あかしあの 小舟を捨てよ ただ今を つとめむとする 己にぞ乗れ
*今日はまた短歌です。やはり短歌の方が、わたしの友人たちの力が出るようですね。
アカシアの小舟を捨てなさい。ただ今の自分を務めようとする、自分自身を舟にして、乗りなさい。
意味は深く説明せずともわかるような、明らかな真実を詠った歌ですね。
アカシアの小舟という言葉は、実はアカシックレコードという言葉を意識しています。知っている人はたくさんいるでしょう。宇宙の誕生から起こってきたすべての現象に関する記憶が記録されているというものです。オカルト好きにはよく話題にされるものだが、実際にはこういうものは、存在しません。ありません。本当です。
ウィキペディアみたいなものはありますがね、それは人間存在やそれよりも高い存在が記憶していることを、霊界的手段で皆が共有できるというものです。別に大変なものではない。図書館のようなものです。だれでも利用できます。
エドガー・ケイシーなどが有名ですがね、あれは、霊界にいる人間ならだれでも知ることができる情報を、彼を通して霊界にいる誰かが言っただけのことです。ケイシー本人は、ほとんど何もやっていないのですよ。本当は彼は、靴職人くらいしかできない霊魂なのです。そういう人物に救いを求めても、あまりいいことはありません。高いことなど何も知らないからです。
要するに、そういう不細工なものは相手にせずに、本当の自分を意識して、自分を生きなさいということです。前世のことなど知っても、あまり役には立ちませんよ。むしろ、知らないほうがいいことの方が多い。馬鹿な嘘を教え込まれて、馬鹿な人間にいいように利用されてしまうようなことも起こりかねない。前世というものに興味を持つ人は多いが、よほど自分に力がない限り、手を出さないほうがよい。
巷にいる胡散臭い霊能者や占い師、超能力者などというものには、近づかないほうがよろしい。すべて、嘘です。そんなことを仕事にしている者は、まっとうな者ではありません。
この世界にいる人間は、肉体を持つという制限を受けて、生きねばならないのです。それでなければわからないことを経験し、学ばねばならないのです。霊的世界の真実に学ぶことは、大変重要なことだが、馬鹿みたいな方法でそれをやることはいけません。嘘くさい他人の感覚に頼るよりは、自分自身の本当の感覚を育てなさい。人間の感性というのは、伸びていけば大変高いことを感じることもできる。その感覚でわかる真実しか、信じてはいけません。
その自分の真実の力を信じて、その力を育て、自分を生きていきなさい。正しく生きていける強く高い自分に、自分を育てていきなさい。そういう自分こそが、自分の乗るべき舟なのです。
自分に乗れとは、そういうことです。
過去を知ることには重要な意味もあるが、人間の未来を創っていくのはいつも、今の自分なのだ。過去を土台にして、自分を生きていこうとする自分が、自分の未来を創っていく。
占いなどが教える世界に、本当の未来はありません。