブームの影響です)
 ・ごま油
 ・白米(日本のものと比べたら結構劣りますが、無いよりまし)
味噌が無いのは残念ですが、結構取り揃っているのです。

ところで、食料店に行くと必ず売っているアンチョウス(Анчоус、写真右上)という魚。酒の肴として売られている加工品です。

小指第2関節までくらいの大きさ。塩漬け&燻製&日干しにしてあるため、表面に白い粉が吹いています。コレは別に毒でも黴でもありません。旨み成分です。

辞書を引いてみると「かたくちいわし」という表示が。ということは、日本の煮干と同種です。これを使うと「いりこだし」ができるかも。そこで考えた料理が、鮭茶漬け(写真)。日本のいりこだしと変わらない味に仕上がります。

~ロシアの食材で作る鮭茶漬け(2人分)~
【材料】
 水      500cc
 アンチョウス 4~5本(好みに応じて)
 醤油     小さじ2
 残りご飯   茶碗2杯分
 薄切り生塩鮭 4枚
 ワサビ    適宜

【作り方】
 ①鍋に水とアンチョウスを入れ、中火くらいで沸騰するまで煮る。
 ②①に醤油を入れ更に2~3分煮る。
 ③残りご飯を湯で洗ってヌメリをとり、大き目の茶碗によそう。
 ④薄切り生塩鮭をフライパンで炙る程度に火を通す。③の上に乗せる。
 ⑤④の上から②を静かにかける。
 ⑥鮭の上に、好みに応じてワサビを乗せる。

【注意】
 ・正しい方法でだし汁を作りたい方は、鍋に水とアンチョウスを入れて、
  冷蔵庫の中で一晩休ませた後、火にかけてください。
 ・薄切り生塩鮭は、ロシアでも前菜に登場するくらいポピュラーな食材。
  日本のタラコ同様、炙るとかなり塩気を強く感じるので、だし汁や醤油
  の量は調節して下さい。
 ・醤油の量は、アンチョウスのだし汁を味見してから調節してください。
 ・海苔を振りかけてもOK。

・・・・・・ほこほこしてうまいど。

ムルマンスク人文科学大学訪問

2008-03-06 04:14:57 | ロシア語留学
伝兵衛さん滞在期間中にあった学校訪問その3として、ムルマンスク人文科学大学のことについて書きます。

2月27日(水)正午に、市中心近くにあるムルマンスク人文科学大学(Мурманский гуманитарный институт、略称:МГИ)を訪問しました。2階の国際関係管理事務局では局長のСмирняков氏が迎えてくれました(写真)。

前にムルマンスク経済経営アカデミーでは短期留学プログラムについて打合せしましたが、ここでは「長期ロシア語留学プログラム」について討議を1時間程しました。

詳細は私達のサイト「ムルマンスク情報アリョーシャ」のHP上で後日発表します。乞うご期待。

語学学校リングヴァ訪問

2008-03-05 01:06:10 | 日本語教室・日本文化
伝兵衛さん滞在期間中にあった学校訪問その2として、語学学校リングヴァのことについて書きます。
28日夕刻、語学学校リングヴァ(Мурманский языковой колледж ЛИНГВА)を訪問しました。

ここは筆者が勤務予定の語学学校です。学校を見てみたいと言う伝兵衛さんの願望と、月かなり遅れて授業開始となる学校の学校長Тиленеさんの相談がこの訪問の目的でした。この日のために学校長は出張先のサンクトからとんぼ返りして打合参加され、話し合いは1時間に及びました。
ここでは英語をはじめフィン語、ノルウェー語など欧米の言語を学ぶことができますが、東洋の言語としては日本語が初めての導入です。

この学校での授業については、本ブログや私達のサイト「ムルマンスク情報アリョーシャ」のHP上で時々お知らせします。


ロシア大統領選勝利のコンサート

2008-03-04 04:28:25 | 様々な話題
昨日もお送りしましたように、公営テレビ1TVにおいて、開票が終わるまで(?)夜中じゅう選挙番組を速報していました。

それに併せて赤の広場脇の、ちょうど道路とワシーリー聖堂とクレムリンで囲まれるマネージ広場に野外特設ステージが建てられ、そこで「新世代ロシア」「ロシアよ勝利へ進め!」を象徴するように現代ポップ&ロックコンサート"Вперед, Россия"が開かれました(写真)。冷たい雪が降りしきるのに、会場には大勢の若者が詰めかけ、勝利と音楽の世界に酔いしれ鼓舞していました。

コンサートには若きディーバMaxi-Mや、若者から圧倒的支持を誇るズヴェーリ、ロックアーティストのスプリンレオニード・アグーチンそして、ロシアロックの原点とも言うべきビッグアーティスト、マシーナ・ヴレーメニまで・・・!!

そして大物ロックアーティスト・リューべの演奏が終わるや否や、クレムリンからプーチン大統領とメドベージェフ次期大統領が二人そろってやってきて、壇上に上がり、勝利の喜びと強いロシアをアピールしていました。・・・勝利といってもまだ全部開票していませんでしたが、このとき既にメドヴェージェフの投票率が過半数を大きく超える69.5%でした。

統一ロシアの「選挙戦法&勝利の見せ方」戦略はなかなか力強く、そして抜け目ない。全て計算ずく。

大統領選挙とマースレニッツア

2008-03-03 06:22:37 | ムルマンスク市・街の表情
大統領選挙はやっぱり、統一ロシアのメドヴェージェフ氏の圧勝で決まりましたね。赤の広場のコンサート会場で、プーチン&メドヴェージェフ出演の夜のロックコンサートが開かれていました。日本でも「露大統領選はシラケムード」と報じられたばかりでしたが。

それでも連邦法に則り投票数が悪いといけないので、各州有権者に投票に来てもらうように対策を打っているようです。
ここムルマンスク市でも同様。有権者に投票してもらうように打ち出した対策がコレ。
シローカヤ・マースレニッツア
(Широкая масленица)
露和辞典を引くと「謝肉祭」とかいう説明が掲載されているロシア正教のお祭りです。
マースレニッツアは普通、月曜から始まって日曜日が千秋楽です。
ですが・・・投票数のためならもうどうでもいいんでしょうかね?

先日からスーパーマーケットなどの掲示板にこの広告がありました:
  ・8時から投票開始です。
  ・また18時から下記3箇所でマースレニッツア祭を行います。
  ・踊りあり、歌あり、無料配布のブリヌイあり。奮ってご参加ください。
   ①ピャーチウグローフ広場
   ②セミョーノフスコエ湖前
   ③コーリスキー通り101
ブリヌイとはロシアのクレープのことですが、我々が知っているクレープとは若干違って、食感がモチモチしていて食べ応えがあります。その無料配布ブリヌイに興味があった食いしん坊の筆者は、早速取材へ出かけました。

最初は②のところへ。すでに人の波!ロシア民族音楽と歌声が響き、木登り競技もあり。ブリヌイ前には長蛇の列!選挙権が無い筆者がもらえるかどうかわからず不安でしたが、どさくさに紛れて並んでみました。やっぱ並んでみるモンですね~。
もらっちゃいました~♪
ブリヌイ作りはムルマンスクで有名な食品会社メリファロが手がけていたようです。ほんのり甘いブリヌイ美味しかったです!

次に①へ。さすが中心街でなだけあって、人の数も多いしステージも豪華でした。子供達が楽しくダンスしていたり、ロシア民俗音楽を歌ったり。とってもにぎやかでした!

マイナス23℃!

2008-03-02 23:25:41 | ムルマンスク市・街の表情
またしても最低気温を更新!3月1日朝、-23℃でした。

ムルでは2月&3月が最も冬らしくなる季節。そして晴れの日が多く、オーロラも比較的見やすい時期でもあります。

こんな期間にカタギのサラリーマンが休暇を取って見に行くのは至難の業ですね。

ノルウェーから帰国しました

2008-03-01 06:26:54 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
2月29日早朝から、ノルウェーのキルケネスに行き、無事ビザを取得しました。

始発点であるバス停で待つと、キルケネス行きのマルシュルートカがやって来ました。運転席から出てきた人を見たら、なんと2月7日のときお世話になった運転手さんでした。

前回2月7日のときはロシア国境で足止めを食らい、出国できずムルマンスクに戻ってきてました。今度はその遥か手前である、第一検問所チトーフカで足止め食らいました。事情を話しましたが、パスポ一式を詰所小屋へ持っていってしまいました。20分は待たされたでしょうか。やな予感。するとそのバスの運転手さん、外に出てその小屋に入り話をつけてくれたらしく、無事パスポ一式は戻ってきました。運転手さんアリガトウ&スパシーバ!!!


これを機に、ロシア国境とノルウェー国境もクリア。無事キルケネスに着くことができました。


領事部に顔を出すと、前出のブラッド・ピット似の領事さんが、いつものようにカッコよく丁寧に仕事していました。前回はブラックシャツを着ていたのでよくわかりませんでしたが、今日の服装は筋骨隆々ぶりが判るホワイトシャツでした(きょうはホワイトシャツにグレーベストでしたが、個人的にはブラックシャツの方が似合っていると思う)。
ブラピ似様の他に小柄な男性も働いていました。こちらの男性も顔立ちと体格が良く、ブラピ似様より顔が横に広くベース顔をしていました。なので筆者の頭の中で勝手に、彼をレオナルド・ディカプリオ似と命名することにしました。
窓口応対はレオ似様が担当し、ビザ価格表などの詳細説明はブラピ似様が担当。2時間後に入国ビザのスピード発行。ハリウッドシリーズで対応してくれるなんて、幸せだなあと思うのは何も、筆者とかFANの方だけではないはず。
ご覧になりたい方。ノルウェー王国キルケネス市のロシア総領事部へどうぞ!
ファンの方が見て「似てない!」とか言われ怒られるかもしれませんが。そのときはご容赦ください m(_ _)m


復路のチトーフカに到着したときは既に20時を回っていました。ここではいつもトイレ休憩の場として15分ほど停車します。このあとは90分間どこにも寄りません。なので外へ出ました。見上げてみるとうっすら3本の緑色の大きなベルトが天頂付近でたなびいているではありませんか。
オーロラです!
ここは余計な灯りがほぼ無く、漆黒の闇が広がっています。昨日に引き続き今日も観てしまいました。上空の電離層の状態が不安定なのでしょうか。まるで強い風を受け続けているカーテンのように、大きく速く揺らめいていました。これだけでなく他の場所にもあちこちオーロラが発生していて、筆者はトイレに行くのを忘れそうになるくらい興奮状態でした。

入国ビザ(今度ムルマンスクでこれを労働ビザに切り替えます)を無事取得できた上に、オーロラ乱舞を観れるなんて、実にラッキーでした♪