イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

ルカの日

2015年04月21日 | イコン
聖ルカの日は正教会では、4月22日なのだそうです。
カトリックは10月18日ですね。
私はどちらも心の中でお祝いします。

お手本のルカは、とても優しい顔をしています。
私はまだまだ、あんな顔は描けません。





このイコンのルカは、38歳くらいだそうです。
シリア人で肌の色は浅黒いから、
ルカはみな暗めの顔に描かれています。

さらに、描きこんでいきます。

色数は、たくさんはないし、
衣の描き方はみな同じで規則性があります。
あとは、どこまで深く描きこむか?なのですが、
イコンには人生経験の量や深さよりも
そのまま、
今の自分の心をダイレクトに描いた方がいいと私は思っています。

子どもたちでも、仏画やイコンを描いてみるといいのに、、、
と思っているのですが、
世界情勢を見ると、
ますます「宗教は怖い」になっているのが残念です。
いい加減なクリスチャンの私としては、
宗教は人類のもっとも大きな文化なのに
誤解されたら困ると思っています。
このままだと
宗教美術も残らなくなるのではないかと心配しています。
大切な遺跡が破壊されていくなんて、心が痛みます。


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カターニャを想って

2015年04月21日 | イコン
カターニャをNHKの番組で観たばかりです。

たくさんの方が亡くなられたと聞き
聖アガタは守ってくれなかったのかしら?

カターニャ市民の方々も、気持ちが重いと思います。

金箔貼っています。
数は多いですが、小さいので早いですよ。
純金箔1枚で、このサイズは3つ貼れます。
乾いたら、もう一度貼る二重貼りをします。



海の行方不明の方々が
早くみつかりますように。

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安心できる

2015年04月21日 | イコン
昨日は母の精神科のもの忘れ外来に行きました。

必ず、年に一度は伺い、
検査をしていただき
認知症の薬を調整してもらうのです。

毎年、同じ精神科の医師ではないのですが、
母のもの忘れ外来の精神科医たちは
どなたにお会いしても
安心して母を受診させられます。
また、検査員の方も精神科外来スタッフの方も
みなさん、信頼でき、
私は精神科に母を連れて行くことで
「また、ここにきたよ。一年間がんばったね!」と母に言っています。

先日のDr.倫太郎、
精神科医に感想をお聞きすると
「あんな先生もいるかもね~。
でも、私は恥ずかしくて、
氷持っては語れんよ~」と言われました。
精神科医も、人間だもん。
いろんなお医者さんがいますね。

私は一昨年、両親合わせて11回の手術があったことを話すと
「おかしくならんかった?
普通はおかしくなるんが当たり前よ」と言われました。
その言葉だけで、私も診察を受けた気分でしたよ。

先生に病室で描いているイコンをお見せすると
「描いている人に初めて会った!」とおっしゃいました。
こんな絵でも、何かお役に立つも、、、と思いました。

たくさんのイコンを同時進行で描いているのは、
病室にいたり、待合室にいたり、
また、真夜中に描いたりしているので
その時の状況で、
部分ごとに描けるようにしているからです。

今朝まで描いたもの。



ずーっと詰めて行きます。

同じものを描いていくのも、
ひとりの聖人の理解が深まります。
アナスタシアは同じ女性ですから。
ナイチンゲールの娘たちに差し上げます。

午前中に金箔を貼り、
午後、別のイコンを完成させます。
明日はルカの日ですもの。









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花時計