イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

せん妄始まる

2021年12月14日 | 在宅介護
要介護の母89歳の
全く寝たきり介護が、
この12月末で1年になります。
介護生活も来年で15年です。

2015年に父を在宅で看取りましたので、
亡くなる経過を知っています。

今は、
母のせん妄が始まり、昼夜がなくなりました。
夜でも、勝手に喋ってます。

私が、なぜ在宅介護をしているか?というと、
この昼夜関係ないせん妄が現れると、
普通の施設の大部屋や病院の大部屋では、みてくれないからです。
看護士や職員、他の患者の妨げとなるので、
大抵、高齢者専門の精神科病院に入るよう勧められます。
母のは、怒鳴ったりしない穏やかなせん妄ですが、
それでも昼夜ない、というのは
施設や病院からしたら困るので、
精神科病院の施設に入るよう言われると思います。

父の場合は、夜中に叫び出したので、精神科病院への転院は
当たり前だろうとは思いましたが、
その病院が、すごく遠い場所にあり、
いざという時に、母を連れて行けないかもしれないと考えて、
在宅で最期をみました。

介護を知らない人は、家族が
施設か病院で亡くなると考えていますが、
その施設や病院が自分の希望でないことがたくさんあります。
そのおかげで後悔している人に、たくさん会いました。
私に「あの時こうすればよかった」と言う人にたくさん会いました。
私は全て
「今頃、何言ってんだよ?
死んでからじゃ遅いわ」
と思いながら聞いています。
死人に口なしですし、
死んでからじゃ、
なんとでも勝手に言えます。

幸い母のせん妄は穏やかで
話す内容も楽しい希望のある話ばかりです。
隣で寝ていても、
睡眠の妨げにはならない程度です。

せん妄中でも、
辞めろ‼️とか否定すると、
ますますひどくなったりするそうですから、
私は否定せずに、相槌を打って
母の話を聞いています。
様々な話が聞けて、
謎が解明したりしています。
母の話は、おもしろいですよ。



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