Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

『鬼滅の刃』って、何な

2020年10月27日 09時07分39秒 | まち歩き
       
「こん頃、『鬼滅の刃』、『鬼滅の刃』って、よく聞くばってん、いったい何な」
「ああ、ありゃ漫画やろうもん。これが映画になって、えろう人気があるらしかな」
「何な、漫画かいな。しょもなか。子どもが見るもんやろ」
「そいがさ、若いもんだけじゃなかとらしか。
結構なおじさん、おばさんにも人気があるらしかばい」
「ほー、どがん漫画やろか」
「あっ、いかんいかん。今時は漫画って言わんごたる。アニメとか言うらしかぞ」
「そうかい。アニメね。孫たちに笑われんごと、ちょっと調べとったがよかかもな」
「そうやね。ちょっとネットで見とこうかいな」

以下、検索したものの概略──。
◆舞台は大正時代の日本。主人公の竃門炭治郎(かまど たんじろう)は、
 亡き父親の代わりに家族の大黒柱となり、炭を売りながら生計を立てていた。
 ある日、炭治郎が町へ炭を売りに行き家に戻ると、家族は無残にも「鬼」に惨殺されていた。
 そして、唯一生き残っていた妹の禰豆子(ねずこ)は、鬼に変容してしまっていた。
 炭治郎は、禰豆子を人間に戻すため、また家族を殺した鬼に復讐するため
 鬼狩りへの道へと進むダーク・ファンタジー。
◆作者=吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)。本名だそうだ。
 性別もはっきりしていないが、どうやら女性。福岡県の人だという。
◆『週刊少年ジャンプ』で2016年11月号から2020年24号まで連載された。
 全205巻。シリーズ累計発行部数は発売時点で単行本22巻・1億部を突破した。
◆2019年4月~9月まで全26話がテレビアニメ化されている。
◆10月16日から劇場版『鬼滅の刃』無限列車が公開され、
 10日間で興行収入が100億円を突破(約107億5000万円)した。
 日本で上映された映画の中で最も早い記録。
           
   「ざっとまあ、こんなことらしか」
   「なるほどな。だが、こいだけじゃ、なんで人気があるんか分らんな」
   「ネットでは、いろんな人が人気の理由をいろいろ語っとっとやけど、
   家族愛、家族の絆、そいから主要な登場人物が次々死ぬもんだから、
   その悲しさ、切なさみたいなものに感動するらしか」
   「映画館では客がぼろぼろ泣きようらしかな。
   ばってん、読んだり、聞いたりしただけじゃ、よう分からん」
   「そうたい。こがんもんは、自分の目で見て、感じらんばね」
   「本を読んだことも、テレビや映画を見たこつもなかもんが、
   ああだ、こうだ言うてもいかんやろうね」
   「そいじゃ、映画見に行ってみるかね」
   「今はまだ多かろうけん、もうちょっとしてから行ってみるか」


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1 コメント

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人は誰でも、その内に鬼がいる (ダム)
2020-10-27 09:30:33
まぁ初めてコメントするがネ(^^)/
鬼滅の刃について書いとらっせるのもええけど、九州弁(博多弁でしょうか?)で記されてるの見て、尾張知多弁がうずいたんだがっ(^^)

まぁなにィ、Toshiさんも言うとらっせるけんど、ワシは「鬼狩り=人の悩み苦しみを狩る」ところがエエ思うとるヨ。
炭次郎くんは、鬼=敵を切るばっかじゃねぇの。鬼殺隊の中で唯一、彼だけが鬼に手を差し伸べるノ。

鬼は始めから、好きで鬼になったわけじゃなく、それぞれにやむにやまれぬ「ゆくたて」で鬼になっとる。
それを、彼は「ハナが利く」ことによって、生来の優しさでもって、寄り添おうとするんだわネ。

ワシはそこに、本当の人の情を重ね合わせ、自分もこうあらねばっ!と思うとる。

あと、ワシは作者の行く末を勝手に心配しとるンダワ。だって、なんだかんだと売れすぎ儲かりすぎでしょォ。
吾峠呼世晴さんが今後、経済的自由を得て、ますますのご発展と幸いを祈るばかりなんだワネ。

これからもちょくちょく、お邪魔するでよろしぅ(^^)/
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