信州上田の・・・六文銭の写真帳
中山道34番「奈良井宿」・・・よく保全された宿場町です。日本でも北国街道の海野宿、中山道の妻籠宿、馬篭宿と並んで希少な近世の宿場の雰囲気を伝える街。観光客は多いのですが、それなりに喧噪、猥雑さは感じることのない落ち着いた雰囲気です。
1966年開店という漆器、木製品の店「花筏」・・・
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奈良井宿は平沢間の宿、藪原宿と並んで木曽の名木を使った木工品、曲げ物、木地師。塗師、櫛を古くから生産してきたきた里です。
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奈良井宿は平沢間の宿、藪原宿と並んで木曽の名木を使った木工品、曲げ物、木地師。塗師、櫛を古くから生産してきたきた里です。
★「お六櫛」・・・です。発祥は御嶽山の六根清浄、お六という妻籠宿の娘の話し・・・諸説あります。妻籠宿でカンバ科のミネバリの木を使って作られてきましたが、原材が枯渇して衰退、ミネバリの木の豊富な藪原の某が製法を習得して藪原宿の特産品に。奈良井宿でもお六櫛を塗櫛、蒔絵櫛などに進化させて産業にしました。街道を往来する女性が挙って買い求めたといいます。
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※撮影日は11月26日、
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