「父は仕事が忙しく、休日は疲れているのか、
よく寝ていました。
ところが、2か月前から休日の夕飯を
調理してくれるようになりました。
キッチンに立つ父の姿を初めて見た時には、
『明日は大雪が降るのではないか』と
思うほど、驚きました。
父は買い物に行き、献立を考え……(中略)
家族が笑顔で食べている姿を見て満足そうな表情です。
これからも父の手料理に期待しています」
新聞に載った、この中学生の投稿が何とも微笑ましく、
ほのぼのとした気持ちにさせられた。
子供はこの中学生と妹の2人のようだから、
父親は40歳代だろうか。
2か月前、何がこの父親を突き動かしたのだろうか。
数日前の同じ新聞には『モラハラ夫』の特集が組んであった。
中年以降の男性には、
「仕事優先。家庭は二の次」「炊事、洗濯、それに育児は女の仕事」
といった未だに一昔前の男尊女卑の思いが残っているという。
かく言う僕にも、そんな思いがいくらか残っているのは否めない。
それでも、随分〝改心〟し、配膳、食後の食器洗い・片づけといった
ことなど〝妻の領域〟を手伝うようになっている。
ただ、料理を作るまでにはまだまだ届かない。
たまにスクランブルエッグを作ってみるが、
焦げ付いたり、ポロポロになったりで、後片付けに手こずる始末だ。
チキンライス風なものに挑戦してみたが、
ごはんがぺちゃぺちゃと柔らかく、うまくない。
せいぜい、まあまあと言えるのはインスタントラーメンだろうか。
あの中学生の投稿を読み、あのお父さんは
どうやって料理を覚えたのだろうかと思う。
こっそり料理教室に通ったのではあるまいか。
実際、定年後奥さんに先立たれ料理教室に通った知人がいる。
「男子厨房に入るべからず」
そんなことに胸を張る時代ではなくなったのは確かだ。
いつも為になるブログをありがとうございます。
我が家に独身息子がおります。別に住んでますので必然的に自炊、、上達してるようです、、良いことですが、、ずうっとこのままなのかな!?
選択はそれぞれ。
いつもありがとうございます。
僕の大学生の孫息子も一人暮らしを始めたのですが、あまり自炊していないようです。週の2、3日は実家に戻っているようですし、料理上手な友人の家で過ごしたりしていますね。時には、私どものところに食事に来ます。それはそれで嬉しいのですがね。