大アナスタシアのイコンを描こうと思って
朝から、トールペイント用のオーバルプラークの小さなの15枚に
ジェッソを塗り、全部磨いて
そのうちの4枚がこれです。
前記のアナスタシアとはまた別の4枚を
午後3時くらいに病院に来て骨描きをし、
夕方6時までにはこれまで描いているので
イコンは描き慣れてしまえば
小さなものなら短時間で描けるのです。
この板のサイズは、160x120x12(mm) です。
今日の1日で描いたもの。
8人の看護士ですね。
この次には、光背の純金箔を貼り、
背景にゴールドフィンガーを塗ります。
私の場合は背景の色が決まると、
人物の色もわかりやすいので
背景を決めてしまいます。
これらアナスタシアを描いていると
看護士さんたちが、欲しいと言ってくださり、
こんなものでもよければ,
イコンが広く認知されていくのと、
どなたかの支えになるかもしれないので
私の幸いで、喜びになります。
30年前の文化財修復に使われた樹脂系のメディウムが
現在、ボロボロと剥がれていて
全国の社寺で、
その剥がれたメディウムを
全て膠に変えるという修復作業が行われているのだそうです。
ですから、アクリルで描かれたイコンは
30年は持たないと思います。
人吉ハリストス正教会のイコノスタスはアクリル画ですから、
30年経つとパリパリ剥がれてくると思います。
文化庁のメディウムでも、30年持ちませんでしたから
白石さんの普通のリキテックスでは、30年持てばいい方だと思います。
私は白石孝子さんに油絵でイコンを描かれたらと言ったこともありますが
油絵はなかなか乾かないので、アクリルにしたのだそうです。
もう少し、修復などの知識を
勉強されたらよかったのに、と思います。
ここは日本ですから、
イタリアやギリシャのイコンの画材では
長持ちはしませんし、カビが来ます。
人吉のイコノスタスの天使の金箔を100枚以上は貼りましたが、
「イタリアの金箔はね、こんなんじゃないのよ」と度々、
白石さんに言われましたが
ここは、日本です。
イタリアではありませんね。
あの天使のイコンは、ひどい仕事でした。
金箔を貼ったときに、白石さんの都合で取り上げられていきましたから、
私は天使を描きませんでしたが、
描かなくて本当によかったと思っています。
描く能力は、イコンを必要な人のために使う方が
私の生き方としては正しいと思っています。
感情だけでイコンを描くと
こんな大失敗がありますから、
ですから「画面から聖人たちが現れてくる」という表現をしたのではないかと思います。
画家の描くイコンではあるが、
画家個人の絵ではないわけです。
そのところを理解できていないと
高額なイコンを当たり前のように売ったり、
岡山県からイコンで美術の賞が欲しいと言い出すわけです。
「私は立派な仕事をしているんだから、
岡山県から賞をもらってもいいんだから」
と白石さんは公言していました。
みな、あきれて聞いていました。
そんなことになったら、
大反対が起こるだろうと思います。
私が描いてみて思うのは
イコンって、塗り絵みたいなもので
誰でも描けるように作られている
ということ。
でなければ、こんなに長い間伝わりはしません。
特別な絵だけど、特別な人でなくても描けるということ。
そんな絵を生活の糧に変えてはならない
と、
昔の人はよくわかっていたものだと思いました。
使う画材が違うだけで、
日本画家ならイコンは難なく描けるはずです。
それを「神父の娘の私が描くんだから特別なのよ」と白石さんは言っていましたから、
今後も、特別なイコンを描かれたらいいと思います。
イコンは特別な人でなくても
家庭で誰かを想って誰でも描ける絵です。
子どもたちの塗り絵でも構わないと思います。
私も家族の回復と、
お世話になったお医者さんや看護士さんたちを想って描きたいと思います。
15人の看護士が揃うのが楽しみです。
朝から、トールペイント用のオーバルプラークの小さなの15枚に
ジェッソを塗り、全部磨いて
そのうちの4枚がこれです。
前記のアナスタシアとはまた別の4枚を
午後3時くらいに病院に来て骨描きをし、
夕方6時までにはこれまで描いているので
イコンは描き慣れてしまえば
小さなものなら短時間で描けるのです。
この板のサイズは、160x120x12(mm) です。
今日の1日で描いたもの。
8人の看護士ですね。
この次には、光背の純金箔を貼り、
背景にゴールドフィンガーを塗ります。
私の場合は背景の色が決まると、
人物の色もわかりやすいので
背景を決めてしまいます。
これらアナスタシアを描いていると
看護士さんたちが、欲しいと言ってくださり、
こんなものでもよければ,
イコンが広く認知されていくのと、
どなたかの支えになるかもしれないので
私の幸いで、喜びになります。
30年前の文化財修復に使われた樹脂系のメディウムが
現在、ボロボロと剥がれていて
全国の社寺で、
その剥がれたメディウムを
全て膠に変えるという修復作業が行われているのだそうです。
ですから、アクリルで描かれたイコンは
30年は持たないと思います。
人吉ハリストス正教会のイコノスタスはアクリル画ですから、
30年経つとパリパリ剥がれてくると思います。
文化庁のメディウムでも、30年持ちませんでしたから
白石さんの普通のリキテックスでは、30年持てばいい方だと思います。
私は白石孝子さんに油絵でイコンを描かれたらと言ったこともありますが
油絵はなかなか乾かないので、アクリルにしたのだそうです。
もう少し、修復などの知識を
勉強されたらよかったのに、と思います。
ここは日本ですから、
イタリアやギリシャのイコンの画材では
長持ちはしませんし、カビが来ます。
人吉のイコノスタスの天使の金箔を100枚以上は貼りましたが、
「イタリアの金箔はね、こんなんじゃないのよ」と度々、
白石さんに言われましたが
ここは、日本です。
イタリアではありませんね。
あの天使のイコンは、ひどい仕事でした。
金箔を貼ったときに、白石さんの都合で取り上げられていきましたから、
私は天使を描きませんでしたが、
描かなくて本当によかったと思っています。
描く能力は、イコンを必要な人のために使う方が
私の生き方としては正しいと思っています。
感情だけでイコンを描くと
こんな大失敗がありますから、
ですから「画面から聖人たちが現れてくる」という表現をしたのではないかと思います。
画家の描くイコンではあるが、
画家個人の絵ではないわけです。
そのところを理解できていないと
高額なイコンを当たり前のように売ったり、
岡山県からイコンで美術の賞が欲しいと言い出すわけです。
「私は立派な仕事をしているんだから、
岡山県から賞をもらってもいいんだから」
と白石さんは公言していました。
みな、あきれて聞いていました。
そんなことになったら、
大反対が起こるだろうと思います。
私が描いてみて思うのは
イコンって、塗り絵みたいなもので
誰でも描けるように作られている
ということ。
でなければ、こんなに長い間伝わりはしません。
特別な絵だけど、特別な人でなくても描けるということ。
そんな絵を生活の糧に変えてはならない
と、
昔の人はよくわかっていたものだと思いました。
使う画材が違うだけで、
日本画家ならイコンは難なく描けるはずです。
それを「神父の娘の私が描くんだから特別なのよ」と白石さんは言っていましたから、
今後も、特別なイコンを描かれたらいいと思います。
イコンは特別な人でなくても
家庭で誰かを想って誰でも描ける絵です。
子どもたちの塗り絵でも構わないと思います。
私も家族の回復と、
お世話になったお医者さんや看護士さんたちを想って描きたいと思います。
15人の看護士が揃うのが楽しみです。