イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

絵描きの責任

2015年04月15日 | イコン
30年前の
日本画の先生たちの、
凄まじい女性関係、
モデルを画家同士で次々まわす、
という話を聞きましたが、

例の1万数千人と関係を持っていた
写真コレクターの元校長と
これらの日本画家たちとは
同じ60歳半ばくらいの男たちだなと思いました。

今、60歳後半から70歳前半の人たちの
様々な問題が表に出てきており、
認知症や他の病気というより
そのほとんどが若いときから
自分がしてきたことの表面化で
多くは社会的な地位を確立してきた人たちなのだそうです。

あの元校長も、日本画家たちも
自分の欲を満たすために
他者、それも弱者、女性を利用してきたわけですから、
家族や身近な人間はわかっているはずで
わかっていながらも家族でいるという
なんともたいへんなものだなと思いました。

日本画家たちのしてきたことは
今ならセクハラとして当然訴えることができます。
しかし、30年前ですから。

いくら、美しい日本画を描いていても
私は「汚い絵なんやな、あれは」と思いました。
もう、汚い絵にしか見えなくなりましたね。
前から、薄っぺらい絵だなと思ってはいましたが、
絵って、現れますね。
自分たちは、すばらしい芸術家だと
洗脳させて、モデルと関係するわけです。

私も、30年前なら憤りましたが、
「もう、爺さんですやん。
若い連中、わかってて相手にしないわ」と思いますし、
実際に私の身近にも、
どうしようもない岡山批判や若い作家を罵りまくるイコン画家夫婦がいましたし、
芸術家って、だから今でもバカにされるところがあるんだなと思いました。
サラリーマンなら、生活できませんもんねぇ。
こう言ったらどうなるか?
こう行動したら、社会はどう見るか?
すばらしい芸術家たちはわかってなかったみたいです。

「アホたれな芸術家たちは、
すでに爺さん婆さんだから
あとは介護生活だし、
家族がなんとかするやろし、
ほっといたらいいやん」と思っています。
若いときに自分がしてきたツケは
自分で払ってくださいな。

さて、頭のおかしな爺さん婆さんは
自分たちの欲、名誉ばかり追っていて
あんなのはどうでもいいですから、
私は私のことをしましょう。

私はキルトも徹底的に縫いましたが、
ひとつのことをするときには
とことんやってみて
自分の身につけてみてから
自分に合う合わないを判断していきます。

金ピカイコンが次々写真にアップされますが、
あれらは、神聖な聖なるイコンでも何でもなくて
ただの私の描きなぐった絵ですから、
そこのところ、間違えないでくださいな。

絵描きはきちんと絵を描くだけでよく、
聖なるイコンになるには
神父様の、成聖といって聖なるお祈りが必要ですし、
また、成聖していただいたイコンを手にする方のお祈りがあって
そうして初めて
私の描きなぐった絵は「イコン」になります。
私が習っていたイコン画家の白石孝子さんからは
「私は神父の娘なんだから、
私の描くイコンはすばらしくて、よく効くのよ」と
私たちは度々聞かされましたが、
そんなことはあるはずなく、
大間違いで、
その言い方はオウムや新興宗教の勧誘と全く同じですから
お気をつけください。
洗脳させて、モデルと関係する日本画家と全く同じ手口です。

神父の娘で正統なイコン画家が
イコン教室でシール金箔の独占販売をしたり、
黄金背景のはずが純金箔を使わずシール金箔ですから
正統なイコン画家と宣伝しているのに
いい加減なものだなと思いました。

イコン教室内から「詐欺ではないか?」という声も出ましたから
私がオリエント美術館に紹介しましたので
ニコライ堂にも確かめました。

イコン画家がきちんとしたイコンを教えないわけですから
イコンを習いたい方は
白石さんに描き方だけ習ってあとは独学か、
またはニコライ堂にイコンを習いたいと
お聞きになればいいのではないでしょうか?

私はメチャクチャな教え方をするイコン画家から習うのは
もううんざりしましたし、
「こんなのは絵じゃないわよ」という白石夫妻の罵りを聞くことがなくなり
本当にストレスがなくなりましたし、
日本画の基礎はイコンを描く基礎と全く同じでしたから
別に「神父の娘」から習う必要はないなと思いました。

白石孝子さんのイコンは
白石さん自身も「私のイコンは立派だから、高いのよ。
ギャラリーで買うと10万円はするんだから」とおっしゃってましたから
それを買われたらいいと思います。
私はバブリー感覚が抜けない見栄っ張りだろうか?と思いました。

私は自分の絵は描きたいように描きます。
ですから、今、徹底的に描いて
確かめて、自分の絵にしている最中です。

ルカは研修医にも渡します。
聖路加国際病院の名前は知っているのに
ルカを知らない若い医者が多いです。

被災地の医者にも渡るようにルカは描いていきます。





なぜ、こんなに大量に描けるかというと
このゴールドフィンガーが
後押ししてくれました。



イコンは黄金背景を作ることがネックでしたが、
光背に純金箔を貼り、
光背以外のバックに、このゴールドフィンガーを使うと
一度で金ピカになりますから、
アクリルのゴールドをぬらぬらと
時間かけて塗る必要はなくなりました。
背景など、さっさと描いて
主役の聖人に時間をかける方がいいのです。

1時間ほどで、これ、
ゴールドフィンガーは全部塗れました。
何にも技術は必要ありません。
塗りゃいいだけですから、これは誰でもできます。
レオナルド・キイさんの黄金テンペラの本に
ゴールドフィンガーが紹介されていましたので使ってみました。
ゴールドフィンガーで黄金背景は助かりました。



絵描きは絵をしっかり描いて
これを手にする人が
イコンにしていけばいいだけです。

絵、そのものの責任は絵描きにあります。

これらの私の描きなぐりは
東北の教会に送り、
神父様に成聖していただいて初めてイコンとなり
必要な方にお渡しします。

イコンは絵を描ける人間が描けばいいだけです。
特別なイコン画家など、全く必要はないです。
特別なイコン画家は教会の管理下で描くべきであって、
私みたいな絵を描く人間は
描きたいように描いた絵が
結果的にイコンになれば幸いなだけです。

白石孝子さんは神父の娘ですから、
教会の管理下でイコンを描いたり教えたりなされば
いいのではないでしょうか。
ご自分でも「私は特別なすばらしい画家なのよ」とおっしゃってましたから。
私はそれが気持ち悪くて奇妙で仕方ありませんでした。
普通、自分で言いませんから。
この人は、頭おかしいなと思いました。
吐き気がしたのでイコン教室は辞めました。
白石さんは何度言っても聞かず、
母の聖人を間違えて描いてよこしましたから、
本当におかしかったのです。
正統なイコン画家が、聖人を間違えて描いて母に渡してきました。

白石さんの娘さんにも、
ニコライ堂にも
柳井原教会にも
おかしいですよ、と言ってあります。

正直言いますと
「神父の娘がイコンに色をつけて、
高額で売って、どないすんねん!
しかも、母の聖人、間違えやがって!
神父の娘のくせに、岡山を罵りやがって!」というところです。

宗教のパワハラ、
芸術家のパワハラ、
お気をつけください。
みな、同じ人間ですからね。

あんな奇妙な頭のおかしい「芸術家」に関わる時間は
絵を描く時間がなくなるので
もう、うんざりだなと思いました。
私はイコンを描きますけど
イコン画家には、なりたくありませんね!

イコンは描きたい人が描いて
伝えていけばいいんだと思いました。

私は自分で描きたいものだけ描いていきます。
それが誰かのお役に立てば、それだけで幸い。
絵を描く能力をもらった意味がありますね。














  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花時計