イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

画材を知る

2021年07月11日 | イコン
久しぶりに画材の研究者と話し、とても楽しかったです。

日本画家で仏画も描いて、寺の御堂にも描いていた祖母が
「宗教画ってのは、描ける人間が描いたらいい」とよく話していたそうで、
普通の絵を描いている画家が、宗教画を描いたらいいそうです。
実際に祖母はそうでした。

祖母は秋田系の日本画家に習っていて、
寺崎広業の弟子の稲田吾山が師でした。
広業と親しかった鏑木清方にも、可愛がってもらったそうです。

関東大震災の後、
祖母や若い日本画家たちは、
白描の観音様とか、薬師如来をたくさん描いて、
震災で苦しむ方々に配ったそうです。
祖母が亡くなった後、
その時に配った白描画の観音様の絵を持って、訪ねてきた方がいて、
その方のお母様が、関東大震災で両親を亡くし、
祖母から観音様の絵をもらい、大切に持っていたそうです。

私は、こういうのが本当の宗教画だと思っていたので、
オリエント美術館に赤磐のイコン画家を紹介しましたが、
金箔の独占販売はするし(これは警察に言いに行った生徒がいました)
人吉ハリストス正教会のイコノスタスで、顔料を粉のままアクリル絵具にぶっこむし、
画材の知識が全くなく、
「私は札幌ハリストス正教会の神父の娘なんだから、
岡山の人は私を敬わないといけない」という頭のおかしなことを言うし、
私はさっさと毎日新聞社のイコン教室は辞めてしまいました。
他のイコン教室の生徒から、
「あの先生、自分は正統なイコン画家だと言っているけど、画材のことをあまりにも知らないから、本当に日本正教会のイコン画家なのか?
ニコライ堂に確かめてほしい」と要望があり、
ニコライ堂、毎日新聞社、オリエント美術館に
イコン画家の奇妙さを知らせました。
ニコライ堂からは「イコン教室は赤磐のイコン画家がしているだけで、日本正教会とは関係がない」という返事でした。
札幌ハリストス正教会の神父の娘というだけであり、
ただの一信徒で、教会とは無関係なのです。

正教会の教えに「イコンを生活の糧にしてはならない」という教えがありますが、
赤磐のイコン画家は教室の中でも、生徒たちに「イコンは金になると思ったから描き始めた」と何度も話していて、
全く正教会とは関係なく、イコンを習いたかった生徒からも
「神父の娘のはずなのに、教えを無視してイコンを高額で販売しているのは、どういうことか?」と聞かれましたから、
徳島の小川公神父様に問い合わせたら
「生活の糧として描いているのでしょう」というお返事がきました。

柳井原ハリストス正教会でも、教室の生徒が撮影に来た時に
女は上がってはならぬ、と厳しく言われている祭壇に
赤磐のイコン画家は
「誰も見てないから上がって撮影したらいいわよ。私がいいって言うんだから、上がりなさい」
と言うではないですか!
札幌ハリストス正教会の神父の父親にも、誰も見てない時は上がっていいと言われていたんでしょうね。
誰も見ていないって⁉︎
神様が見ているのを知らないのでしょうか⁉︎

私は、この人は宗教画家ではない!と思いましたから、
さっさと離れようと思いました。
撮影していた生徒さんも「上がったらダメでしょう」と、よくわかっていました。

あれは、宗教画家ではなく、札幌ハリストス正教会の神父だった父親のように、
敬われたい欲望が先に出ていたんだなと思います。
「岡山の文化賞を私たち夫婦によこしなさい」とギャラリーを言い歩くのも見ましたし、
ギャラリーの人たちもよくわかっていて、相手にはしなかったです。

祖母が話していた
「宗教画ってのは、描ける人間が描いたらいい」とか、
正教会の教えに「イコンを生活の糧にしてはならない」という教えがあるのは
画家個人の私欲で宗教画を利用されないように、
という意味だと思います。
赤磐のイコン画家は、欲深だった。
彼女が目の前で私に金銭を払ったのを見たのは、コーヒー代350円だけで、
後の現金は私や生徒が払ってましたから、
それだけでも、ケチな現実をわかってない人だった。
若い作家を夫婦していじめ抜き、いじめをした人の晩年の惨めなこと。
赤磐のイコン画家を、とても宗教画家とは思えないし、
画家としては認められない。
岡山県民をいじめる主婦の塗り絵でいいんじゃないですか?
あれをニコライ堂に知らせなかったら、
岡山のオウムになっていたかもしれません。
警察に言いに行った人もいましたし、
宗教を利用して、自分たちを敬えだなんて、とんでもない!
人吉ハリストス正教会のイコノスタスは、
岡山の作家を罵りながら描いた絵です。制作過程で私たちは罵られた。
イコン研究者もボロクソに言う理由がわかるじゃないですか。

仏画家や社寺の娘や息子で、ああいう奇妙な人に会ったことがないので、イコン画家は気持ち悪いと岡山の人は思っている人も多いのです。
宗教画家が住んでいる岡山を馬鹿にしていたわけですから。 
夫と一緒に岡山県民に心理的虐待をしていたイコン画家です。

私は祖母の言う通り、
「宗教画は描ける人間が描いたらいい」
と思っていますので、
描けることを役立てようと思っています。
林司馬先生も
「画家しか宗教画は描けへんのよ」とおっしゃってましたね。
つまり、画材を知る画家しか、後に残る宗教画は描けないということです。

画材の研究者、また、東京でお会いしましょう!






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