イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

寝たきりの人の防災

2021年07月10日 | 在宅介護
母89歳、寝たきりの訪問看護士さんから、
寝たきりの人が家にいて、
現在みたいな豪雨の時に、
寝ている家が、
冠水、浸水しだした時にどうするか?教わりました。

寝たきりの人のベットは
ほとんどが電動ベッドですから、
電気が止まる前に、
電動ベッドを最大の高さに上げておきます。

電気はいつ切れるか、わからないので、
凄まじい豪雨だと思った時点で
最大の高さに上げておいた方がいいかもしれません。

それから、
ベッドの背中を起こして、
寝たきりの要介護者が座る体勢にします。
浸水は呼吸確保がいちばんだから、
ベッドが高く、座ることで口の位置も高くなります。

ライフジャケットは?と聞いたら、
ぷかぷか浮くし、力のない要介護者はずり落ちるので、
かえって危ないそうです。
とにかく、
口や顔が水に浸からないことを優先する。

介護者もベッドに上がり、要介護者を支えます。
介護する人はライフジャケットを着てもいいように思います。
ライフジャケットは、
ベスト型でなく、腰まわりにつけるタイプがいいかもしれません。
腰まわりタイプは腕下、胸周りにもつけられます。
介護者がライフジャケットをつけて、要介護を支える。

もし、我が家がこんな浸水となれば、我が家より低い岡山の駅前の繁華街は
すでに3mの浸水となっているそうですから、大変な災害なのですが、
毎日、少しずつ
頭の中でシュミレーションをしていたところ、
看護士さんから、
電動ベッドを使った防災の話を聞きました。

少しでも、生き延びる知恵はつけておきたいですね。
介護をされている皆様方、どうぞ、お気をつけて。
ちょっとしたことで、生き残れます。


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