たかぶりの うてなに住みて あまつ空 星だにふるる きはとおもへり
*今芸能界には転落の風が吹き始めているらしい。そういう情報が今わたしたちの元にも届いています。
昨日までスターだった人が、とんでもないところに落ちて、とてもつらい仕事をさせられているらしい。この項を書いているのは12月の2日です。こう書くと、あああのことかと思い当たるかもしれませんね。
人から盗んだ美貌と徳分で、空の星にも触れられるかと思うほど高いところにいた。目立つところでかなりいい思いをしていた。それがある日突然、風も吹かないのに倒れ、気が付くと恐ろしく深い闇にいた。
人を落とそうとした地獄に、自分が落ちたのです。
法則は必ず果たさねばならない約束だ。そう言うことになる人は、これからもたくさん出てくるでしょう。無知ほど怖いものはない。馬鹿なことをやれば田舎の美人くらい軽く落とせるものと思い、ゲーム感覚でやっていた。それがこんな形で自分に返ってくるとはひとかけらも思っていなかったろう。
凡庸というのは罪です。この世界の仕組みについて無知でありすぎることが、あらゆる不幸の原因であるということに、そろそろ人は気付かねばなりません。
勉強を馬鹿にしてきたからこうなった。不良を気取ってね、ツッパリがかっこいいなんて漫画を読みながら、ガキが肩を怒らせて世間を歩いていた。それがいかにみっともないことだったか、馬鹿もようやくわかりはじめてきたようだ。
結局は、真面目に勉強してきた人が、最後には勝つのです。
「うてな」とか「きは」はわかりますね。知っておかねばおかしい古語ですから解説しません。本当に勉強は大事ですよ。遊ぶ時間をもっと減らして勉強しなければなりません。いつまでもこうしてわたしたちがサービスしてくれると思ったら大間違いです。
今はこういう時代ですから、わたしたちも知識を大放出している。これが全部タダなんですよ。タダほどこわいものはない。
恐ろしく高いものを、ただで食ったことが、後にどういう反動になって返ってくると思っているのですか。